「マジか」
別に嘘だと疑っているのではなく、驚嘆の思いを表現している。
ブログの話。
漫画や小説の記事を書くブログ、ラーメンやお弁当の写真などは、単純に好きだから興味があるから役に立つから読んでいる。
猫やペットはただもうひたすら愛でるため!
そうではなく
(わたしには異次元レベルの)長距離を自転車で走破する人
毎日欠かさず運動し続けている人(しかもハード)
プロの料理人でもないのに手間のかかったおいしそうな料理を美しく食卓に並べている人
テレビ越しだとほとんどファンタジーのような距離感で「別世界の住人なのね」と思うそんな人たちが、このブログの世界にもいる。
ふつーにいる。
ふつーの日常としてブログを書いている。
……マジか。
趣味嗜好が違う人たちのブログ記事を読み続けているのは、この思いが褪せないからだ。
テレビ越しどころか顔も名前もネット上で加工され隠されているのに、ブログは生の人間の気配がする。真実味がある。凄みがある。なぜかわたしにはそう感じる。
正直、わたしは一生ボクシングしないと思う。
自転車はママチャリだと思う。
糖質制限なんてできっこない。(チャレンジする前に心折れてる。だってラーメンは糖質じゃない?)
わたしとは違うなあ。
わたしとは違う人生が、ふつーにあることに感動する。
一方で。
ブログで語られる、トンデモな人たち
鈍感をこえて神経が通ってないんじゃないの?と思うような夫
みのもんたの思いっきりテレビの電話相談を彷彿とさせる根性悪な姑
沸いてるのか煮えてるのか脳みそ虫なのかってママ友やら同僚やら
マジか。
そんな奴、いるんだ……
これまた驚嘆の思いで読んでいる。
人間関係がミジンコなわたしにとって、トンデモな人たちっていうのはファンタジーに近い。
人と会わないし喋らないから悪人にも変人にもメイワクな人にも出会わないし、付き合いもない。
理解不能な人に接する機会がないので、そんな創作物に出てくるようなスゴイ人がリアルに存在していることにおののいている。
そりゃ、いなけりゃ「おもいッきりテレビ生電話」のコーナーが成立しない。
(だいぶ昔のテレビ番組のワンコーナーの話。みのもんたが「奥さん」の悩みを聞く。内容は嫁姑問題やし借金や夫の横暴や子育ての苦悩など)
あの電話で相談していた「奥さん」は、今、ブログを書いてるのかも。
リアルで知り合いも友人も(皆無ではないがほぼ)いないので、ブログを読むことで(脳内で「そうなんだー」と相槌をうち)擬似的に人間関係を体験している。
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