感謝の思いとショック | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

来週のアトリエには来れないとわたしは言った。

ちょうど職場のプロジェクトと重なるのだ。

今年のアトリエのメンバーは、

ものすごく感じがよかった。

わたし以外は個人的にものすごく強いきずなで結ばれた

親友同士の若者たちだった。

ドラマーは忙しくてドラムの先生には今年は

ついていなかったようだが

ほかのメンバーは最近、大変優秀なディプロムを受け取った。

レベルの高いメンバーたちだった。

 

もとはといえば、即興のグループ授業のはずが

去年いたメンバーが卒業したのでもうグループ授業は

できないかもしれないと以前ついていたピアニストが言った。

「昔みたいに個人レッスンで来るか」と彼が聞いたとき、

大変素晴らしいジャズピアニストに失礼であったと

今は思うが、

「どの口が言うてんねん。」

と思って、思わずにらみつけた。

彼は以前、グループ授業は来ていいよ、でも個人レッスンは

もうおしまい。ほかの若い生徒に籍を残してあげないと。」

そう言ったからだ。

彼はすぐに、わたしのきつい目線の意味を理解したのか

付け加えた。

「もしあなたが望むなら。」

わたしがもう彼につく気がないことを察したようだ。

それが、その次の週に行くと、アンサンブルのクラスが

出来上がっていた。この記事を読んでくれている方には

9月10月の記事でお分かりかもしれないが

はじめは知らない若者たちとの関係が

ぎくしゃくしていたが、だんだん仲良くなった。

先月のコンサートで、こんなに面白いコンサートは今まで

なかったと思えるようなコンサートになった。

今思うと、前についていたジャズピアニストが

同僚に電話で話したところ、このメンバーが偶然集まった

というところだが、はじめはわたししか来る人がいなかった

時間帯に、こんな素晴らしいメンバーが集まったという

偶然は、たまたまではあるが、結果的に、わたしは以前

ついていたジャズピアニストからのプレゼントだったと

いう風に受け取っている。

 

来年も登録する人と言われて全員が手を挙げたが

わたしには、僕にはまだアトリエをさせないといけない

ジャズピアノの生徒が何人もいると言われ、

15年ぼくとやってる?と聞かれた。

数えてはいないが、「いや、そこまで経ってない。」

というと彼は黙った。

それがショックだった。

長男に電話で話すと、それは長すぎだよと言った。

ジャズピアノの個人レッスンは4・5年くらい受けていないが、

同じ先生にグループの即興のクラスにせよ、

毎週会うのを10年以上続けるのは長すぎだと

思うと言った。ジャズピアノの先生がママをやめさせたいと

いうのでなく、ぼくにも前のバイオリンの先生が言っていたけど

9年教えたら、同じことを言う繰り返しになるし、

別の先生についたほうがいいと言われたこともあると

わたしの話を聞いて言った。

わたしはなるほどと思った。

彼は、同じジャズ科の別の先生の所に行ってもいいし

別の音楽学校のジャズのアトリエに登録しても

新しい発見があっていいと思うと

音楽をやっている長男がわたしにアドバイスをした。

今朝、さっそく、クルマで30分くらいの音楽学校に

連絡した。サイトで見たが、アトリエの

情報は担当のジャズマンの名前にとどまり、時間も曜日も

未定ということになっていた。

さあ、どうなるか・・・