部屋とパソコンとゲームと私。 -5ページ目

部屋とパソコンとゲームと私。

言いたいこと、思ったこと、なんでも放り込んどく。

この本を選んでみたのは、

私が勝手にフォローさせて頂いているゲーム業界に身を置くある方の

ツイートで紹介されていたのをたまたま見たからでした。

AI(人工知能)を考える人間には必読である、と記述されており、

私はゲームこそ大好きですが仕事にする気は余りなく、

AI作成に携わる機会などおそらく今の世界では無いのですが、

ちょっと興味をそそられ、読むに至りました。



本書はその名前の通り、「生物から見た世界」を記述したものです。

今日の私たちはふだん、特に何も考えずに

「環境」という言葉を口にしていると思います。

ですが、その時の環境とはいったいなんなのか?

本来「環境」とは完全に客観的なものであり、

個々の人間が心地よいから「良い環境」だとか、

そういった表現は厳密には誤っているといえます。

「ここは良い環境ですね。」と言ったところで

おそらく誰の反感も買わないと思われますが、

厳密には、「私自身が心地よいから、ここは良い環境だ。」

というなかなかエゴイストな意味を持つのです。



ではこういう時に、

「主体から見た周りの世界」を何と呼べばよいのか、

それを本書では、「環世界」と表現しています。

ダニ、カラス、ハチ、ヤドカリなどなど

様々な動物から見た「環世界」を考えることで

動物の行動の原理を本質的に理解しようと試みるのが

筆者の研究の意図なのでしょう。



なるほど確かにAIを作るときには

AIという客体における、主観性を考える必要があり、

この「環世界」という考えは非常に重要だと考えられます。

どういった刺激に対して、どういった作用を発言するか。

どういった物を見て、どういった行動を連想するか。

こういった考えが、AIという人工物を人工物らしさから遠ざけるうえで

大いに役立つと思われるからです。



私の専攻する建築という分野でも、

利用者という他の生物から見た、環世界という考えを大事にし、

設計者のエゴを押し付けないようにすることが

よりよい建築空間を作る上で重要になってくるのでしょう。

そういった点でも

非常に面白い見地を与えてくれる本でした。

生物から見た世界 (岩波文庫)/ユクスキュル

¥693
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今回は少し指向が変わりますが

「7-SEEDS」という漫画です。

少女マンガであることもあり、

男性には絵が正直結構つらいところがあったりします。

ですが、実際に読んでみると

絵だけで馬鹿にするには惜しい作品だと思わされました。



7-SEEDSは、目覚めたら海の上で漂流しているという

とんでもない状況から始まる。

周りに居るのは数名の身元がばらばらな若者たち7人。

わけも解らないまま、どこともわからぬ島に漂着する。

持ち物はそれぞれリュック1つ分のみ。

そんな中、8人の中で一番年長の人物が

こうなるに至った経緯、事情を知っていることを明かし

登場人物たちは自分たちのおかれたとんでもない状況を知ることになる。



この漫画の面白いところは、

まず設定の面白さ、

そしてキャラの多さに伴うストーリーの奥深さです。

数十人の登場人物が同時に描かれているのですが

その1人1人に少なからず事情があり、

それらの描写により非常に多様なストーリーが

この1作品で楽しめます。

少女マンガであるので恋愛等も絡んできますが

それも案外いい方向に働いています。



正直、少女マンガは恋愛の話ばっかりで

全然奥深さが無いと今まで思っていましたが、

考えを改めさせられることになりました。

この作品は本当に面白いです。

現行で連載されているので

これからが楽しみな作品です。



7SEEDS 1 フラワーコミックス/田村 由美

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しばらく更新が止まってましたが

その間石川に旅行に言ってました。

石川といえば温泉って感じですが

けっこう楽しいところが

他にもいろいろあったりします。



特にこの時期は雪が残っているので

兼六園なども普段と違った

様相を見せていたりします。



21世紀美術館も面白いところです。

ボリュームは少しすくないですが、

無料で楽しめるというのが強みです。

また、デザイナー等がデザインした雑貨や

芸術関連の本やツールなどを

取り扱っているお店は一般人が見ても

なかなか興味深いと思います。

他にも世界のガラス館などなど

結構見所があったりします。



とはいえ一番のだいご味はやっぱり

旅館での温泉と懐石料理ですね。

今回、初めてあわびを食べました。

それも踊り焼きで。

もっとコリコリした触感なのかと思っていたら

柔らかくて非常においしかったです。

あわびの他、牛フィレステーキ、カニすき、刺身、

また名物である治部煮などを頂きました。

もう大満足でしたね。



と言う訳で、今日からまた更新を再開します。

よろしくお願いしますー。
Anotherに続いて

未来日記も読んできました。

こちらも結構前から発刊されている漫画ですが

去年の下半期ごろにアニメ化、放送されています。

アニメの方はまだ放送中ですが

基本的には原作派ですので

漫画の方を読んでしまいました。



未来日記とは、

その名の通り、未来のことが記されている日記です。

選ばれし12人の「日記所有者」。

偶然にもその1人となった主人公は

その能力に調子に乗り、都合のいいように使いまくる。

しかし後にその選ばれた12人の所有者は

サバイバルゲーム、つまり殺し合いのプレイヤーであることを知ることになる。

ストーリーとしてはこの12人の所有者たちの

めくるめく殺し合いの物語なのです。



いやあ面白かったです。

正直絵についてはパースが狂っていたり

なかなかツッコみたくなることが多いのですが

筋書きはなかなか様々な要素が絡み合っていて読み応えがあります。





※以下ネタばれ含みます


最近この系統の、

つまりタイムリープを含む内容の作品をよく見ます。

有名どころでは魔法少女まどか☆マギカ、Steins;Gateなど。

まあ未来日記が発刊された時期は

おそらくですがそれらの登場よりも前の話になりますし

パクリとかそういった話ではないのですが。

むしろタイムリープとか、2週目の世界とか

そういう設定はすごく面白いと思います。

世界の循環や収束、並行世界の存在などは

今の技術では否定も、肯定もできない概念ですし、

やっぱりフィクションである以上、

これほどわくわくするテーマは無いんじゃないでしょうか。



実際にCERNではLHC等を用いた実験が

今もなお行われているようですが

いつか我々人類にも

タイムリープが実現できる時が来るのでしょうか。

興味深い半面、非常に恐ろしい話でもありますが。

タイムリープができるということは

非常に恐ろしい事ですからね。

極端な話、現代の僕に全く干渉せずに

第三者が僕の存在を消すことだって可能かもしれませんしね。

その場合のタイムパラドックスの処理などについても

正確にはよくわかりませんが。



それでもやっぱり期待はしてしまいますね。

その瞬間に立ち会う可能性があるような

機関の人間が羨ましかったりもします。

エリート中のエリートでしょうけどね。

可能と判明したところで

世間にそのことは公表されるのでしょうか。

本当に、未知であるということは、面白いことです。

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))/えすの サカエ

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経営や経済の本を探していはいたのですが、

これはどちらかというと

ジャケ買いみたいな感じで購入した本です。

本書は筆者の成功談を軸に、

会社経営を社員全体で行うゲームとして運航する

といったマネジメントにおけるポリシーを記したものです。



今の日本の会社では本当に

こういった考えは欠落していますね。

上司は「部下は難しいことは解らない」と決めつけ何も教えず

部下は「何のために仕事してるのか解らない」と

働く意義が見出せなくなっている。

ただ毎日生きる為に働いている。

こういったすれ違いを解消するには

情報の公開が一番手っ取り早いということは

明らかな事なのですが、それが難しいようです。

具体的には教育に費やす人件・時間の捻出や

社外への情報漏洩に対する恐れなどから

情報公開への動きはなかなか起こらない。



しかし会社の現状の数字と

目標としたい数字を知ることは

やはり労働意欲の向上には

効果的だと思うんですよね。

ゴールも解らず、ひたすらだらだらと

言われたことをするだけの日々に

価値を見いだせと言う方が無理な話です。

そういったことを学ばされると同時に

マネジメントに対する興味が一層湧いてきました。



特に気に入ったのは、

経営、マネジメントといった難しい問題を

ゲームと簡潔に言い放ってしまっているところです。

既に成功した人間に「ゲーム」と言わせるのは

確かに簡単なことではあるかもしれませんが、

実際にそういうネガティブな意見抜きに

あながち間違ってないと感じます。

ゲームに存在するのは上下関係ではなく、

各役割を担うプレイヤーたち。

そういった構図が会社を一丸にするにあたって

必要なスタンスなのではないでしょうか?



予想以上に面白い本でした。

こういった考え方が役立つ時が

いつか来ることがあれば・・・と感じています。


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