ＤＵＮＬＯＰ　αー１３ＳＰ（ダンロップα１３ＳＰ）勉強会＆試乗会。

2016年04月12日(火) 10時15分35秒

テーマ：: ブログ

こんにちは

火曜日担当のパラオことウエハラです。

以前に
ご紹介 した、
↑クリックしてご覧くださいませ。

ダンロップの

新商品

αー１３ＳＰ　アルファ１３ＳＰ（α１３ＳP）
ですが、
勉強会＆試乗会に参加してまいりましたので、
詳しいインプレッションなどお伝え致しますね

場所は、

筑波サーキットの施設にあるサーキットホールにて
勉強会を行いました。

ＳＰＯＲＴＭＡＸ　αー１３　ＳＰ

コンセプトは、非常に正直で面白く、
なんと！！
市場で最も人気のあるタイヤ
ピレリ　ディアブロ　スーパーコルサ　Ｖ２　ＳＣ１　ＳＣ２
ＰＩＲＥＬＬＩ　ＤＩＡＢＬＯ　ＳＵＰＥＲＣＯＲＳＡ　Ｖ２　ＳＣ１　ＳＣ２
に勝つために開発されたタイヤとなります

たしかに人気で評判も良く、当店スタッフの装着率も高く、
パラオも履いてます

→コチラ←
ちなみに、金曜日ブログ担当
Ｎｏｂｏｏ 改めＺＲＸ１２００ＤＡＥＧコーナー担当の高橋も
履いてます

今回Ｎｏｂｏｏも試乗会に参加しておりますので、
丁度良かったです。
加えて、当ブログのキャラにもなっている
タフィー君こと田中も履いております

当店スタッフ装着率Ｎｏ１のタイヤです

そんな人気のタイヤに勝る為に作られたのが、
今回のα１３ＳＰです

α１３ＳＰにも、α１３と同様に、
Ｈレンジ（中排気量向け）と
Ｚレンジ（ビックバイク向け）がございます。

Ｈレンジは、
レースの指定タイヤにもなっており、
ＡＰ250やＪＰ250のワンメイク指定タイヤとなっております

Ｚレンジは、
ビックバイクでサーキットを走っている方にお薦めです。

タイヤの路面と接する部分で、
一番高い所と、一番低い所の距離が大きくなり、
ダンロップが得意とする、
C.T.T(ｷｬﾝﾊﾞｰｽﾗｽﾄﾁｭｰﾆﾝｸﾞﾃｸﾉﾛｼﾞｰ)が
α１３より更に向上して

より曲がるタイヤとなりました

中の構造は、
リヤには、スチールを寄り合わせたベルトを採用しており、
衝撃吸収性と高い安定性をもたせております。
フロントには、２カットブレーカー構造で、
レスポンスと軽快なハンドリングを実現しています。
これによりコーナリングフォースが発生しやすくなってます。
コーナリングフォースについては、
以前にパラオが、ご紹介しておりますので、
→コチラ← をご覧くださいませ。

ビードのＡＰＥＸ形状もα１３より変更し、
サーキットに最適化され、激しいブレーキングや
コーナー出口からのアクセル全開でも
タイヤが踏ん張るようになっております。

レースタイヤにも使用されている、
スチレン（発熱しやすい素材）を新たに導入して、
タイヤウォーマーを使わなくても、
この時期でも１～２周サーキットを走れば温まります

その分、α１３で使われていた
シリカ（低温時のグリップ力と耐摩耗の素材）を使わないで、
レース用微粒子カーボンを使用しているため
ドライグリップ力にふっている事が分かります。
なので、
耐摩耗性と低温時のグリップは捨ててます。
よりサーキット向けのタイヤという事です。

そのため、
α１３より、ＷＥＴグリップ（雨）と耐摩耗性（ライフ）は
落ちていますが

ドライグリップ、接地感、トラクション、ハンドリングは
向上しております

プロのライダーさんによるコメント（インプレッション）
も御座いますので、ご興味のある方は↓ご覧くださいませ

サイズラインナップは以下となります。
Ｚレンジの160サイズ以外は当店に在庫ございます。

カットサンプルの模型

勉強会が終わり、
筑波サーキットコース1000へ移動
ズラリと車輛が並んでおりました。

車輛の詳細は、コチラ。

それぞれ同じ車両でα１３とα１３ＳPの乗り比べが出来ました。

今回は、残念ながら、
パラオ専用機ＣＢ400ＳＦが御座いませんでした

会場には、
皮むきされたα１３ＳＰのサンプルも置いてあり
実際に触れました。

↑こんなに柔らかいです↑

そして、
試乗会が終わり、タイヤが………
ＤＯＲＯＤＯＲＯです

同じ車両で

α－１３とα－１３ＳPの
走行後の写真です。

αー１３のリヤ

激しい走行後とは思えないほど溶けてないです。

αー１３　フロント

流石シリカ配合の耐摩耗性

αー１３　ＳＰ　リヤ

メッチャ溶けてます

αー１３ＳＰ　フロント

さすがにα１３に比べると減り早い

続いて、Ｈレンジの走行後の写真です。

走行後の写真

αー１３　リヤ

Ｚレンジよりも全然減ってない

αー１３　フロント

さらっとしてますね

αー１３ＳＰ　リヤ

Ｚレンジ程ではないですが、溶けてます。

αー１３ＳＰ　フロント

戦ってますね～

続いて、
先導者のプロライダー車輛
αー１３ＳＰ　リヤ

１日中サーキットを走ってたので、デロデロです。

αー１３ＳＰ　フロント

モウチョットでスリップサインが出そうです。
まぁでも、これだけ走って（昼の１２時くらい～１７時くらいまで）
スリップサイン出てなければ、
この手のジャンルのタイヤとしては、
非常に持ちが（ライフが）良いです

ライバル社のブリヂストンＲＳ10も同じコースで
同じくらいの時間を走行しましたが、
ＲＳ10は完全にスリップサインが出ておりました。
→コチラ← を参照
肝心のピレリのタイヤですが、
スーパーコルサは、もっと減りが早いです

というより、スーパーコルサはタイヤを軽くするため
もともと溝が少ない（厚みが少ない薄いタイヤ）です。
とくにトレッドのサイド部分に関しては、
もともとスリップサインがギリギリになってます。
夏に桶スポ30周くらい走ってサイドのスリップサイン出ちゃいました

グリップ力＆接地感に関しては、α１３よりも格段に上がっており、
スーパーコルサとホボ互角な感じがしました。

コーナリング性能も大変良く、
αー１３でもコーナーでドンドンＩＮに入っていく感じがありましたが、
αー１３ＳＰでは、それに更に磨きがかかり、よりＩＮに入っていきます。
今回パラオの右手薬指が脱臼中で、フロントブレーキが
あまり使えなかったのですが、ペースが上がってきた状態で
ちょっとブレーキングが遅れてもコースアウトすることなく
曲がれました。ちょっとヒヤヒヤしましたがタイヤに助けられました。