@00215/Elusion/All Toys Break | kengold light/mellow/soulful

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soul musicを中心に幅広い音楽分野でlightでmellowだと思うモノをどんどんレビューしていきたい思います。Amazonでの商品紹介も出来るモノであれば紹介していきますので是非購入してください。僕の多少の副収入になります(笑)。



★★★
 今、巷ではまたノロウィルスの感染が広がっているみたいですよねえ。怖いですよねえ、食中毒。皆さんは食中毒にかかったりしたことはありますかあ?

 自分もかれこれ10数年前に食中毒にかかったことがありまして・・・。それは釧路勤務時代、道東の港町標津町に出張に行ったときであります。夜に泊まったホテルで漁師町ならではのご馳走が出まして。それが生牡蠣と生ホタテのお刺身のコレでもかってくらいのテンコ盛りで、牡蠣好きの自分にとってはこりゃあタマランということで、むさぼり食っていたんですが、食べている後半で「ムムッ!何だこの気持ち悪さは!」ってな感じで、その後はトイレでゲーゲー!なんとかその夜は眠りにつけたのですが、翌日もめっちゃ気持ち悪く、その日も外回りのお仕事があったのですが、職場に電話して「すみませ~ん。食あたりにあってしまいましたあ!仕事になりません!でも何とか帰ります~!」と報告。

 この出張も公用車で1人で来てたもので、こんな状況でも運転して2時間はかけて釧路に戻らなくちゃならなかったんですよねえ。その日は午前中は町役場のトイレにこもりっぱなし。そして冷や汗たらしながら、どうにかこうにか運転して釧路にたどり着きました。

 結局、牡蠣とホタテ、どちらにあたったのかは今でも分かりませんが、理由として考えられたのがコレが恥ずかしい話なのですが、この時、性病の淋病にかかって治りかけの状態だったものでそのせいだったのかなあと思っています。その後はしばらくはスーパーとかの生鮮売り場とかを通るたびに「オエッ!」となったものでした。そして、大好きな牡蠣がこれから食べられなくなったらどうしよう~と不安もあったのですが、幸いそれ以降もフツーに牡蠣やホタテ食べれるようになって安心したものでした。


 そこで教訓!性病にかかった直後は生牡蠣、生ホタテは食うべからず!(←そんな機会ないか)なのであります。

 本題に入ります。冬だ!鬱だ!ソウル・ヴォーカル・グループ特集だ!第6弾は日本での人気も高いイリュージョンの1981年のデビュー・アルバムです。

 彼らはオハイオで3人組として結成され、1970年代中期にニューヨークへやってきてエピック・レーベルからグループ名イリュージョンズ名義で傑作シングル「I'd Like To Say I Love You」を1977年にリリース。マニア垂涎のモノだったのですが、2008年に日本独自企画の究極のコンピ盤「ロスト・ソウル・ジェム」で銀盤化されたのは嬉しい限りでした。その後、グループ名をイリュージョンに改め、紆余曲折を経て1981年にコティリオン入り、マイケル・ゼイガーのプロデュースの下アルバムの発表に至るのであります。彼らの特徴としては3人組ということもあり、ヴォーカル・ワークの楽しみは薄いのですが、リード・シンガーのライモン・ウィルソンの類まれなる泣き節が売りなのです。

 M1「All Toys Break」がもうなんといっても堪らぬスロウ・ナンバーで、看板ヴォーカリストのライモンの熱くソウルフルな唄声に痺れっぱなしなのであります。特に中盤から後半にかけてのしゃがれ声で泣き叫ぶように唄う有様には拝み倒してしまうほどの素晴しさです。プロデューサーのマイケル・ゼイガーといえば、デスコ系の人であまり好きではないのですが、ここでのプロデュースは彼らの個性を活かしたシンプルな作りとなっていて心配不要です。やはりこちらをYouTubeレコメンド・トラックにしましたあ!ライモンの唄声を堪能してくださいっ!





 M2「Don't You Know (I Didn't Mean It)」もライモンの唄声を活かしたスロウ・ナンバーでM1にはメロディ的には及ばないものの、やはりライモンの唄声にはやられっぱなしで、コーラスも一応つきますがほとんどライモンの独壇場であります。

 M3「Living On The Verge Of Leaving」はモダンでシンプルなバックの演奏も素晴らしいミディアム・ダンサーで、実に気ん持ちヨカ~な1曲。こういったナンバーでもライモンは抜群のノリの良さをみせつけ、バラードばかりじゃ無いんだぞとサイコーの仕上がりに満足です。

 M4「Lord」はライオネル・リッチーを意識したようないかにものブラコン的なバラードで、ライモンもここではやや抑えめに唄っていますが、それでもそのヨユーを持った唄いっぷりにもまた素直に感動出来るのであります。

 M5「When The Bell Rings (Come Out Dancin')」はマイケル・ゼイガーお得意のデスコ・ナンバーで、曲調はちょっとニガテなのですが、ここでもライモンの唄はテディ・ペンダーグラスばりのシャウトする展開で聴きどころはあるのであります。

 M6「I Want To Take You Higher」はお馴染みスライ&ザ・ファミリー・ストーンのカヴァー曲になりまして、なぜゆえにこの選曲?とは思ってしまいますが、ここでのライモンも吠えるように唄いコチラも熱くなってきます。

 M7「I've Never Been In Love Before」はコレ股マイケル・ゼイガーならではのダンス・ナンバーで、こちらはデスコの匂いは感じず、1980年代前半の時代の勢いを感じるカッコいいナンバーに仕上がっていて曲調はスピナーズを思わせる感じでなかなかよろしいです。ここでもヴォーカルはライモンの独壇場。ライモ~ン!キャア~!

 と、ヴォーカル・グループとしての妙味には欠けますが、ライモンの素晴らしい唄声をたっぷり堪能出来るアルバムに仕上がっていますので、コレクションの価値はありますゾ!

 そして、彼らは翌年「Show And Tell」というアルバムを残しますが、コチラはよりマイケル・ゼイガー色が強く出たもので出来は少し落ちます。そして、彼らは自然消滅してしまうのであります。一応1988年にライモンはソロで12インチを発表するのですが、それだけ。これだけの実力を持った類まれなるシンガー、もっとオファーは無かったのかしらん。せめて1枚だけでももっと素晴らしいプロデュースの下にアルバムを残せなかったものかと残念でなりません。

 さて、こちらのCD、2000年に出されたモノで、こちらも廃盤、、入手困難と思いきや2010年にも再リイシューされているではあ~りま専科!Amazonでも今なら安く購入出来ますので、お持ちで無い方はお早めに。ここでいつものフレーズ、
イリュージョン聴くなら今だ!今田繊維のはるさめスーツ!なのであります!

All Toys Break/エルシオン

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