これですべてが終わりではないが、明日の会議で提出する
書類が出来上がった。
朝から晩まで気が気ではなかった。
終わらないのではないかと思ったからだ。
次男が大きい居間のテーブルで
書類に囲まれたわたしの隣でコンピューターに向かっていた。
わたしが次男に言った。
「明日の分の書類が終わったわ・・・」
次男が答えた。
「よく頑張ったね。」
フランス生まれの次男、フランス語の方が得意なのに、
日本語で返事がかえってきたので、まず、『えっ?!』
とわたしは心の中で驚いた。そして、
次男の言った言葉がフィードバックされた。
「よく頑張ったね。」と、確かに言った。
ねぎらいの言葉ではないか。
そんな言葉をかけてくれるようになったか。
わたしが息子たちに言いそうな言葉である。
次男18才、帰省中。
いつまでもこどもだと思っていたが
コミュニケーション能力が育っていそうだ。