ricorico1214、フィンランド語に悪戦苦闘① | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

フィンランド語を学び始めて3月、
掲題、シリーズ化の気合い満々w

さて、この言語、
今までかじってたどんな語学とも
いっさいの接点のない言語でして、

どうしたらこうなるん?っていう
理屈からしてよくわからんのだね。

なんたってまず冠詞がない!
前置詞もない!
彼も彼女もいっしょくた!
どこをとっかかりに読解するのだ。

かつて周囲に
‘’前置詞のオタク‘’と言わしめた、
わしの英語文法の学び方は、
まったく生かしどころがないし、

しかも、教えてくださる先生が、
先生-イヤミ=0ってタイプ。
こういう方、久しぶり見ましたよ。
生徒の意欲をなくさせるド天才。

>ハイそんじゃ隣りの席の人と、
>ボクが説明したこと確認して!

>どーですかむずかしいでしょ?
>あらららあ?みなさん、
>真っ青になってるけど大丈夫?

いちーちイヤミをかましてくる。
わしはそれほど嫌いじゃないが、
サービス業としてはどうなんだw

>ハイこんなこたー現地の子は
>ハナたらしてたってできるよー
>つまずいてる場合じゃないよー

わし見事につまずいとるわけw
何が違うって時間の観念が違う。
今、何時ですか?の答え方が、
こんなに難しいとは思わなんだ。

日本語では、

10時です。
10時15分です。
10時30分です(10時半です)。
10時45分です。

というところが、
フィンランド語ではこんな具合。
(赤文字がフィンランド語)



フィンランドの文化圏では、
30分ジャストはもう次の時刻、
30分過ぎたら不足分に言及。
こーゆールールになっとるの。

はたしてこれは、
せっかちなのか、
のんびりなのか…??
--------------------
Kuinka paljon kello on?
(何時ですか?)

Kello on 10.
(10時です)

Kello on 15 minuuttia yli 10.
(15分過ぎです、10時の)
※yli:過ぎ

Kello on puoli 11.
(11時の半分です)
※puoli:半分

Kello on 15 minuuttia vaille 11.
(15分足りません、11時に)
※vaille:不足
--------------------
大問題は、30分を過ぎてからw
練習問題は15分刻みでラクだが
現実の時刻とゆーものは、
30分以降、
31分から59分まであるのでの~

かりに、
「10時38分」だったらば、
すかさず38を60から引いて、
残り時間を「22分」と算出、
しかるのち、
次の時刻と合わせて翻訳と、
メンドクサイの極みみたいな…

根本的な問題はまだある。
フィンランド語の音の多さ。
号令とかにはむかなさそう。

わが国では、体育会も軍隊も、
勇ましくも簡潔に、敏速に、

いち!
にっ!
さん!
しっ!
ごっ!

が、
フィンランド語で音が早いのは
なんとか最初の方だけで、

1)yksi ユクシ!
2)kaksi カクシ!  
3)kolme コルメ!  

ここから先は長引く一方。

4)neljä ネリヤ!  
5)viisi ヴィーシ!  
6)kuusi クーシ!

このあと7から、どうみても
数字に聞こえづらい面々登場、

7)seitsemän セイツェマン!
8)kahdeksan カハデクサン!
9)yhdeksän ユフデクサン!  
10)kymmenen キュンメネン!

なんか、
最初に数字だと言われなければ、
一斉にスキージャンプしそうな…
もしこの中に間違って、

ニッカネン!

とか入っていても気がつかない。

で、
これが時計と合わさると、
ものすごい音数になります。

時間はね~24時間制なんだよね~
日本では「10時30分」といえば、
昼も夜も通用いたしますけども~
イヤミ講師が言うには24時間制。

たとえば、
「夜の10時29分です」なら、
「29分過ぎです、22時の」で、
Kello on 29 minuuttia yli 22.

で、こちら、
声に出して読むとまた長いこと。

Kello on
ケッロ オン

kaksikymmentäyhdeksän
カクシキュンメンタユフデクサン
(↑これイッコで「29」)

minuuttia
ミニュンティア

yli
ユーリ

kaksikymmentäkaksi.
カクシキュンメンタカクシ.
(↑これで「22」)

すごいねえ。
これがもし30分以降、たとえば、
「夜の10時32分です」だったら、
Kello on 28 minuuttia vaille 23.
(28分足りません、23時に)

Kello on
ケッロ オン

kaksikymmentäkahdeksan
カクシキュンメンタカハデクサン
(↑「28」)

minuuttia
ミニュンティア

vaille
バイッレ

kaksikymmentäkolme.
カクシキュンメンタコルメ.
(↑「23」)
道は遠く、長く、険しいのう。

でも、夢見てる。

いつの日か、また、
かの広大な地で、

ヘスバーガーの場所を尋ねたら、
ヘスバーガー??物好きね的に
微笑で対応してくれた受付嬢、

ジェントルマンなウエイター、
パンクなウェイトレス、
アアルト研究の美しい女学生、

みやげ物とみるや、店の奥から、
キンキラ極太リボンを出して、
エイヤッと蝶結びにしてくれた
肝っ玉オッカサン風書店員さん、

親切で無愛想なあの国の人たちと
短い陽だまりを心から楽しむ7月、
淡い陽光を浴びながら、
現地の言葉で会話がしてみたい。


がんばるじょ。


ではまた近日中。


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ricorico1214、語学は割と好き。
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