「お一人さまですかぁ?カウンター席へどうぞ!」
と言う店員さんの声を無視するかのように、平然と4人掛けのテーブルにひとりで座るおじさん。
11時50分。
毎日、12時を過ぎたら客が押し寄せてくる某飲食店内でのことです。
「店員の声が聞こえなかった」
のか、
「俺は客だ!どこに座ろうが俺の勝手だ!」
と思っているのか、それとも
「考え事をしていて、ついうっかり」
だったのか、
「特に理由はない」
娘たちは、「スパゲティ」のことを「パスタ」と言います。
「パスタ」は、マカロニ、ペンネ、ラザニア、スパゲティなどの料理の総称で、スパゲティの別称でも「オシャレな言い方」でもありません。
なので、
「今日のお昼はパスタがいいな。」
はOK。(漠然とパスタが良いと思っているだけで何にするか決めていない)
でも、注文したミートソース・スパゲティを一口食べて、
「うん、このパスタ美味しい」
は間違い。
魚の練り物(ちくわ、かまぼこ、つみれ)を好きな人が、「ちくわ」を食べて
「うん、この魚の練り物、美味しい」
と言うのが不自然なように。(この人「ちくわ」を知らないのだろうと思われるでしょう)
「うん、このパスタ美味しい♪」
って言っている若者がいたら
「君が食べているのは、いろんなパスタ料理の中の、“スパゲティ”っていう食べ物なんだよ。知らないようだから教えてあげるけど。」
と言ってあげましょう。
絶対に、
「ウザいなぁ…このオヤジ」って思われます。(笑)
前に、「ありのままでー♪」は「レリゴー(Let it go♪)」と同じ意味ではないと書きました。
今夜、途中からだったのですが、「マツコの知らない世界」を観ていたら、あの映画翻訳家の大御所、戸田奈津子センセイが出演されており、僕にとっての新発見がありました。
どういうことかと言うと、「英語を訳して日本語字幕を作る」ことと「日本語吹替を作る」と言うのは、全く違う作業だということです。
日本語字幕を作る場合は、例えばブラッド・ピットが喋っている口の動きに合わせて、セリフを日本語に言い換えなくてはいけません。
ところが、日本語吹き替え版だと、そこにさらなる緻密な苦労が重なってくるわけです。
つまり、
“Let it go♪(レリゴー)”と歌ったアニメのエルサの口は、go(ゴー)なので、母音が「お」になっているわけです。
それを考慮した上で、
「ありのーままのー♪」
「の」の母音も「お」にしないと、口の形が違うので、観客は違和感を覚えてしまいます。
いやープロの仕事って凄いですね。