初春の便りは山形から-"あぶらっこ"とおまめとみそっかす | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

プロフィールにも書いているけど、
ricoricoは"方言フェチ"である。
どの地方のどの方言でもwelcome。

自分が東京生まれの東京育ちで、
方言が喋れないことに由来する。
東京って日本の辺境の地だよなー

年末年始と番組改編期によく見る、
"列島警察24時"的各局ドキュメント。

昔気質の現場百遍みたいな刑事さん、
バイクテクがハンパない交通機動隊、
交番勤務のヨッパライさばき術等々、

昨今は不祥事と腐敗の温床みたいな、
えらい評判の落としようなんだけど、
そうじゃない警察官の方が多いんで、

経験則に基づいて"ぁゃιぃ"と感じる、
あの職質のカンなんかけっこうスゴい。

で、もう1つ。

極私的個人的な見ごたえ見どころは、
追っかけるだの叫んだり怒鳴ったり、
切羽詰まった事情なんで当然だけど、
それらが土地の言葉だから真に迫る。

>おりゃー!止まれーゆうちょろうがー!
>ほたえんなや!ほたえんなほたえんな!
>自分が何ばしたかーわかってらだべ?

うろ覚えなんで正確さは欠くけど、
NHKラジオ基礎英語風に訳しますと、

>コラ、止まれといっているだろう。
>暴れるなよ、暴れるな暴れるな。
>自分で何をしたかわかっているね?

標準語は味気ないと言われてしまうと、
んなこたーないよと思ってはいるが、
これ聞いちゃうとそうかもしんないw

芋煮ににんじんは入らないのもそう。
私には知らないことがたくさんある。

今年の箱根は参加校が多かったせいか、
1区こそ最速スタートにもつれたものの、
徐々に先頭とそれ以外の差が広がって、
往路から棄権&繰り上げの波乱の展開。

ricoricoは自称駅伝フリークだけれど、
芋煮料理の山形県人、箱根駅伝初TV観戦。
ricoricoは解説兼ナビゲータの役割に。

で、

先述の棄権校のオープン参加について、
公式記録が残らないことを話したら、
相手が返してきた言葉が↓↓コチラ。

>えーっ!じゃ"あぶらっこ"ってこと?

はい??
返事に詰まっていると真顔で再度、

>この大学、"あぶらっこ"になるの?
>練習してきたのにーーかわいそう。。




えーと、むしろそれはナンデスカ?
今度はこっちが説明を聞く立場にw

>え?"あぶらっこ"って言わない?
>鬼ごっこでも鬼にならない子とか…


ああ、わかった!
関東でいえば"おまめ"とかですかね。
"特別ルール適用の参加者"って意味?

>そうそう。みそっかす的な…

山形てか東北地方ではそういうらしい。
やっと双方共通の理解が得られました。

もちろん、

棄権校がこれに該当するとは言い難く、
仔細詳細、ご説明申し上げたとはいえ、
"あぶらっこ"のインパクトは強かった。

"あぶらっこ"で検索してみたところ、
「全国あぶらっこ地図」がありました。
(他、ごまとかとうふとかうめぼしとか…)

知らないことを知るのって、超楽しい。
何も難しい数学や哲学とかじゃなくても、
その人の生きてきた日常との違いって、
知れば知るほど距離が近づく気がする。

ブロガーさんが何気なく書き綴る、
土地の言葉を読むのはとても楽しい。

たくさんの人と知り合うことは大事で、
人脈が広く多いのも魅力的だけど、
だけど1人と深く話したり聞いたりも、
同じかそれ以上に世界は広がっていく。

自分が知らないことを知っている人と、
自分が知っていることを知らない人。
これがうまいこと組み合わされると、
会話も食事も数1000…倍楽しくなる。

リアルな私は常に深く狭くなんすね。
これも個性として受け入れましょう。


お雑煮つくったけど何風なんだかw
おいしいって言ってくれてよかった。。




さて明日からは通常営業でいきます。
まずはSST、保護司のロールプレイ。


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社会福祉士、今日まで松の内。
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