最近はものすごく忙しい。
帰省していた次男に、「これとこれとが冷蔵庫にあるから
お昼ご飯作っておいてくれる?」
どういう返事が返ってくるかと思ったら
機嫌よく「いいよ。」という返事が返ってきた。
去年の9月から進学のために親元を離れて
暮らしているので、食材を指示すれば
自分で料理することにも慣れたのだろう。
「ママね、この頃ものすごく忙しいの。
同じものでいいから、お弁当を持っていくのに
多めに作ってくれる?」
「ママのお弁当箱はどこ?」
次男が聞くので、それを渡すと、
なんとお弁当まで詰めてくれていた。
さすがにこれにはびっくりした。
一瞬、目が点になった。
自分が育てた息子に、世話をするのは母親から
息子への一方通行だと思っていた。
お弁当作りをしてもらう日が来るなんて。
2日間作ってくれた。
長男と電話で話しているときにその話をすると
「ぼくも、弟の作ったお弁当食べてみたいな、
おいしそう。」と言っていた。
その次男が急用で大学の近くのシェアハウスというのだろうか
そこに帰って行った。
さみしくなった。
次男がうちにいるときは別に何とも思っていないが
いなくなると寂しくなる。
子どもたちは、きれいさっぱり親離れをしているようだが
親であるわたしのほうの子離れは、彼らと同じように
できているかどうかはわからない。