9月はのんびり過ごす~ | 骨董を愉しむ!グループ「稲ほ組」 Inaho Group ~ 組頭の骨董道~ 

骨董を愉しむ!グループ「稲ほ組」 Inaho Group ~ 組頭の骨董道~ 

普通の会社員が、骨董修行を経て定年後に61歳で骨董・古道具屋さんになったビフォー&アフターの活動記録です。
骨董・古道具好きのおぢさんが繰り広げる骨董道を面白おかしく実況中継しますぅ~(笑)。

【不発】

天候不順や車の電子系故障により、9月の骨董イベントは残念なことに全休でありました、、、。
お陰様で、骨董整理や美術館巡り、古墳のセミナー参加等、現状の見直しと知識の集積、今後のテーマ整理に役立った1ヶ月でありましたね。


◆ 山種美術館 ◆
先週まで、東山魁夷さんの企画展示が行われおりますね。穏やかなタッチに涼を感じつつ、同時に展示されておりました玉堂さんの「大原女」は初見でありました。
また、圧巻は松園さんの「蛍」。画力が凄まじく、当時の社会の偏見に対し、毅然として生き抜いた芯の強さを奥底に感じた次第です。
いつもですと、恵比寿からこちらを経由し、骨董街を寄り道しつつ表参道から帰路につくのですが、あまりの暑さで引き返すことに、、残念。山種美術館脇のザ・昭和を貫く「わかば」さんがご健在だったのは嬉しく〜。




◆ アーティゾン美術館 ◆
ブリヂストン美術館から新たな美術館となってお初であります。これまでの美術館とはトータルコンセプト、発想や視点が異なりますね。これだけ至近距離で美術品を拝見できる、学生入場無料、写真撮り放題と素晴らしい!。レンブラントの絵画の前で顔を近づけすぎ、咳やクシャミをしないように、かなり気を使いました(笑)。
館自体もかなり凝った空間となっており、展示方法も当時収まっていたであろう空間の中に、単体ではなく陶磁器や絵画と一緒に机や椅子といった家具も。その家具に座って鑑賞もできます。また、大名屋敷に収まってきた品々を1エリアに集めたり、展示されている作品の作者が収蔵していた作品も一緒に展示されていました。
フロアは、隠れ家的なスペースや何度も観たいと感じた作品のエリアへ簡単に戻れる秘密の通路?もありました。また、作品単位にQRコードを読み込むことにより、より詳細な情報も。様々な点で、これまでの美術館の常識から解き放たれた素晴らしい空間でしたね。
まだ、伺ったことがない新装された藤田美術館は、どんな感じなのでしょうね?




◆ 国体 ◆
太古から、国というものは、もともと力の強い者たちが、自分たちのために作り上げてきた組織でありますね。政治と国民は表裏一体の関係にあり、近現代は全体的に熱量が落ちてきているけれど、新総裁の誕生で言行一致に期待したいところ。既に、衆議院解散総選挙日程で、言行不一致が、、、、、。
独裁者のいる共産圏は、国による統制が厳しく、国全体が牢獄のようなもの。遙かに素晴らしい国でありますが、今後は国がやるべき事(外交、経済、金融、保険、年金、教育、防衛等)を見直し、その他は自治体や民間に下ろしていくのが良いと思いますが。涼しくなってきたので、積読で頭の体操を〜。




◆ 敷木 ◆
約10,000本に1本の確率でしか出現しないと言われております「黒柿」です。
出現するのは、150年以上の老木なのが共通している条件のようですね。
手元にあった新旧のモノ達を置いてみましたが、何でも引き立て役として活躍しそうです。シブい古陶磁が似合いますかなぁ。




10月の骨董イベント出店予定です。
酷暑疲れが身体に出るころですので、皆様も体調とご相談の上、お出かけ願います~。