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どこまでやれるかな

現在、老健に認知症(レビー)の母がいます。

老健での母の様子や働くスタッフの方々を見ていたら、色々と思うこと感じることが出てきてしまい、思い切ってデスクワークの仕事を辞め、介護職に就くこととなりました。

働く日々を綴ります。

遅番2が二日続いただけでグッタリです。 

いやはや疲れます。


遅番2は排泄と誘導に明け暮れるようなシフトです(笑)


日中はリハパンにパッドをしている方がほとんどです。

尿がパッドに出ているだけなら、本人もそれほど不快ではないのでしょう。

ですが、多量の便がパッドに出たままというのは、相当不快なのではと思います。

が、スタッフが排泄介助しなければならない人は、ほとんど自分で訴えません。

おトイレへ、声掛けしてお連れして初めてわかる、というような状況が多いです。

スタッフの人手が足りない時に、ダイニングにいる人の排泄介助に入って、そこでズボンまでの便汚染を発見すると、そこから更に時間が掛かります。


ピッチで誰かスタッフを呼んで、居室から替えのズボンを持ってきてもらいます。

トイレ内で下衣の着替えを済ませ、ご本人も清潔な状態にします。

その入居者をダイニングに戻したら、今度は便汚染した下衣の処理です。


慣れない私は時間が掛かります。


こういうことをサクサクできないと、時間はどんどん経ってしまいますね。


何事も経験です。
経験しなければわからないですよね。



私の母も、老健で毎日スタッフさんに排泄介助してもらっているけれど、雑にされてないといいなぁなんて思ってしまいます。

たまに見ると、母の肌着や上衣がグチャグチャになっていることがあります。

あるいは面倒だったのか、上衣まで肌着と一緒にズボンの中に入れられてることもあります。

着せる人にとってはその方が早いのはわかりますけどね。


話は変わって…
つい先日、ある40代前半の男性のスタッフと休憩中に少しだけ話をしました。

“もう自分はここにいたくないんだ”と言ったことから話が始まりました。

その男性曰く、「僕はホーム長、嫌いだから」とハッキリ言いました。


“情が薄い”と言ってました。
スタッフを守ってやれない人だと。

でもとにかくホーム長は頭はいい人だと。


このホームはできてから、まだ3年ほどです。

ここ1年の間にも4~5人ほど、中堅どころのスタッフが辞めていったと。
ただここ1~2年、入社した若手が辞めずに残っているので人手はなんとかギリギリ保ててるんだと。


みんな人間関係とホームのやり方に不満を持って辞めていったと。

前任のホーム長は精神的に病んで辞められたと。
それで、その時、経営の方に携わっていた今のホーム長が後任となったようです。

そして、この男性スタッフが言うには、ここのスタッフは若い子が多すぎると。

価値観も考えも全然違うし、若い子たちはみんなお友達感覚でやっていると。

オンとオフの切り替えがなく、緊張感がないと。

もっと40代、50代のスタッフ、厳しいスタッフがいた方がいいんだと。


そんな経緯、内情?があったのですね。


半人前の私からすれば、
ホーム長は、よく働いてくれて好感が持てるほどです。

率先して掃除をしたり、スタッフが忙しい時は、ご入居者の洗濯物を畳んだり、配膳を手伝ってくれたり…いつもフットワークよく動いてくれてます。

私のような半人前のおばさん(笑)にも、いつも丁寧ににこやかに接してくれます。

30代半ばでホーム長を任されるのも大変なことでしょう。

年上のスタッフも上手く動かさなきゃならないですしね。


まぁそれでも、そんなホーム長を好ましく思えない事情もあるのでしょう。

その男性スタッフはその人なりに感じていることです。


今は、そういう声は聞かなかったことにして(笑)、私は真摯に仕事に向き合うことのみに気持ちを注ぎます!


今はみんなに教えを請う状態なので、不平不満を言える立場でもないし、むしろ、そんなことすら感じていません。

今はひたすら日々を駆け抜けているので、あまり余計?なことを考えるヒマはないですね(笑)



私は夜勤無しの勤務形態です。

でもやっぱり、夜勤をやってこそ、仕事が身に付くし、色々なことができるようになりますね。


夜勤をやっていないと、まずご入居者の、朝晩の“更衣”に携わることがほとんどありません。


遅番2だと、場合によっては、二人介助を要するご入居者の、パジャマへの更衣に携わることがあります。


昨日は、片側が弛緩、もう片側が拘縮していて、その弛緩している側が麻痺側という、男性のご入居者のパジャマへの更衣に入りました。


お部屋までお連れしてから、まず車椅子上で上位を着替えます。

が、脱衣するだけでもひと苦労でした。

上半身を少し起こさなければ服は着脱できませんよね。

首元から背中に手を差し入れて、上半身を椅子の背から離すだけでも、なかなかの力が必要でした。

このやり方はOJTで見せてもらってます。


学校で習った「脱健着患」


呟いていないとわからなくなります(笑)


この男性の患側は…
一見、拘縮側かと思いきや、弛緩している側が麻痺側だそうです。

ということは…
脱がせるときは…
拘縮してる側から脱がせるんだなと。


拘縮している腕から、袖を抜いていくのもなかなか大変ですね。


OJT研修で見たときは、結構、ガンガン脱がせてました。

スタッフ側もそこそこ力を入れてました。

やっぱり、優しい力では、上半身を起こしながら脱衣はできませんから。


脱衣したら、今度は着衣です。

着患です。

麻痺側から着せていきます。

なので、麻痺側とされている弛緩している側から着せていきます。

反対の拘縮している側に袖を通すのも大変でした。


日常から更衣をしているスタッフからすれば、「何が大変なの?」って言われそうですが…。


私には力の入れ加減など、探り探りで、ご入居者が不快なのではないかと、常に心配です。


これも慣れですね。

数、やりこなしていくこで、身についていくんでしょう。

そうして、自然と時間も掛からずにできるようになるのでしょう。



どんな介助であれ、私が一人のご入居者に時間を掛けてしまうと、後々周りのスタッフの負担を増やすことになります。

焦ってやってもいいことは何もないけれど、やっぱり気持ちは焦りますね。



そうそう、昨日は、ダイニングにいらっしゃる二人介助を要する、ある女性のご入居者がしきりにスタッフを呼んでいました。


その女性の訴えは「ちょっと部屋に帰りたい、部屋に帰して」というものです。


ただ、その女性もかなりの高齢で、認知機能も落ちていて、言動もなかなか理解できないことが多い方です。


もうすぐ夕飯の誘導が始まる時間帯に入っていたので、その女性をわざわざ居室に戻すことはしません。


ですが、執拗に「部屋に帰って、持ってきたいものがある」と言います。

私が「何を持ってきたいのですか?」と聞くと「書類」だと答えます。


夢と現の狭間か、妄想の世界にいるであろうことはわかります。


周りのスタッフも、その女性の訴えには応じません…忙しく動き回ってます。

私も同じく忙しく、ダイニングにいる方の排泄介助に入っていました。


周りのスタッフも「ん~今は部屋に戻さなくてもいいです」と言います。


それでもそのご入居者の女性は「部屋に少しだけ帰して」とずっと訴え続けます。


ならば、と私は思い、一旦「じゃお部屋に行って書類を取ってきて、またここに戻ってきましょう」と言って、その女性の車椅子を押して居室にお連れしました。

その女性は「あー良かった、あーやっと部屋に帰れる、あー良かった」と、ホントに安心した声をあげます。

居室に車椅子を押して入っていき、私が「持って行く物はどれですか?」と聞くと、その女性は部屋にある小引き出しを開けて、手で探ってます。

今年届いた年賀ハガキが何枚かあって、その女性はそこからハガキを2枚ほど取って「あーこれでいいの、これでいいの」と言って納得されました。


ハガキを手にして安心した女性は「あー良かった、あなたは神様だ、神様だ」と言って喜んでくれました(笑)

居室を出てエレベーターに乗り込んでからも、その女性は「あー神様だ、ホントに良かった」と繰り返します

ダイニングに戻られてから、その女性はすっかり落ち着かれて静かに夕飯を待ってくれました。

安心してくれたなら何よりです、ホントに。



ご入居者の訴えに耳を貸さないのは、こちらのスタッフ側の都合なんですよね。

「今、手が離せないから」
「後でね」
「ちょっと待っててください」

この対応で、そのご入居者が納得してくれればいいのですが、大概は益々訴えがヒートアップします。


でも、現実、忙しいんです。
スタッフは別に楽してるわけではないんです。

今、やらなきゃいけないことを一生懸命やってます。

仕事の優先順位は大切です。


その中で、どれだけそのご入居者の訴えに耳を傾けられるか、動けるか…。


難しいですね、ホントに。


私は母に、施設で安心して過ごしてほしい、たくさん笑ってほしいといつも思ってます。

なので、この私の働くホームでも、ご入居者に安心してほしい、笑ってほしいというのが私の心情です。




さて、今日はお休み。

一日の休みだと、身体を休めるだけで終わってしまって、何かを楽しむために出かける気持ちの余裕がありません。

こんなことではダメですが…。


やっぱりまだまだ気持ちが緊張してて必要以上に疲れるのかもしれません。



今日は洗濯物を持って母の所へ行ってきまぁす。