『コンプレックスを得意なことや人の役立つことに変える』
これは店主が日頃心がけていることです。
幼い時からひどいアトピーに悩まされ、小学校に入ると円形脱毛症、幼児高血圧症、食物アレルギー。
さまざまな病気を乗り越えてきました。
小児科医で小児救急病棟にいる友達の話を聞いていると私が経験してきたことは「病気」とはいえないかもしれません。
母親に言わせても『いのちにはかかわらない、気長に治療すれば治るものだから病気じゃないと思っていた』と。
ただ、アトピーは本当にひどかったのを未だに憶えていますし、
兄は大人になった今でも『あの状態は本当に可愛そうとしかいいようがなかった』といいます。
出ているのは顔だけで、手足は全身包帯に巻かれていることもあり、それはひどい状態でした。
ただこれらの経験が今に生きていることは事実です。
コンプレックスを得意なことや人の役立つことに変える力がこれらの経験を通して身についたのだと思います。
アトピーでもなんでも母は私に普通の生活をさせていました。
友達とみんなで海やプールにも行きましたし、川でも泳ぎました。
アレルギーがあるから何かを制限することを一切しませんでした。
唯一気を付けてくれていたのは肌着選び。
当時は天然素材の肌着が街の商店街で簡単に入手できました。
商店街の衣料品屋さんにいき、夏はシルクやようりゅう綿の綿でも薄手のものを。
春はコットンの薄手のものにシルクを重ねていました。
今ほどコットンでもさまざまな種類のものがなかった時代ですが、
お店にある天然素材のあらゆるものを買ってくれました。
パンツもコットンでかつゴムがフラットのもの。
実はさえらのパンツを小学校のときから履いていました。
それは締め付けない、通気性をよくするというアトピー対策にぴったりなパンツだったのです。
さえらと私のご縁はそこから始まります。
雨ごとに季節が進むと同時に
寒暖差による自律神経の乱れ、花冷えによるからだ内部の冷え、
取り巻く環境は過酷ですが負けない体をキープしていきましょう。
春の準備で一番最初にすること。
それはお洋服ではなくインナーを一通り揃えます。
朝晩はまだひんやりしますが、ファッションも
少し春を感じさせるような薄手のスウェットやブルゾンなどの羽織り、ジャケットを着たい
と思うのは店主だけではないと思います。
春のコーディネートを意識しつつ花冷えや寒暖差を耐え凌ぐためには、インナーが生命線ともいえます。
幼児期から行っていたアトピー対策とも言える季節ごとの肌着の入れ替え。
毎年季節の変わり目は新しい肌着を買ってもらい、タンスの中にピカピカな肌着が揃うのが嬉しくてたまりませんでした。
そうしながらアトピーも克服してきました。
そして大人になった今はおかげさまで病気知らずで実に健康です。
当時の話をお店ですると皆さま信じれないとおっしゃいます。
でもそうだったのです。
自らの経験をもとに多岐にわたる種類のインナーを揃え、コーディネートにあうものだけではなく、
今のような季節の変わり目は健康に過ごせるためのインナー選びをご提案しています。
0番の春物。それはまさにインナー、中でもOscalitoのシルクウールのタンクトップはこれからが本番と言ってよいでしょう。
そろそろスプリングコートの下にはシャツも着たいですね。
でもシャツ一枚じゃまだまだ寒いです。
そのような時はシルクウールのタンクトップのインナーをしのばせて。
シルクウールという素材もですが、背中の部分が首まで高くなっているので暖かいです。
※日本製のインナーではなかなか見ない設計です。
★春のインナー選びのセオリー★
※ご購入の際迷われたらお気軽に店頭およびInstagramのDMからお問い合わせください。
- 種類:トップスの種類によりインナーのカタチも使い分けます。
- カラー:差し色になる春らしいカラーやトップスで使われているカラーをヒントに明るめの色を選びます。
以下のブラウスには黒ではなく、春らしく明るめの色を差し色にします。レースの色を手がかりに統一感を出します。
ブラウスのレースをいかすため、インナーはあえてシンプルなものに。
タンクトップでは寒いと思われる方は長袖を。
特に夜のお出かけは長袖のインナーが安心ですね。
Tシャツの下にはレースありのタンクトップを。
Uネックのレースがボディに沿うので、にわかにすけて見える感じも素敵です。
店主の日曜日、「0番の春物」のお洗濯をしました。これから4月末まで引き出しの一番前にいてくれるインナーたちです。
★カラーはトップスやボトムスの色とのバランスが大切✨カラー選びはお気軽にご相談ください
春なので明るめの色を積極的に
●タンクトップUネック→ブラウスやスウェットに。
●長袖Uネック→上記では少し寒い時に。
●タンクトップレース→薄手のTシャツやカットソーに。
●長袖レース→上記では少し寒い時に。