ダブルインカムだった頃は自分の負担分の固定費を差し引いた残りは好き放題使っていた。

使い途は互いに干渉しなかったけれど、夫が2か月で60万円飲んでしまったと知ったときはやりやがったなと思った。

そんな風なのでお金など貯まるわけがない。知らずしらず子供たちの前で、うちにはお金がないといった軽口を叩いていたのかもしれない。

 

父親が他界したとき長女は私立中学の1年生で、次女は同じその中学に入学が決まった直後だった。葬儀が済んで数日経ったある日長女とお風呂に入っていると、思いつめた様子で

自分たちは学校を辞めなくていいのと聞かれた。

冗談でもうちにお金がないなどと言ったことを心底後悔した。

 

団信保険で住宅ローンの残額がまかなえたことやわずかばかりの生命保険、そして遺族年金などもあって、子供の教育費ぐらいは何とかなりそうだとわかっていた。幸い私には仕事もある。

長女にそのことを話し、この先お金に困るようなことは決してないと伝えたら、ほっとしたのかやっと子どもらしい表情になった。

私に切り出すまで長女がどんな思いでいたのかを考えると胸が痛む。

 

そんなわけで以来私は子どもたちの前ではお金持ちのふりをしてきた。

一生懸命働いて、たびたび海外旅行にも連れて行った。好きな洋服も買ってやり、大学にも進学させた。

作戦は成功し、子どもたちはつい最近までうちは本当にお金持ちだと信じていたようだ。

 

子どもたちが社会人になったことを機に、そろそろ金持ちのふりを終わりにしようと思った。

人生100年の時代だ。定年を意識する年になって、今は貯められるときにお金を貯めようと頑張っている。

 

でも一体どれだけあれば安心なのか。

 

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国家資格更新のために週末、ファイナンシャルプランを活用したキャリアコンサルティングの講座をリモートで受講した。

家庭のバランスシートとキャッシュフローを作成し、将来の収支を可視化することで今後のキャリアを考えるといった講座で、今の私にはかなり有用な内容だった。

 

折から携帯のおすすめに、ショコラさんという60代人気ブロガーの記事が上がった。

記事とブログを熟読した。

 

 

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講座とブログという週末の偶然のめぐり合わせから、定年後、私はどうすることに決めたのか。

 

誰も興味はないと思うけど、長くなったし父がお腹を空かせたまま傾眠しかけているので続きは明日にしようと思う。

 

お父さん、今夜は好きなうどんだよ。

 

 

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