谷本真由美さんの『日本人は何も知らない』シリーズ5のページ138あたりからが抜群におもしろい。
どんな項目が立てられているかというと
・あまりにもショボすぎるAIの真実
・一体全体「AI」とは何か?
・AIのデータの偏りが引き起こす大惨事
・AI開発はスーパーブラック労働で支えられていた
などAIの実態が続々と語られます。
谷本真由美さんはオシント(OSINT(Open Source Intelligence))を駆使しているようです。いまやジャーナリズムに必須の要件ですが、彼女はAI開発に傍系ながら携わった体験があるようでAIの実態を遺憾なく描き出します。
AI開発の先端に居る者が語ることが望ましいのでしょうが、そうした人は①忙しすぎてかかわっていられない、あるいは②エキセントリックな者がおおくて科学伝道者として適さない。