昨日2021.12.13から衆院予算委員会で議論が開始されました。
野党第一党の委員の一人は「(経済)成長」はもう日本には必要ないという意見があると質疑の中で紹介してました。その方の述べる通り成長は日本に必要ないという意見はずーっと日本に存在しています。また、マイナンバーカードの普及に２兆円の予算を計上することなど愚策だと激しく主張しました。国家に個人情報をすべて管理されてしまうと言ってきたのでカードの普及が進まなかったのです。２兆円という巨費を計上してまで国が普及を図ろうとしているのはなぜなのでしょうか。DX(デジタルトランスフォーメーション) の基幹のひとつだからです。日本はすでに一周遅れで このままでは貧しくなるばかりです。
国が豊かになれば２兆円などすぐに回収できるという考えが背景にあります。
私は岸田政権が執る政策のすべてに賛同しているわけではありません。
しかし、成長を遂げ、その果実を配分し、そしてそのサイクルを回すというコンセプトには賛成です。成長の在り方として、再生可能エネルギーの活用や資源の再活用、物を大切にする(サステナブル社会)、SDGsなどなどは成長と対立する項目ではなくて包含して成長(国の豊かさ)を達成するものだと私は思います。そもそも成長がなければ富の新たな配分は達成困難です。
世界では国が発展するために様々な努力が必死に試みられています。そうした中において「日本には成長は必要ない」と主張する人々は日本を貧しくするばかりです。
海外諸国は貿易を増進させ国を豊かにしようと試みており、他国と経済連携協定を結ぶのはそのためです。以下に列挙する連携協定の目的はすべて経済成長するため編み出されているものです。日々のニュースによく登場しますが、難しいと敬遠しているのではないでしょうか。
RCEP
RCEP（アールセップ）とは、アジア太平洋地域の自由貿易協定である地域的な包括的経済連携協定 (Regional Comprehensive Economic Partnership) を指す。ASEAN+6がその構成国です。
TPP
環太平洋パートナーシップ協定（英語: Trans-Pacific Partnership Agreement、略称: TPP）を指す。
ASEAN
東南アジア諸国連合（英語: Association of South‐East Asian Nations、日本語読み：アセアン〉）を指す。東南アジア１０か国で構成されています。安全保障同盟の側面も有しています。
その他にAPECやFTAAPなどもあるのですがすべてを述べることが本旨ではありませんので省略します。
RCEP
TPP