Desiner's Blog -2ページ目

Desiner's Blog

デザインのいろいろ

先日、とあるセミナーに参加してきました。
内容もとても興味深いものでしたが、
それよりも気になることがあったので
ここで書きたいと思います。

セミナー後の懇親会では
様々な会社の代表者と
お話しする機会があり、
中には以前作った冊子の記事に
取り上げている方もいらっしゃって
色々な話題で盛り上がりました。

そこで当社が出版社の制作を行っている
ということをお話しすると、
では本を書いているの?とか、
デザインしているってどういうこと?とか、
世間的には出版業界の仕事の内容って
ほとんど知られていないんだな、
ということが分かりました。

今回このセミナーを紹介してくれた
編集者 I さんと一緒に出版業界の説明をすると
皆さんだいぶ理解してくれたようです。

出版のことをよくご存じない方へ
簡単に説明したいと思います。

出版社は、まず本を作るために
企画(どういった内容の本にするか)を行い
その内容に基づいて
執筆者(本を書く人)を決めて
取材などを行い、原稿を用意します。
編集者はその原稿をチェックして
間違いが無いかなどのチェックを行います。

制作会社は、その原稿を実際の誌面として
作り上げていくのが仕事です。
私達はここを主に手がけています
原稿の内容に合わせてデザインやレイアウトを行い、
読者の皆さんに読みやすく、より内容が伝わるように
様々な工夫や調整をしながら、
データとしてまとめていきます。

制作会社は他にも原稿の修正、
誌面に入れるチャート図の制作、
カメラマンの撮った写真を補正などを行い、
決められたページ数に収まるように
印刷用のデータを作りあげていきます。

印刷会社は出来上がったデータを制作会社から受け取り、
印刷と製本を行い、本が出来上がります。

ざっと簡単に説明しましたが、
出版業界って分業の世界なのです。
うちのグループ会社では出版と制作を兼ねているので
分離発注せずに本をつくれるのも強みです。

本の最後には必ず奥付といって
その本のプロフィールが載っています。
著者や出版社の名前だけでなく、
デザインや制作をした人や会社の名前も載っていますので
ぜひそこにも注目してもらえれば嬉しいです。
スマホなどで、どこでも簡単に
Webのニュースなどが読めるようになりましたが、
最近は従来の出版物も見直されているみたいです。

理由の一つ目は「セキュリティ」。

個人的にWebにからんだ大きな被害は被ってはいませんが、
企業や官庁などの重要な書類が
誰でも閲覧できるようになっていたり、
ネットバンキングが不正送金の被害にあったりと、
何だかとても安全とはいいがたい状況で、
一人一人が注意するだけでは、
なかなか解決できるものでもなさそうです。
(先日もアメーバに不正ログインがあったとのことで、
パスワードを変更する旨のお知らせがありました)

理由の二つ目は「情報量の多さ」。

日々色々な情報がネットに氾濫し、
何を取捨選択していったら良いのか
正直迷ってしまいます。

国内でも徐々に電子書籍が広がってきていますが、
専用端末の用意や、揃っている本のタイトル数、
手続きの方法の分かりづらさなど様々な理由で
利用していない人も多いと聞きます。

確かに出版不況といわれ
軒並み雑誌の閉刊や休刊が相次いでいるなか、
工夫を凝らした本も数多く出版されてきています。
ARの技術を活かし、スマホと連動した画期的な誌面は
従来になかった発想だと思います。
ARは当社でも最近取り扱えるようになりました)

Webにあって本や雑誌などの出版物にないもの・・・
それは「所有する喜び」ですね。
内容もさることながら、デザインの力を加え、
素敵な装丁(パッケージ)に仕上げることで、
特別な想いも届けることが出来るかもしれません。

皆さんもそんな特別な本との出会いを
見つけてみてはいかがでしょうか?
毎日暑い日が続いていますね。
まるで蒸し風呂の中にいるみたいで
頭もボーっとしてしまいそうです。
暦の上では立秋も過ぎましたが、
早く涼しくなってほしいものですね。

ところで皆さんは
いいアイディアが浮かんだ時、
メモを取りますか?

私の場合は忘れっぽいので
結構メモを取るように心がけています。

でも、AKBのプロデューサーとして有名な
秋元康さんは歌詞を考える時のアイディアは
一切メモを取っていないそうです。
その理由は「アイディア」が
メモを取ると「記録」になってしまう
からだそうです。

ヒットした「フライングゲット」という曲の
「フラゲ」というフレーズは
秋葉原でファンが話していた会話の中から
生まれたそうで、長い間頭の中で
いつか使ってみようとアイディアを温めていたそうです。
(発売日前にCDを購入することを「フライングゲット」というらしい)

「ひらめき」や「アイディア」は
日々その物事について、懸命に考え続けてていれば
メモなどせずとも頭の中に残っていて、
記録する必要がなくなってくるようです。

私の場合は、デザインのことや
仕事のアイディア、会社のことなど、
日々色々なことを考えていますが、
残念ながらまだまだその境地には達しておりません。

長年の習慣や経験が蓄積されて
初めてできることだと思いますが、
まだまだ修行が必要なようです。

$Desiner's Blog-恐竜
↑オープン前なので他にお客さんがいない丸ビルで恐竜を堪能
(これもフライングゲットかな?)
我が家は今夏、恐竜熱がとても熱い。

テレビ番組では、戦隊ヒーロー
「キョウリュウジャー」へ
熱い視線を送り、
毎週図書館へ行っては、
恐竜の本ばかり借りまくる
我が息子(もうすぐ4歳)。

毎年この暑い時期になると、
全国各地で恐竜博が
開催されているということで、
恐竜が大好きな人達は
我が家だけではなく、
結構いるみたいですね。

そんな中、東京・丸の内で開催されている
大恐竜展in丸の内2013~福井県恐竜博物コレクション~」が
とても気になります。
$Desiner's Blog-大恐竜展in丸の内2013

どうやら、今回のイベントでは
恐竜の骨格標本の展示だけではなく、
現実と仮想空間を使って
恐竜を体感できるものもあるようです。
大昔に存在した巨大な生き物を
プロジェクターを通して
リアルに感じられるのって
何だかとても興奮しそうで、
足を運ぶのがとても楽しみです。

それと年末から来年にかけては
恐竜の映画も公開されるようです。
「ウォーキング with ダイナソー」(2013年12月20日公開)
「The Good Dinosaur」( ディズニー・ピクサー2014年5月30日公開)

こちらも今から楽しみですね!
モノづくりを手がける人達は
自分たちの作ったものが
「どう見える」か「どう見られたい」かを
常に考えていると思います。

人には色々なものの見方があるので、
それが作り手の思いと違ってしまうことは
多少なりとも出てきてしまいますよね。

作り手がこうだと思っていても
見ている側からすると、
必ずしもイコールではなくて
場合によっては正反対に
捉えられてしまっていたり・・・

人とのコミュニケーションも同様で
相手によっては、こちらが意図しなかったことでも
違う捉え方をされてしまったり・・・

ですから、自分は他人の意見を
真摯に聞くことがとても大事だと思っています。
批判でも賞賛でも、キチンと評価されてこそ、質は向上するのです。
私たちには「伸びしろ」があるのだから。

$Desiner's Blog-mu
ブログの内容とは直接関係ありませんが、
現在公開中の「モンスターズ・ユニバーシティ」は
主人公達の成長が見られて、とてもいいお話でしたよ。
前作より映像も格段に綺麗でビックリ!
オススメですよ!