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先生はう~ん、う~んと首をかしげながら

出た言葉は、耳を疑うものでした。

 

あなた、C型肝炎じゃありませんよ

 

私、唖然。「は?」と聞き返し、はっきり言いました。

 

いえ、私、C型肝炎ですけど?

 

先生が再度

 

いいえ、C型肝炎じゃありません

99.9%あり得ません!

もし信じられないなら、よそでもう一度

検査してみてください。

 

ガーンガーンガーンガーンガーン

私、ボーゼン。言葉が出ない。

人間、こういう時、うれしいとか、そういう感情になれないんですね。

ただひたすら、ボーゼンなんです。

 

先生は『う~ん検査の時に同じ名前がいて間違えたのかなぁ』などと

言ってましたが、結婚前の私の苗字はそんなにポピュラーではないので

名前間違えはないと思う…

 

その日、病院の結果を母と一緒に聞きにきていて

待合室で母は私のガクゼンとした顔を見て

『あ~治療ができないって言われたんだ』と思ったみたいです。

 

なので、先生の話をしたら

『良かったじゃない!!』と喜んでくれたんですが、

とにかく私はその日一日

ただただボーゼンとしてました。

私、C型肝炎じゃなかったんだ!ヤッター!!と思えるまでには

少し時間がかかったと思います。

 

 

この一連の話をすると、友達は

『そんなの最初の病院のミスじゃん!訴えたら良かったのに』

 

と言いますが、もういいです。とにかく私は今まだ生きているので。

いや…でもさ、私のあの1年返してよ!とは言いたい。

あの未来を夢見た瞬間、気分が一瞬で落ち込むあの1年間を…

もういいんですけれどね。

家の近くにあるので、よく前を車で通るのですが

どんな病気になったとしても、二度と行くものか!と誓っています。

 

※今はC型肝炎も薬物で完治する可能性がかなり高くなったと聞きます。

本当に良い時代になりました。ちなみに私は妊娠した際に、

病院でC型肝炎の検査を受けました。やはり…陰性でしたにっこりにっこり