ずっと前から、
書きたい~と思っていたことを
今日は書こうと思います。
兄弟がいると、
上の子は下の子の犠牲になり、
下の子は上の子の犠牲になっている
ということです。
これは小児歯科で見てきて
常々思うことなんですが。。
上の子は、下の子が生まれると
下の子に手がかかるもんだから
途端に仕上げ磨きをしてもらえなくなり
虫歯になる。
下の子は、上の子が既に食べている
チョコやあめなどのお菓子やジュースを
一緒に食べてしまうので
小さいうちに虫歯になる。
下の子が生まれる前までは、
あんなにプラークコントロールが良かったのに…。
と思うこともしばしば。
兄弟がいる子どもたちは、
本当にかわいそうだなぁといつも思っています。
たまに例外もあります。
う~ん、比率としては、5組に1組くらいかな。
上の子も下の子もぴかぴか!!
という素晴らしいお家が稀にあります。
そういうところは、意識が高くて
素晴らしい親だなぁと感心しています。
一人っ子は、
比較的プラークコントロールが良いです。
ただ、ちょっと熱心すぎる家もあって、
毎回両親が揃って小児歯科に来たり
子どもに初期虫歯ができただけで発狂して
父親が医院に乗り込んできたり
ちょっと怖く感じることもあります。
ちなみに、
一人っ子の親は過保護が多いです。
6歳とかになっても、まだ一緒に診療室に入ってくる。
ひとりで上手にできるのに。
特に、一緒に入ってきたのに、
ただ、ずっと横のいすに座って、
スマホをいじってるだけのお母さん。。
一緒に入ってきて、ドクターに質問するとか、
どこに磨き残しがあるかを見たりするとかなら分かるんだよ。
子どもと、一時でも離れるのが寂しいのかなって思ってる。
あとは、一人っ子はなかなか一人でチェアに座れない。
兄弟がいる子は、3歳になる前に、
ひとりで横になって、動かずじっとして
口もあーって開けてくれて
歯磨きもフロスも何も抵抗しない。
なのに一人っ子は、3歳過ぎても、
4歳過ぎても、なかなか一人で座れず、
ママにしがみついて泣く。
2歳の子でも、
親が一緒に診療室に入って来なくても
ひとりでじっと横になって上手にできるのに…
そう呆れている。
一人っ子の親は、甘いから、
3歳過ぎたし1人で座る練習しましょうね~と言っただけで
一緒に座ったらいけないんですか!?
とキレてくる。
怖いよね。
・・・
私は一人っ子なんだけどね。
幼稚園~小学生の頃
小児歯科には、半年に1回くらい行っていた。
虫歯の治療を、2、3回したことがある。
虫歯の治療が嫌で、
母の運転する車の中で、
「もう恋なんてしない」を聴きながら
泣いて歯科医院に向かっていたシーンが
妙に記憶に残っている。
子どものうちに虫歯になったのは
母のデンタルIQが低かったからで
そういう不幸な母子をうまないためにも
フッ素ジェルを使いましょうね
フロスは子どもでも絶対にいるんですよ
おやつのあと歯みがきしてますか?
…と、小児歯科では常識でありながら
一般の人にとっては “そうなの?” な事柄を
伝えていかないといけないのだ。
そういう仕事をしている。