次男がわたしに弁当を作ってくれた | 音楽すること・生きること

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フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

最近はものすごく忙しい。

帰省していた次男に、「これとこれとが冷蔵庫にあるから

お昼ご飯作っておいてくれる?」

どういう返事が返ってくるかと思ったら

機嫌よく「いいよ。」という返事が返ってきた。

去年の9月から進学のために親元を離れて

暮らしているので、食材を指示すれば

自分で料理することにも慣れたのだろう。

「ママね、この頃ものすごく忙しいの。

同じものでいいから、お弁当を持っていくのに

多めに作ってくれる?」

「ママのお弁当箱はどこ?」

次男が聞くので、それを渡すと、

なんとお弁当まで詰めてくれていた。

さすがにこれにはびっくりした。

一瞬、目が点になった。

自分が育てた息子に、世話をするのは母親から

息子への一方通行だと思っていた。

お弁当作りをしてもらう日が来るなんて。

2日間作ってくれた。

長男と電話で話しているときにその話をすると

「ぼくも、弟の作ったお弁当食べてみたいな、

おいしそう。」と言っていた。

その次男が急用で大学の近くのシェアハウスというのだろうか

そこに帰って行った。

さみしくなった。

次男がうちにいるときは別に何とも思っていないが

いなくなると寂しくなる。

子どもたちは、きれいさっぱり親離れをしているようだが

親であるわたしのほうの子離れは、彼らと同じように

できているかどうかはわからない。