「また呼んだのか、君は。暇だなぁ。」
悪いな、悶々とする。
「今日は充実してたかい?」
朝帰りからの、少し遅めの起床。本を読み、ラッキーなことに最後の実車での高速教習さ。あと、40分は暇だよ。
「いい1日じゃないか!」
でも、ずっと一人だったんだ。寂しい。
「君は少し勘違いしているね。一人の時間も必要ってわけじゃないけど、とどのつまり、都合のいい人間が欲しいだけ。
結局、寂しい時にベストタイミングでの誘いがあり、ちょうどお金も持ってるってのが嬉しいんだろ?現実をみなよ、相手がいることでしょ?そこまで都合よく世界はできていない」
じゃあ、どうすればいいんだよ!
彼は消えていた