「よい」年の重ね方をするために…。
身近に母親や親戚、友達以外にロールモデルとなる人いることが一番だと思います。
本やSNSでは感じ取れない「空気」をも教えてくださる、
規範でもあり、メンターのような存在です。
親は子どもに決まりを教えなければならないという意味でメンターとは少しかけ離れています。
なので「家族以外の女性」がキーとなります。
現在の自身の年齢よりも+10. 20. 30 というような、グッドエイジの方でそのような方がいることで、
長いスタンスで自分の在り方を想像することができます。
また、グッドエイジといえる方はその分経験も豊富ですので考え方の視野が広くまた引き出しも多く、自分がいざ、、というときには指南者にもなってくださいます。
ありがいことに、店主の周りには何名かそのような方がいらっしゃいます。
これもお店(活動)を続けていたからこそ出会えた貴重なご縁です。
皆さまに本日ご紹介させていただきたい、グッドエイジのフレンズさま。
●リボンフレンズの中の大先輩、ご近所リボンフレンズさま。
毎日オシャレで愛情溢れるお人柄に『憧れ』とおっしゃる方は年齢層幅広く何人もおられます。
私もそうです。
先日84歳のお誕生日を店主宅のベランダでお祝いさせていただきました。
この日もskinやさえらのアイテムを素敵にコーディネートされていました。
華道のお家元の先生をなさっています。
お嬢様が先にリボンを見つけてくださりご縁を繋いでくださいました。オープンから長くご一緒いただいていたす。
毎週店内に入るお花活けに苦戦していると
『何でも決まりはないのよ。自由に好きなようにいれてご覧なさい』
と優しく教えてくださいます。
これは華道のみならずお洋服の選び方もそうで、
お嬢様が迷われているときは
『何でも興味があるものは一度着てみないと。似合う似合わないということはないわよ』
とおっしゃることが印象的です。
何歳になっても姿勢良く、オシャレで前向き。
※きちんとランジェーリーも定期的に選ばせて頂いています。
『オシャレしてお出かけするのが大好き』
といつもおっしゃっています。
●店主が人生で出会った中でお着物のベストドレッサーです。
ご近所で茶道の先生をなさっています。
お茶のお手前をいただいたとき、その美しさには完全に心動かされました。
私を含め何人かフレンズさまもお稽古に通われていて、オープン以来長い間心通うお付き合いをしてくださっています。
日曜日に別の仕事が入ることになり、茶道のお稽古をどうするか迷いご相談に伺うと
『お仕事のチャンスは滅多にないんだから、お仕事をご優先なさって。お稽古はいつでも始められるんだから。私も子どもが独立して本格的にお稽古を始めたわ』
と後押ししてくださいました。
また、お着物の着こなしが毎回とても素敵なのでお尋ねすると
『着物を着ながらリボンさんに来るくらい、基本私は若い時からお洋服が大好きなのよ。若い時からたくさんお洋服を着ているから、それが着物のコーディネートに役立ってるわ』
とおっしゃっていることが印象的でした。
着物の着こなしもまずはお洋服を着こなしからということ。
いつも参考にさせていただいています。
この日はお着物にリボンセレクトのシャンタルトーマスの傘をあわされて。
●オーガニックコットンをこよなく愛する方で、日本中、いや世界で知らない方はおられないと思います。
Pristine の創業者、渡邊智恵子さん。
日本にはじめてアメリカからオーガニックコットンを紹介され、「オーガニック」の一時代を作られた方です。
先日の展示会にて。
Pristineのオーガニックコットンで作られたお着物を着て伺いましたら、大変お喜びいただきました。
日本固有のものをいつか自社の生地、デザインで作ってみたかったとおっしゃっていて、
会長の今までのご功績と熱意に共感し、去年店主も作らせていただきました。
『今日、羽織を着たかったのですが手元のもののコーディネートがうまくいかなくて』
と申し上げると
『コーディネートはうまくいくいかないではなくて、着こなすのよ。 コットンの着物だからコットンで合わせるというよりは、手持ちのシルクのもので合わせてごらん。滑りがよいだけではなく、またグッと粋になるわよ』と。
Pristine のお洋服が20代から80代まで受け入れららているのは、
型にはまらないデザイン、楽しいパターンだと思いますが、それはまさに会長の生き様そのものと思います。
本日ここにご紹介させていただいた皆さまに共通していえること。
・70歳以上、「現役」でご活躍。
・オシャレをすることは生活の一部、当然のことと思われている。
※それに合わせて下着もきちんと選ばれている。
・ネガティブをポジティブにかえるちから。
・健康管理をされ、ご自身のベスト体重を知っておられる。
→常にダイエットしなきゃとか、太ったから、が口癖ではなく、毎日の食生活が安定している。
このブログをお読みの皆さまにお伝えしたいこと。
オシャレを日常の食事のようなものとしてといれてください。
オシャレをすることは自分への意識を高め、また自身の姿を鏡でみて
自分を自分で愛せるか、
という自身との深い対話につながります。
いっぽうで弊店のブログをお読みいただきながら、オシャレに興味がないとおっしゃる方は
「オシャレ自体」ではなく何か違うトリガーがご自身の中にある可能性があり、
まずはそれを取り除くことが大切です。
店主は店主であると同時にコミュニケーション専門家でもありますので、微力ながらそのお手伝いは可能かと思います。
オシャレは体調管理にも繋がり(要は着れる服が限られるので体重の振り幅が少なくなります)、出会いも広がります。
リボン田園調布に普段よりかかわってくださる皆さまには
グッドエイジの方から教えていただいた
グッドエイジのための具体的な秘訣を、
店頭や普段メールやお電話での実際のコミュニケーションで
ご紹介したいと思っています。
そのことで、弊店に関わっていただく楽しさをより一層感じていただけると嬉しいです。
最後に。よいメンターに出会うためには。
それは活動し続けることが大切です。
しかしながら家庭の事情や住環境、仕事の関係で出会いが限定的な方も少なくなりません。
そのような方のためにも、弊店とかかわっていただくことで、
「視野が広がった」
とおっしゃっていただけるアイデアをご提供し続けていきたいと思います。
オーガニックコットンの生地に日本画家蒲原みどりさんが季節の花鳥風月のペイントを。
梅雨草や鶯、ちょうちょ。五月の終わりに着ることができてよかったです。