@00211/Real Thing/Children Of The Ghetto | kengold light/mellow/soulful

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soul musicを中心に幅広い音楽分野でlightでmellowだと思うモノをどんどんレビューしていきたい思います。Amazonでの商品紹介も出来るモノであれば紹介していきますので是非購入してください。僕の多少の副収入になります(笑)。



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 う~ん!またしても先週木曜日から今週月曜日まで完全鬱状態に陥り、くまさんのごとく冬眠生活してましたあ!ホントほとんど飲まず食わずで大好きなタバコも吸えない状態でぐったりでした。

 来年の4月には入院する予定でいるんけど、やっぱし今時期のシーズンが一番しんどくて今すぐでも入院した方がいい状態。主治医にも言われてるんけど今の仕事来年3月までは責任をもってやり遂げたいのです。そして、遅くとも来年の今頃には東京のDisk Unionで働きたいんけど、こんな有様で大丈夫か不安でいっぱいです。というか、今年は後厄ということもありホントろくなことのない1年でしたわあ!今年もあと少し。何か小さいことでも良いことがありますように・・・。

 さて、少し大好きなソウル・ヴォーカル・グループのレビューを続けたい思います。そこで、代表作「Step Into Our World」を既にレビューしましたが、大好きなグループ、リアルシングの決定的とまでは言えないまでも現状ではベストと言えるアンソロジーをレビューしまあす。

 リアルシングに関しては前述のアルバムがやはり決定的名盤なのですが、彼らは他にも3枚のアルバムを残し、またシングル曲にも目を見張るモノがあり、こちらのコンピ盤は大変貴重なモノとなっています。しかあし、こちらのCD、全36曲収録され、とてもじゃありませんが全曲レビューするのはしんどいです。ということで、かいつまんで紹介を。

 まずはDisk1から・・・。

 M1「You To Me Are Everything」はデン/ゴールドコンビによる1976年の彼らの出世作であり代表曲でもあり、当時日本でもシングルが発売された超名曲であります。ホント爽快なミディアム・チューンの飽きのこない1曲で聴き逃し厳禁であります。こちらをまずYouTubeレコメンド・トラックにしてします。




 M2「Can't Get By Without You」はそのB面でこちらもフィリー・ソウルのような流麗なミディアム・ソングで、言うことなしの傑作です。やはり特徴のあるリードシンガーの唄いっぷりが気持ちいい事この上ないです。ちなみにこの2曲は1stアルバム「The Real Thing」に収録されています。

 M3,M4はアルバムには収録されなかった彼らの記念すべきデビュー・シングルになるのですが、こちらは様相の違うブラック・ロックといった仕上がりでオススメしかねます。

 M5~M10は前述の1976年のデビュー・アルバムからの選曲ですが、この中で特筆すべき曲なのがM7「Young And Foolish」がなんともメロウでグルーヴィーなミディアム・ソングで、ここでは彼らには珍しくファルセット・ヴォイスも飛び出してきて、コーラス・ワークも最高な名曲です。

 M10「You'll Never Know What You're Missing」はなんともメロウ~なスロウ・チューンで、その都会的な仕上がりに胸がグッとくる名曲です。その他の楽曲も悪い出来ではないのですが、ここは割愛させていただきます。

 M11~M17は1977年の2ndアルバム「4 From 8」からの選曲で、すみませんがここでも特筆すべき曲のみを・・・。

 M12「Love's Such A Wonderful Thing」はコレ股フィリー・ソウルっぽい流麗なミディアム・チューンで、ホント彼らのこの手の楽曲には目がないのであります。アレンジも華やかで美しい。

 M13「Lovin' You Is Like A Dream」はアコースティック・ギターの響きも美しいミディアム・スロウ・チューンで、ここでもストリングスがいかにもフィリー・ソウルの影響を受けてるなあと思わせるこみあげ系ソングの傑作です。

 その他に11分を超えるメドレーの力作などもありますが、割愛させていただきます。

 M18,M20はシングル・オンリーの貴重な作品ですが内容は彼らの本領発揮には至らずイマイチです。

 M19「Whenever You Want My Love」は前述の彼らの傑作3rdアルバムからのナンバーでこちらはいかにも彼ららしい軽快なミディアム・チューンで言うことなしです。

 それでは傑作シングルも登場するDisk2から・・・。

 M1~M6は前述の傑作3rdアルバム「Step Into Our World」からの選曲で、こちらは既にレビュー済みなので省略しますが、やはりM2「Rainin' Through My Sunshine」、M3「Lady I Love You All The Time」はもうホント絶品でコチラのアルバムに関しては一言マスト!であります。

M7「Boogie Down (Get Funky Now)」は1979年のシングル・オンリーの曲になるのかな?こちらはハッピーなブギー・ナンバーでなかなかに迫力のある楽曲に仕上がっています。

 M8~M11は1980年の4thアルバム「Saints Or Sinners」からの選曲で、この中ではM9「The Story Of My Life」が出色の出来ばえ。彼らの代名詞ともいえるミディアム・スロウで、ドリーミーな気分いっぱいの傑作です。

M11「She's A Groovy Freak」は珍しくファルセット・リードによるアップ・チューンで、コレ股軽快なテンポが気持ちいいナイス・ソングであります。

 ここまでがリアルシングのアルバム時代となります。この後はシングルのみのリリースとなっています。

 M12「It's The Real Thing」は1980年作の1曲で、こちらはちょっとロックっぽい仕上がりでちょっと魅力には欠けます。

 M13「You're My Number One」も1980年の1曲ですが、コレがもう辛抱タマラン!メロウ・ミディアム・ソングの傑作に仕上がっていてサビのメロディの素晴らしいことよ。これこそリアルシングの1番求められる作風で実に気ん持ちヨカ~!こちらもYouTubeに奇跡的に画像がありましたので特別にレコメンド・トラックにしましたあ!




 M14「I Believe In You」は1981年の作品。作りがだいぶモダンになった気がしますが、こちらもなかなかに良く出来た都会的なミディアム・チューンでオススメ出来ます。

 M15「Foot-Tappin'」も1981年のナンバーで、コレ股軽快なミディアムに仕上がって決め手には欠けますが、十分に彼ららしさが現れた1曲です。それにしてもリード・ヴォーカリストの逞しい唄いっぷりには惚れ惚れしてしまいます。

 M16「Love Takes Tears」は実質的に彼らのラスト・ソングになったと思われる1982年のナンバーで、もちろんタイトルから察知出来るようにメロウ四天王のジョニー・ブリストルによる名曲カヴァーで、コレがオリジナルを遥かに超える傑作に仕上がってもう感動的ですらあります。途中のキーボード・ソロもめっちゃ素敵な逸品で失神寸前の出来栄え!こちらも奇跡的に画像がありましたので特別にYouTubeレコメンド・トラックにしましたあ!




 と、リアルシングの旨味がたっぷりと味わえるこのコンピ盤、是非多くの人に聴いてもらいたいのですが、1999年にリリースされたモノで今となってはかなり入手困難。現在Amazonで中古品最安値が1品、1,648円の破格の安値で売られていますが、それ以外は大体5,000円超えで、新品の1点に関しては775,739円という恐ろしい金額になっちゃっています。リアルシングについてはやっぱしU.K.のグループなのでレコード屋でもU.K.のオリジナル・アルバムを拝める機会もほとんど無くホントにファン泣かせのグループなのであります。ただひとつ言えるのはこちらのCD、5,000円以上出してもホント買う価値あります。お持ちでない方はお早めの入手をオススメしまあす。


Children of the Ghetto/Real Thing

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