@00244/Kleeer/Intimate Connection | kengold light/mellow/soulful

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                                         ★★★
 今回は久々に下ネタのトークになってしまいますので、先に謝っちゃいます。大変申し訳ありません!

 先日オンエアされた「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)のジミー大西の密着24時間をご覧になった方はいらっしゃいますか~?

 全国では2月14日に放送された分なんだけど、ここ札幌ではなぜか1週遅れの23日の火曜日にオンエアされ、事前にネットで話題になっていて気になって見たら笑ったのなんの。ホント、ジミーちゃんは「ひょうきん予備校」(フジテレビ系)の若かりし頃からの大ファンで、その天然っぷりには同じくレギュラーだったダウンタウンと同じくらい注目して見ていたものでした。

 なので、1996年に画家転向により芸能界引退という出来事には寂しさを覚えました。松ちゃんも「もっと、他に辞めなあかん奴いっぱいおるのに」と残念がっていました。

 その後もガキの大晦日スペシャルにはVTR出演がレギュラー化され、変わらぬ天然っぷりに嬉しさいっぱいでした。

 ジミーちゃんに関しては笑えるエピソードがめっちゃあり、特に好きだったのは彼は異常に嗅覚が鋭く、番組の企画の「たくさん並べられたスリッパの中から女子アナの履いたスリッパを当てる」というゲームで警察犬と対決し、見事勝利したという出来事で大笑いしたものでした。

 そんなジミーちゃん、今回のインタビューでも記者が質問してる真っ最中に急に眠りこけちゃうなど可愛らしさ全開でした。そして、大爆笑だったのがジミーちゃんは小学5年生に性に目覚め、それ以来1人エ○チには事欠かしたことが無いそうで、当時は1日最低でも5回、最高で13回1人エ○チしていたと暴露していたのはホントたまげました。すご~い!ジミーちゃん!僕なんて若い元気な頃でも1日3回が限界だったのにい~!

 まさに、サザエさんでいうところの「さ~て、来週のサザエさんは~?」、「波平です。節約節約と言いながらカツオの部屋のティッシュが無くなるのが一番早い。まったく羨ましい限りですな。さて来週のサザエさんはフネ楢山節考の一本です。」ってヤツです(←意味なし)。

 そして、更に驚かせたのが今でも毎日1人エ○チを小学5年生からずっと続けていたそうで、今回の24時間インタビューでその記録も途絶えてしまう~ということでした。ジミーちゃん1997年には結婚してるのに、そんな中でもそういう行為に及ぶのはどういうことなんでしょうか?嫁との行為の前後にやっていたということなのか。いやはや男として立派でありんす。

 そんなジミーちゃんも絵を描き続けるのには飽きてきているようで、芸能界本格復帰なのか?ということでした。コレがホントなら嬉しいニュースですねえ。バリバリTVに出まくって更に磨きがかかった天然ボケ、キレのあるギャグをどんどんかまして欲しいモノです。今の若い子たちにもウケると思うんだけどなあ。まだ52歳、芸人としてもう一花咲かして欲しいなあ。頑張れジミーちゃん!

 さて、今回は名門アトランティック・レーベルより7枚ものアルバムをリリースしたベテラン・ファンク・グループ、クリーアの1984年に残した代表作です。

 彼らに関しては僕はこの一枚しか所有していない体たらくぶりなのですが、簡単に彼らの経歴を。1971年にウッディ・カニンハム(vo)、ノーマン・ダーラム(b.vo)、リチャード・リー(g.vo)の3人がバルティモアでヴォーカル・グループのチョイス・フォーのバックを務めたのがキャリアの出発点のようです。その後、ニューヨークへ赴き、ポール・クラッチフィールド(vo)をメンバーに引き入れ1975年前後に「パイプライン」というロック・バンドを結成しています。う~ん前身はロックだったんだあ。

 その後、あのパトリック・アダムスが彼らを「ユニヴァーサル・ロボット・バンド」にスカウト。1976年にRed Gregというレーベルよりアルバムをリリース、コレなら僕もレコード持っていてなかなかイカしたパトリックらしい一枚です。ここで彼らはダンス・ミュージックに開眼、1978年に「クリーア」と改名し、名門レーベル、アトランティックと契約し翌年にアルバム・デビューし順調にレコードをリリースするのであります。この頃はシックを意識したダンス・スタイルが中心のようで、この辺もいずれコレクトしてみたいなあと思うのであります。

 転機となったのは5作目の「Get Ready」ではじめてアルバム全編をセルフ・プロデュース、ファンク志向濃厚なアルバム作りで勝負をかけるもこれがセールス的に失敗。コレが彼らにマーケットを見据えるスタンスが要求されたようで、当時クール・アンド・ザ・ギャングを華麗に変身させた「ツァラトゥストラはかく語りき」で知られるCTIの名キーボード・プレイヤーのエウミール・デオダートをプロデューサーに迎えるに至り、この1984年作の傑作を発表することになるのでした。それでは曲紹介へ。

 M1「Ride It」は1984年というファンク・バンドにとっては一番辛い時期を象徴した作品で、どうにもプログラミングによる軽いサウンドがどうも安っぽくかんじてしまう自分には苦手なナンバーです。ここはサラッと流していただいて・・・。

 M2「You Did It Again」で、ここで名プロデューサー、デオダートの本領発揮。確かに打ち込みは軽いもののなんともメロウな雰囲気いっぱいのミディアム・スロウでこんな感じなら自分も大好き~。リードを担当していると思われるウッディのヴォーカルもファルセットを交え実に涼やかな声を聴かせてくれます。

 M3「Go For It」もプログラミングバリバリながらも都会的でナイトクルージングにもぴったりなミディアム・チューンで、こんな音世界はゆったりと浸ることが出来ます。

 M4「Intimate Connection」は1990年代中盤にラップのネタとして多く利用された彼らの代表曲といえるもので、お馴染みリズム・マシーンRolandのTR-808、通称”ヤオヤ”の響きがなんとも気持ちのいいミディアム・スロウで、このメロウネスさは何にも耐え難いものでミッド80’sを象徴する名曲だと思います。ここまでのM2~M4の流れはホント素晴しいの一言です。やはりこちらをYouTubeレコメンド・トラックにしました~。





 M5「Next Time It's For Real」ではベース担当のノーマンがなかなかにソウルフルな喉を披露するエムトゥーメイっぽさも漂うスロウ・ファンク。コチラもメロウ感覚に溢れ十分満足いく仕上がりです。

 M6「Break」はちょっとBPMが早めなのが今の時代にそぐわないかなあと感じるダンス・ファンク・スタイルの1曲で、ホーン・セクションもフィーチャーしカッコ悪いとまでは言えないものの1984年という自分にとってはソウル系不作の年を象徴しちゃうナンバーかなあと感じてしまいます。

 M7「Tonight」も1984年らしいサウンド主体の1曲ですが、雰囲気はメロウさも垣間見え、リード・パートをヴォコーダーで通しているあたりも時代を感じさます。

 M8「Do You Want To ?」はいかにもデオダートっぽさを感じるなかなかキャッチーな展開をみせるダンス・スタイルのナンバーですが、音の隙間をうまく利用したサウンドには好感がもてます。

 やっぱしデオダートはセンスの良さを感じる名プロデューサーだなあとしみじみ感じるこのアルバム。1984年という難しい時期にここまでの仕上がりをみせるのは完璧とまでは言えないものの立派だなあと思います。確かに今の若い子が突然このアルバムを聴くとその打ち込みによるサウンドの軽さに戸惑いを覚えるかもしれませんが、長くこよなくソウル・ミュージックを愛する人間にとってはその洗練味にグッときちゃうのであります。

 彼らは翌1985年にもデオダートのプロデュースの下に本作と並び評されるアルバム「Seekret」をリリース。その後には失速してしまいますが、1990年にはレーベルを「New Image」に移籍しカムバックを果たし、また1997年になってウッディがE.K.の「Expansion」からソロ・アルバムを発表しなかなかの評判を得ている模様なのでした。

 さて、こちらのCDは2000年に世界初CD化となったものであり、またこのワーナーのブラコン探検隊シリーズものはすぐ廃盤となりプレミア化されるのがよくあるので、さぞや高値がと思いきや昨年2015年に国内盤が1,080円の廉価版でリイシューされているではあ~りま専科!なんでやっぱしこのフレーズで締めくくらさせていただきます。クリーア聴くなら今だ!今田繊維のはるさめスーツ!なのであります。


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