天冥の標 青葉よ豊かなれ 小川一水 ネタバレなし感想 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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10年17冊に及び、物語世界では一瞬から億光年のときが流れた。

物理法則や科学知識は著者オリジナルなのか、現実にある用語なのか。
言葉に惑わされ、数字に目を眩まされ、ただついていった。

どこに連れていかれるのか。
どこに向かっているのか。

深淵で深遠な道のりは、奇怪なほど現実に似ている。

この奇妙な物語は、億光年も遠い物語は、展開したわたしたちの物語なのだ。
今ここにあり、昨日も明日もある。

忌避したり、差別したりされたり、憎んだり怨んだり、愛したり嫉妬したり。
絶望の縁に指をかけ、陥りそうになりながら、細い光明を見出していく。



青葉よ、ゆたかなれ。



それは祈りなのかもしれない。


違いがあるからこそ諍いがおき、違うからこそ素晴らしい。


多様性の混沌で悲劇や苦痛が消えることはないけれど、単一になって他者の存在しない孤独のなんと退屈なことか。

敗北と失敗があるからこそ歓喜が激しく燃えあがる。


個のみの益など存在しない。
情けは人の為ならず。



わたしたちは、たしかに他者の幸福によって自らも幸福になるのだ。

他が存在するからこそわたしという存在を発見できるのだ。

善意も悪意も向かう対象があるからこそ。
ひとりの時間が楽しいのは、離れたどこかに誰かがいるからなのだ。


わたしという一葉と、あなたという一葉と、さらにたくさんの葉が茂り、大樹と若木と新芽が萌えたつように。倒れた老木から新緑が萌えたつように。



小川一水の本の感想

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