父は月曜日から金曜日までデイサービスに通っている。
土日は家にいるので、介護から離れて自分だけの時間を過ごすことが難しい。
昨日２６日は休暇を取って髪を切ったり待ち時間で読書をしたり優雅に過ごすと決めていた。
私の美容院は予約ができないので受付に名前を伝え、近くのフードコートでTaco Bellと飲み物を買い込んで誰にも邪魔されない席をキープし、本を開いたところでデイサービスから電話がかかってきた。
もう嫌な予感しかしない。
父が昼すぎに発熱したと言う。
優雅な休日が終了した。
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父は至って元気でＰＣＲ検査、血液検査、尿検査、レントゲンの結果、コロナは陰性、肺炎もなく、夏風邪の薬を処方されて診察が終了した。
既に熱も平熱近くまで下がっていた。
大変だったのは帰りの介護タクシーの手配だった。病院では手配できないと断られた。
行きはデイサービスの方が病院まで送ってくださったけれど、車椅子の父を私の車で運ぶことはできない。
いつものタクシーには１９時すぎまで来られないと言われたので、ケアマネジャーさんにいくつか頼めそうな先を教えてもらい、帰宅できたのが１７時すぎだった。
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その後近くに住む母と弟に父の夕飯を任せ、予定していた飼い猫ちーの入院先に車を飛ばした。
先日病院に連れて行ったばかりのちーは、再び数日前から水を自分で摂れなくなっていて、おとといから入院し、脱水症状が回復するま点滴を受けている。
先日のちーのようす↓
美大を出たあと獣医になるため大学に入りなおしたという若い院長は、おととい夜中に、動けなくなったちーを受け入れて丁寧な検査をしてくださった。
腸の動きが止まっていたが、バリウム検査の結果、腸自体に問題はなかった。
脱水症状で腸が動かなくなり、結果として水も餌も吐き戻すという悪循環になっているらしかった。
点滴で体調を回復しつつあるちーは、天敵の新米獣医サカモトとも良好な関係を築きつつあるという。
毎日面会できるというので優雅な休日の締めくくりに会いに行こうと楽しみにしていた。
エリザベスカラーを付けたちーは少しふっくらして、何度もなんども私の指に頭をこすりつけて甘えた。
やっと餌も食べてくれるようになりましたので明後日水曜日には退院できると思います、とサカモトが屈託のない笑顔で話してくれた。
サカモト、ありがとう。
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ちょっと早起きして父の検温と水分補給を済ませ、いまここ、という感じです。
頭のなかで、ジェリー藤尾の歌がリフレインする。
しーらない街を歩いてみたい
どーこか遠ーーくへ
行ーきーたい
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こんなことを書くとまた子どもたちが心配するに違いないけれど、ママは昔からよく遠くへ行きたい気持ちに浸るのが好きなのでこれは通常運転だよ
。
