《結婚して夫に発達障害があることが判明し、その後療育手帳を取得するまでの話です。》



ある日私は息子と遊んでいて、夜ご飯を作る時間になったので夫君に『今から夜ご飯を作るから息子の相手をしててもらえる?』と近くで息子を見ててもらい、私は料理に専念していました。



料理ももうすぐ仕上がりの頃。添え物の野菜が茹であがったので引き上げてシンクに入っているザルに入れようとしたところ、鍋の持ち手の軸(付け根?)が劣化していたため取れてしまいました。



ガシャーンと落ちる鍋と野菜。私にも野菜を茹でていた熱湯がかかってしまい、思わず『熱い!』と声をあげ、ズボンや靴下にかかってしまったのでお風呂に直行し冷やしていました。



痛いなぁ・・この熱感だと痕に残るかな~なんて考えていたら『・・・・あれ?』あることに気がつきました。



鍋が落ちる大きな音と私の叫ぶ声が聞こえているはずなのに夫君、心配して見に来てくれるどころか『大丈夫?』すら聞かれていない気がする・・
二階にいたのなら聞こえなかったのかもしれないけど同じ階の、数メートル内にいたんだからそれはありえない。
何でだろう?と思いながらリビングに戻ってみると何事もなかったかのようにミニカーで遊ぶ夫君と息子を発見。



私『あのさ、鍋が床に落ちたの聞こえてた?』



夫君『うん、大きな音がしたね~』



私『熱湯が私にかかったんだけど・・』



夫君『大丈夫?』



私『今言うの?こんな近く、見える所にいるんだからあれだけ大きい音がしたら普通はあのタイミングで大丈夫か聞いてくれるよね?』



夫君『今大丈夫か聞いたよ、それではダメなの?』



私『ダメでしょ・・』



夫君『何でそんなに怒ってるの?やっぱり足痛いの?病院行こうか?』



私『何でそうなるの?大きな音がしたとき大丈夫か聞くことも出来ないの?』



夫君『だから、大丈夫かはさっき聞いたよね?』



私『・・・・もう、いいよ。』



夫君『え、いいの?分かったー』



ここで悲しくなり二階別室に立てこもる私。(落ちた鍋の処理などは最初にしました)
もちろん夫君も息子も心配して来てくれるわけありません。



(何で、『大丈夫?』があの場面で言えなかったのかなぁ・・)



何度考えても私には分かりませんでした。
しばらくして気分が落ち着いたのでリビングに戻ってみると



夫君と息子はテレビを見ながら私が作った料理を食べていました。




(・・・・私は


人ではない


何かと結婚してしまったんだ)




普通なんだけど、普通じゃない。
異常?
いや、普段が普通だから異常という言葉も何か違う。




夫君は普段、とてもとてもいい夫です。



(家事以外の)手伝いはしてくれるし、物腰も柔らかく誰に対しても優しい。子育てもできる限り参加してくれるし、私にはとてもいい夫だ。



普段がとてもいい人なためこのような場面に出くわすと色々なことに矛盾を感じ、どの夫君が本当の夫君が分からなくなりました。



『夫君には気持ちがあるのか?』



喧嘩をする度に私の中で夫君に対するこの疑問が大きくなっていきます。






菜の花、匂いが強烈でしたが綺麗でした(*´-`)