24時間テレビを見ていたのは子どもの頃 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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24時間テレビ見た? ブログネタ:24時間テレビ見た? 参加中

私は見てない派!


加山雄三がサライ作った年は見てた。
その頃は 24時間起きているのがスゴイ!と思っていて、わたしも徹夜しよう!!って決意。
でも通常8時か9時には就寝していた良い子だったので、あえなく寝落ち。
そういう素直な子どもだった。

当時も番組内容はおもしろいと思って見ていたわけではないような気がする。
でも、老人ホームに介護用のお風呂をプレゼントして、ゆったりと湯に浸かるおばあさんが喜んでいるのを見るのは悪くない気分だった。
小銭を貯めた瓶を持っていった甲斐があったと思った。自分が募金したあの瓶が、おばあさんを喜ばす助けになっている気がした。


設備の足りない病院や施設に、全国のひとたちの善意の募金が届けられる。
それで盲導犬育成や車椅子を購入する資金ができる。
とてもシンプルでわかりやすかった。
その頃は目的が具体的ではっきりしていた。

いつの間に、何のためかわからない番組になっていったのだろう?

マラソンが恒例になって、わたしは見るのをやめた。小銭も貯めなくなった。
街頭募金の箱にお金をいれなくなった。


わたしはもう素直な子どもではなくなっていた。


チャリティーと言いつつスポンサーはCMを流す。
チャリティーと言いつつ芸能人はギャラを受け取る。
テレビ局は莫大な収益を上げる。

善良な子どもは僅かなお小遣いを募金し、ボランティアは無償で炎天下に立っているのに。

日本ユニセフ(アグネスチャンが広告塔)がユニセフ(黒柳徹子が親善大使)とはまったくの別物で、やっていることは集めたお金からマージンを抜いてユニセフに減らしたお金を渡すだけ、と知った。

街頭募金の多くが詐欺団体と知った。


善意を食い物にする存在がいかにこの世にはびこっているか。
悪人は本物の善人より善人そうな顔をしている。

もちろん、本物の善人はいるだろう。ちゃんとした団体も。

それらを見分けるのは難しい。
福祉や善行をしたいと思う気持ちは尊いけれど、正しく届けなければ意味がない。

誰に届けたいのか。
どうなってほしいのか?

漫然とイイコトをした、という気分になるだけでなく、しっかりと考えて行動したい。



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