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窓辺に咲く花にふと
水を遣るその仕草
惰性でついと
笑う君に
言える事など無い

君にはそう
守るべき物が
日常とか体裁とか
馴染めそうも無い

積み上げて崩して
しまうのが怖くて
しがみつく腕の
柔さを愛でて

その辺で
許してしまえばいいよって
抜け殻の君に嘯いてみせる


味の凝ったオードブルも
埃のたたないリビングも
「誰も喜んでくれやしない」
何を話したらいい

僕にはもう晒すべき物も
ひいては帰る場所も
もう疾うに無い

重ね合って 注いで
空になった身体で
君が望む物を
後から探して

花なんか
枯らしてしまえば良いよって
言えた事は精々
それ位で


全てを信じ切れる程
二人は幼くは無い
そうだろう ねぇ

昼間の体温の名残が
指先から消えてく
夕暮れ


積み上げてく分だけ
深まって 離れて
しがみつく腕は
柔さを失ってく

帰るべき場所がある
ただそれだけで
君は救われる
忘れてしまえるだけ


あの花は
何ていったっけ

君の声が
思い出せなくて
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僕の地元の駅周辺は今、再開発の真っ只中。

写真は今、建設中のビル。6階くらいまでが映画館等の商業施設となり、そこから上がマンションになる予定だそうで。
似た様な構造のビルがここ何年か増えていて、これで3つ目になるのかな。住む人が増えているんだろうか。

全国何処にでもありそうな話だけど、この街も例に漏れる事なく、再開発を進める側と、現住民との、特に周辺の商店街との間での諍いが続いている。けれど、こうして静かに、でもあっという間にビルが1つ建ってしまうのを見ると、抗えない力っていうものを感じてしまう。

再開発は街にとって然るべき変化で、その街で暮らす人達は、その変化に抗う事よりもむしろ、順応していく事を強いられている様な、そんな気さえしてくる。高いビルは、そこに在るだけでも絶対的な存在感を放っている。



高いビルが作り出した影が、商店街をすっぽりと覆っている。


必要なのに、そこに無い物。
不必要なのに、そこに在る物。


何が必要か、誰だってわかっているのに、気が付くといつも、手にするのは、不必要な物だ。


必要な物、不必要な物、選ぶ権利は実はとっくに失われていて、必要性の有無に関わらず、僕等はそれを手にする権利だけが残っているのかもしれない。

ビルは建つ事に意味があって、もしかしたらそれはもう、必要性なんて在って無い様なものなのかもしれない。



あのビルが建つ前の街並みを、あのビルの場所に在った筈の風景を思い出してみようとしたけれど、どうにもうまく思い出せない。
少なくとも、僕の中に今在るのはあのビルだけで、それ以外は無くなってしまった。


そうやって、色んな物が変わっていく。街並みも景色も、人も。
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携帯電話を換えました。
機種はF-09A。何だか戦闘機みたいな名前の機種です。

技術の進歩ってのは凄いもので、今は携帯電話にタッチパネル機能が付いちゃってたりするんですね。いやー、お父さんびっくりしちゃったよ。

ご存知の通り(?)僕は重度の機械音痴です。未だにビデオの録画とかできないし(今時ビデオ録画なんて時代遅れだろうけど)、携帯電話の機能なんて今まで満足に使いこなせた試しがありません。

ドコモの担当のおっさんにあーだこーだと説明を受けたのですが、違いがよく分からなかったので、3番目くらいに薦められた機種にしました。若いのに全然詳しくないんだねー、と言われてしまいました。余計なお世話じゃい、と言いたくもなりましたが、僕はもうそんなに若くはないのでぐっと堪えました。

ちなみに、このおっさんの耳毛がもの凄くて、僕は携帯の機能どころじゃなく笑いを堪えるのに必死だったというのはどうでもいいお話。



しばらくは取り扱い説明書が手放せなさそうです。

では、今日はこの辺で。



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少しずつだけど確かに、前進している感じだ。

今日は間違いなく、そんな1日だ。ページを1つ、めくる様にして、確かに先へ進んだ。




天気がいい。伸びをしながら、大きく息を吸う。夏の匂いだ。

それは些細なひと押し。






たったそれだけのことでグラグラとゆれた。








止まることのないゆれ、止まることのない動き。








なんでもない平日の幕が閉じ、変化の兆しの鐘がなった。










あぐらをかき、肘をついて傍観していた姿勢をやめ、








見つけなくてはならない。










それまではもがき苦しむかもしれない。










逃げ出すためじゃない。










必要性を感じたから外へでるのだ。










もう、ここで見るものは何もない。










あとは旅立つ前に自分が感じたことを伝えるだけ。










「立つ鳥跡を濁さず」って言葉をそのまま行えれば、










これ以上何も望まないよ。