自然療法でガンを生き抜く㉝ 父と初めて親子になれた日。後編 | リッコの自然療法 心と体の宿便講座 本当の自分を生きよう!

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自然療法でガンを生き抜く
このシリーズではガンと共に生きる私の父(72歳)と家族のことを書きます。
ステージ4
腫瘍は胃に直径8センチ
膵臓に直径4センチ
リンパ節転移あり
腹膜播種

2019年6月に余命半年と宣告を受ける。
手術はもう手遅れだからできないと診断を受け、抗がん剤治療を勧められるが本人が拒否し、リッコの自然療法に取り組み、体質改善を継続中。合計10ヶ所の水田を所有し、ガンと共に生きながら精力的に米作りを続ける。

 



前編からの続きです^_^



最期の苦しい夜を乗り越え、朝が来て

昼過ぎに、みんなに見守られながら

父が息を引き取ったあと。




 
みんなは自然と父のそばから離れていって
忙しそうに葬儀の準備をしてた。
 
 
 
 
 
私だけはなぜか
父のそばからずっと、離れなかった。
 
 
 
 
 
みんなにとって
既に亡くなってしまい、冷たくなっていく父は
近寄り難い存在になり
明確な境界線があったみたい。
 
 
 
 
 
私にとっては、逆だった。
 
 
 
 
父の死は、
幼い頃からずっと私の心の中にあった
父と私を隔てる境界線や壁が
一切、取り払われた瞬間だった。
 
 
 
長年のややこしい葛藤が何もなくなって
私はとてもシンプルになった。
 
 
 




ただ愛しくて、尊くて。



亡くなった父を格好良く着替えたり
ヒゲを剃ったり。
 
 
 
 
亡くなった父とならようやく
手を握ることもできた。
 
 
 
頭をヨシヨシしたり
父の顔に触れたり。
立派な眉毛に触って、クスッと笑ってみたり。

 
 
生きてる時には絶対に出来なかったけど
幼い頃からずっとしてみたかった
父とのスキンシップをできて
幸せな時間だった。




 
 
 
 
 
 
 
 
 
こうして大切な人の命が亡くなって初めて
心の境界線が消える。
 
 
一番シンプルな私になる。
 
 
これはとても不思議な体験でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本当はね。
 
 
父が生きてるうちに
この境界線を無くして
心の壁を取っ払えたら
良かったのかも知れないね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
人はいつか亡くなるから。
 
 
 
 
 
だから生きてるうちに
少しでも一歩でも
本当の自分に近付いて。
 
 
 
少しでも一歩でも
素直で純粋な あなたになって。
 
 
 
大切な人と心通わせて生きていけたら
素敵ですね。



繋ぎたかった手を
生きてるうちに繋げたら
素敵ですね^_^






前編から二部制で長くなりました。
 
 
今日もありがとうございました^_^
 
 


瞑想の森(岐阜県) 建築家 : 伊東豊雄   撮影 : リッコ

 亡くなった方を見送るための  とても美しい建築ですよ^_^