もし地震がおきたらどうするか?
何の準備もしていない、心構えもない状況で災害は襲ってくる。
そんなとき、どう行動したら良いのか・・・?
大都市に大型地震。
そこには地方からコンサートに来た女の子も、コミケ(コミックマーケットの略。同人誌即売会ともいう)に来たオタクも就職活動してる学生も・・・とにかくいろんなひとがいる。
日本語が話せない観光旅行に来た外国人旅行者だっているし、散歩してる老人や、ホームレス、親とはぐれた子ども、妊婦、持病のあるひと・・・
まさか、大型地震に遭うなんて思ってもいなかった人たち。
地震に備えて自宅に災害用のリュックや備蓄ボックスを用意しているひとだって、実際に地震がおきたときに自宅にいるとは限らない。
めったに行かない土地勘のないところで財布ひとつ持たないまま地震にあってしまうかもしれない。
東海大地震はいつ起きてもおかしくないといわれている。
このマンガの舞台は東京だけど、名古屋でだって似たようなものだろう。
都会での災害は崩壊した建物も怖ろしいけれど、膨大な数の人間(自分もそこに含まれるわけだけど)が怖ろしい。
パニックになったり付和雷同したりデマを信じ込んだり・・・
追い詰められたとき、いったいどれだけのひとが良識的な行動をとれるだろう。
恐怖や空腹や不安や痛みは理性のたがを外すかもしれない。
追記:
後半はかなり「レイプ」が大きなテーマになってくるんだけど、めっちゃ怖い。
災害のせいで一時的に無法地帯になってしまったら、そしてソレが手っ取り早い快楽&現実逃避の方法になるのだとしたら・・・
日常ではぜったいにそんなことしないだろう常識的なひとだって「こんなときだし」「非常事態だし」「自分だって死ぬかもしれないし」
いろんな理屈を考えて、或いは思考停止して、犯罪に手を染めるかもしれない。
傷害や暴行や強姦、詐欺や泥棒。
男女平等とか言ったって、
いざ、となったらどうなるか。
ほんと、しゃれにならない。