12月に入り、駆け足で毎日用事に追われている方は多いのではないかと思います。
そのような時ではありますが、店主の週末は「無心」になるお時間をいただきました。
まず「無心」のよいところは、新たな想像力や発想に恵まれやすい状況になることです。
そのための場所、時間作りは人それぞれかと思います。
店主でいえば、リボンの店内に入ってお店の空気を吸った時。
いつもお店に入る時、無意識に深呼吸をします。
よい空気だなぁと思い、一瞬無心になります。
その他、水泳で体を動かすことに集中しているとき、本の世界に引き込まれているとき。
ただ、これらは一瞬の時間であり、体験といえるのは「いつもと違う場所にいく」ことだと思います。
もともと出不精で、自分で休日にどこかいこうと計画を滅多にたてなく、そのような機会に恵まれないのですが、
会社員時代の後輩でありリボンフレンズのまいちゃんから『お着物デートをしませんか』
とお誘いがあり、赤坂の冬と現代アートの世界を体験しに出かけていました。
コースはまいちゃんが全部コーディネートしてくれ、私は決められた場所に指定の時間にいくのみ。
多くのリボンフレンズさまから赤坂のとらや本店は素敵な場所なので、ぜひ行ってみてと言われてはや一年。
ようやく辿り着きました。
聞いていた通りとても素敵な空間
精進料理のランチをしながら、お互いの近況報告、そのあと2階でお買い物、地下のギャラリーでピエールエルメ(フランス菓子)と虎屋(和菓子)のルーツを学ぶコーナー、
その次はタクシーでミッドタウンまで移動し、ずっと興味をもっていた5stars 展。
中でも草間彌生さんの作品は、私の属していたベネッセが直島のミュージアムに所有していて、
初めて新人研修で訪れて観た時はその世界に完全に引き込まれました。
会社を退職するとき、その感動が忘れられず、一枚草間さんの「かぼちゃ」を迎え入れていますが、
美術舘で鑑賞するとやはりダイナミックで、おおよそ20年前の感動が鳥肌がたつように甦りました。
まいちゃんいわく、アートとは美しいと思うものではなく、観る人の心を掻き立てるもの、ザワザワせるものだと。
まさに同感です。
これはリボン店内にある商品もデザイナーさんの思い入れ、ストーリーのあるまさにアートとといえるものが多く、
手に取りご購入くださる皆さまは単に便利とか快適だけではなく、
これを身につけることで、自分の気持ちが前向きになる、ワクワクする、楽しみになる、
との期待およびその直感に誘われるのではないかと思います。
日曜日、「無心」になることで、また火曜日から皆さまをワクワクさせる何かをご紹介させていただきたいと改めて思いました。
明日からスタートしますリボンホリデー
リボンではご来店の皆さまに「無心」で楽しんでいただけるよう、3Cs to be avoided (closed space , crowded place, close contact), 換気を徹底して行っています。
それにともない、先日から何名かの方にご入店をお断りする状況がありました。
店内は店主を含め3名までとさせていただいています。
したがいまして、ご来店のご予定をいただいているお客様は
メールおよびInstagramのメッセージより空き時間のお問い合わせをいただくとスムーズにご案内ができるかと思います。
小さなお店に様々な方にお集まりいただきワイワイするのがリボンの楽しいところでもありましたが、
しばし我慢のときです。
医師の兄からリボンフレンズさまにメッセージ。
コロナは飛沫感染なので、3Cs to be avoided. 三密を避ける。密で換気の悪い場所は絶対にNG、それプラスうがい手洗いをしていれば何も怖くありません。
最近多くみかけるのは、手を消毒するけど、換気の悪い場所、密な場所には平気で人がいること。
感染者が増えているいま、今一度基本に立ち戻っていただきたいとのことです
ちなみに実家のリビングはお客様がいらっしゃると窓を半開にし常に換気をし、
母を含め3名以上は同時に自宅に迎え入れないようにしているそうです。
リボンにコンタクトしてくださる皆さまにおかれましてはこのホリデーシーズン、
店舗あるいは店主とのコミュニケーションでしか体験できないお店での発見や感動、
アーティスティックなこだわりのある商品からインスピレーションをたくさん感じでいただける機会になれば幸いです。
安心空間にて皆様のご来店を待ちしています
●さえらのバックやストールは着物コーデにもバッチリです。
着物=オーセンティックなものには、オーセンティックなものが品よく落ち着くと思います。
ちなみにこちらの無病息災ひょうたん帯は学生のときからの友達のお姉ちゃんからのお形見でいただいたもの、
着物は母のもの(なんと50年前の着物、しつけ糸がついたまま)ようやく日の目を浴びました。
天国にいる友達のお姉ちゃんが日を照らしてくれたのだと思いました。
今年お亡くなりになり御供養に早く身につけたいと思っていたので、年内身につけられて本当によかったです。
着付けも全てご自身でされます。
娘ちゃんもはや6年生になりました