小麦シリーズ第3弾です(笑)
なかなかブログをアップすることが出来ず😣
 

では、マインドマップの右側上部のグリーンブランチ上部の解説をします。

 

 

小麦は「ポッコリお腹 Wheat Bellyと密接に関係している!!
 

 


 

 

お父さんのビール腹お母さんのクビレがなくなってきたウエストも小麦のせい?!


私も小麦を除去してその効果を実感したことは以前のアメブロに書きました(笑)

 

 

 

これから古代小麦と糖の構造が変わった現代小麦の糖質について書いていきます。

 

小麦の種類については以下の表とサイトを参照してください。

 

(http://www.seifun.or.jp/kisochishiki/kagaku.htmlより引用)

 

 

現代小麦ははもっとも消化されやすいアミロペクチンAに変わっていて、これは「スーパー糖質」であり、砂糖やアイスクリームより短時間で血糖が急上昇するそうです(@_@;)

 

 

 

高血糖→高インスリン血症→内臓脂肪の蓄積の連鎖が起こってきます。

 

インスリンは血糖が高くなると大口のブドウ糖受け入れ口の細胞(骨格筋と脂肪組織)にその取り込みを促すホルモンですね。

 

ブドウ糖は取り込まれた後、脂肪組織では脂肪に変換されます

 

 

「お腹の脂肪」つまり内臓脂肪組織は皮下脂肪とは違う特殊な脂肪組織で様々なホルモンや生理活性物質(アディポサイトカイン)を分泌する内分泌臓器であることが分かってきています。

 



内臓脂肪組織

 

1.身体の様々な部位で炎症を引き起こします→炎症性サイトカインの産生(TNF-αなど)関節炎の原因になります。

 

2.インスリンの反応をゆがめます→インスリン抵抗性の増大の一つとしてレジスチンの分泌


(註;こちらのサイトでは人では脂肪組織からのレジスチンの分泌はないとされています。)


 

3.異常な代謝信号を発しますレプチン(過剰産生で高血圧)、アンギオテンシノーゲン(高血圧)、アディポネクチン(本来糖取り込みを亢進する作用があるのですが、内臓脂肪が増えることでこれが減少してしまうそうです)
 

 

4.エストロジェン活性増大を招きます

 

エストロジェン活性増大はにきびの原因となり、男性の女性化乳房の原因でもあります。





 

脂肪組織量の増大(=肥満)は慢性炎症、酸化ストレスの増大、そして性ホルモンの上昇はガンの発生や促進の原因ともなります。

 

 

インスリンそれ自体もガン細胞の増殖を刺激するようです。

 

 

インスリンの過剰放出後発性の低血糖を起こします。


血糖値の急激な上昇と減少による満腹状態と空腹状態が一日中ジェットコースターのように2時間ごとに入れ替わるという病態が起こるのです。

 

低血糖から幻聴、幻視が起こることも経験され、低血糖のことが分からずに統合失調症の診断が下されることもあるようです。




空腹感から過食そして肥満の悪循環がここでも成立します。

 

 


高インスリン血症は肝臓での脂肪酸合成を促し、近年増加している非アルコール性脂肪肝(NASH)の原因となり得ます。

 

 


脂質代謝異常

血中の脂質の中でTG(トリグリセリド)とリポタンバクであるVLDL(超低比重リポタンパク)粒子を増やす元は炭水化物、糖質です。

 

そしてそのVLDLから大粒子LDLと小粒子LDLが出来るのですが、この小粒子LDLはそれが取り込まれる臓器である肝臓のLDL受容体に認識されにくくいつまでも血中に留まり動脈硬化や心臓病を起こす原因となっています。

 

その小粒子LDLを一番製造するのが小麦で、小粒子は大粒子より糖化しやすく、これが糖化(次回糖化について説明します)すると更にアテロームを作りやすくなるといわれています。

 

つまり、動脈硬化の原因はコレステロールではないのです

現代小麦がその元凶と考えられるのです。

 

この本にかいてある症例で、高コレステロール血症の診断からスタチン製剤を飲んでいた男性は、3ヶ月小麦を止めることでコレステロールも下がり、小粒子LDLも見事に正常化して減量にも成功し、薬無しの生活を送れるようになったそうです。

 

どうでしょう??

 

小麦には危険が一杯だと思いませんか??d(^-^)!
 




ゆいクリニック院長   由井郁子

 
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