あなたは
問題行動のある社員との面接で
イニシアチブを持っていかれていませんか?
前回ご紹介した「事例」を使い、
今回は面接の仕方について紹介したいと思います
【事例】
・2年前からある社員の問題行動に対して上司や人事部が手を焼いていた。
・産業医に何とかしてほしいということで相談。
・その社員は、メンタル不調になってから自分の感情をコントロール出来ず、
周りの社員や取引先とも激しい口論になってしまうことがしばしばあった。
・そのようなトラブルが数カ月前から徐々に増えており、休ませたほうが良いのか、
それともそのまま腫れ物にさわるような感じで病状が落ち着くまで待ったほうが
よいのか、上司や人事部が悩んでいる状態。
前回も記載しましたが、重要なのは、
病気が不安定であれ、
社会通念上、社会人としてのルールは守る必要があり、
上司も人事部も本人に守らせることが責務
(詳細はこちらの記事参照:問題行動社員へ対応する際の心構え!)
だから
このスタンスを崩さずに面接をしていくことが鉄則です
1ステップ:信頼関係の構築
お互いに理解を推し進め、その社員の業務や行動、努力を褒める
【褒める内容】:幅広く聴く
・社員の行う業務内容や社歴
・楽しいことや辛いこと
・プライベートのこと
【魔法の言葉】
・「◯◯さん、それはすごいですね!
どうやっているのですか?」
→褒めることで親密に
いろいろなことを話してくれます。
2ステップ:悩みに対してポジティブなソリューションで
返す・気づかせる
褒めて信頼関係が構築されてきたら、
まず、その社員が抱えているリスクを評価しましょう
【リスク評価】
・ストレスは複数あることが多いので、重なり合っているものはどれなのか紐を解いていく
【気づきの機会】
・病気のせいではなく、感情のコントロールの問題であることに気づいてもらう
・組織のルールを守ることは、自分のためにも会社のためにも大切であることを理解してもらう
【トレーニング】
・組織のルールを守ることを1つずつ練習する
・家族との関係をどうしたらよいのか、取引先との関係をどうしたらよいのか、同僚や上司とどのように関係を築いたらよいのか
3ステップ:自分が変われば、楽しく働くことが
出来ることを約束する
面接を重ねていくと良好な関係が築け、その社員が問題点を修正し、
意欲的に業務遂行することができるようになります
【定期的な面接の実施】
・1つずつ毎回話し合う
・やれることを粛々とその社員が自ら取り組む
・トレーニングにより、感情のコントロールが出来るようになり、家族や同僚、上司とも良好な関係を築けるようになる
どうでしたか?
本人が変わりたい、
周囲もサポートしたいという環境であれば、
このような面接の方法により、
問題行動のある社員の「行動を変える」ことができるのです
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