2024.6.14 私が決めた世界で生きる。 | だんだん自分に戻っていく。

だんだん自分に戻っていく。

自分は何が好きで何が得意なのか。わかっているようでわかっていないな~と感じている今日この頃です。

10年くらい前からの知り合いがいるんです。

その人は、全体的にはいい人なのですが、物忘れが激しいのです。

 

だからすぐに私の言ったことや自分の言ったことを忘れてしまう。

忘れてなかったことにしてしまうせいで、「自分は悪くない」と本気で思っているのです。

 

以前からその人には、ある分野で「おすすめを教えて欲しい」と言われていて、ずっとおすすめしていました。

でも次に会った時に見たというわけでもなく、調べたというわけでもなく…

私の情報は忘れ去られていました。

 

それに気づいていたけど、何も言わない10年でした。

 

何度も何度も忘れられるを繰り返し、私も自分からその話を振ることはなくなりました。

どうせ見てくれない。

相手には、何も期待をしなくなったんです。

 

つい先日、久しぶりに相手から話しを振ってきました。

「またおすすめを教えてよ」と。

 

私は拒否しました。

「どうせ見ないのだから、教える必要はないと思っている」と。

 

相手は驚いて、「見ないなんてこといつした?見てないって思い込みでしょう?他の人と勘違いしているに決まってる。自分はちゃんと見ている。すすめられたものを、忘れたことなど一度もない」と言いました。

 

もうこの答えは想定内で、何も響きませんでした。

 

ほら、すべて忘れてしまっているでしょう?と。

 

私は無言で何も言わなかったので、相手は察したのか、謝ってきました。

「ほんとにごめんね。これからは気をつける」

 

でも、私には「これから」はもうないんです。

 

相手は「謝れば元に戻る世界」を見ていて、私は「相手とはもうその話をしない世界」を選んでる。

 

相手は、最初の数回は気を付けるでしょう。

でもまた元に戻るのはわかってる。

だから、相手の望む世界に行く気は一切ありません。

 

貴方は私のストレスにしかならないと私が判断し、もう「いらない」と決めた。

 

相手に期待をしていないから、お詫びの言葉など、何も響かないんです。

 

許すとか許さないとか、そういう世界にすらいない。

簡単に言えば、「もう貴方とその話をすることに興味はない」です。

 

 

最近、なんだか思考がすごくシンプルになってきて、あんまり悩まなくなりました。

番組とかも、面白くなかったら最初の数分ですぐに切っちゃうし。

昔はこんな自分は想像できなかった。

 

悩む自分が好きで、悩む自分を選んでいて、悲劇のヒロインがかっこいいとすら感じていた気がします(笑)

 

でも今は、自分を不快にするものって、できるだけいらない。

何をしたいか、何を目指したいか、それだけでいいように感じてます。

 

世界に合わせてた自分から、世界を作る自分へ。

 

「才能がない」って、当たり前だって気づいた。

だって私は、その世界に合わせる必要がないもの。

 

世界に合わせる必要なんかなかった。

私は私でよかったんだと、初めて実感できた気がします。