2011年10月1日のバイオリンレッスン(3) | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

はじめに新曲をもらって、先生と、初見で二重奏。
長男がつっかえた。この瞬間、やっぱり、ソルフェージュのクラスが
あがるほど、初見力がつくだろうし、上のクラスの課題をこなせる方が
いいか!?と思った。2年間、読譜が亀のように遅いと思い続けてきて、
いきなり去年から、前年に比べると、少し すらすら読めるようになって
きたところだ。まだまだ、ひよこ状態。でも、なんて、きれいな曲だろう。
ハーモニーが絶妙だ。曲名は、Sinfonia Decimaquinta à 4、
J.H.Kapsberger作曲。

先生が弾くのを聴くのが、母親としてレッスンを見学する時の醍醐味だ。
すばらしい音がする。先生が、4分の3のバイオリンならもっているから、
あなたがもっと大きくなったら、わたしがこどもの時に使っていた
バイオリン、屋根裏部屋で眠っているわたしのバイオリンをあなたに
貸しましょうと言った。なんて感慨深いことでしょうと言った。

Il faut manger beaucoup de soupe.
4分の3のバイオリンを持つように大きくなるには、
たくさんスープを飲まなきゃ駄目よ、という意味。先生はうちの長男が
2分の1のバイオリンに変わる前にもそう言っていた。その言い方が
温かくて、ユーモラスで、長男もわたしも、思わず微笑んでしまう。

この先生は、小さい時、とても上がり性だったそうだ。もう人前で
弾きたくないと思っていた時に、先生が変わったらしい。新しい先生は、
長男のバイオリンの先生に週二回くるようにいい、ぶっ続けで、
立ち続けで3時間のレッスンをうけさせたと言う。長男の先生に、毎週、
オーディション(人前で演奏する会のこと)で演奏させたらしい。長男の
先生は見込まれた子だったのだろう。そして生徒は、長男の先生は
それに答えた。このきれいな先生、実は筋金入りの努力家なのだ。
(続く)