母をデイサービスに送り出すため実家へ行ったら、
「さっきテレビで観たモンブランケーキが美味しそうだった」
とさかんに言うので、帰宅するまでに買ってきたよ。
お帰りー、と出迎えて「今、食べる?」と聞いたら
「いや、別に買って来てって言った訳じゃないけど…あるなら食べなきゃねぇ」だって。
嬉しそうじゃーん。
「美味しいわぁ」と満足そうだった。
父の晩年から、こんな風にささやかな贅沢を楽しむようにしてる。
慎ましく暮らして来た父や母にとっては、何の記念日でもない日のケーキや、
コレがあると便利なモノは贅沢であり我慢するものだったから
潤沢な資金も知恵もない娘が出来ることはこんな事。
父が居なくなってから、一緒に食べたケーキや珈琲やその時の様子を懐かしく思う事が多くて
最近は一層ささやかな贅沢を強力に推進している、って
まぁ、『ご相伴に預かります』が一番の魅力なのだわ。
母が好きな『餡子モノ』の登場回数が最近増えてる。
次は何を一緒に食べようか、と考えるのも楽しい。
コロナショックで自粛気味だったお取り寄せも再開しよう。
