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どこまでやれるかな

現在、老健に認知症(レビー)の母がいます。

老健での母の様子や働くスタッフの方々を見ていたら、色々と思うこと感じることが出てきてしまい、思い切ってデスクワークの仕事を辞め、介護職に就くこととなりました。

働く日々を綴ります。

仕事の日は、帰るとすぐにお風呂に入り、簡単に夕飯を済ませ、人心地ついたと思ったら、そのまま寝落ち。

ブログが全く書けなかったですねぇ(笑)


職場で時折「もう慣れましたか?」と聞いてくれる人がいます。

慣れましたとも言えないし、慣れませんとも言えません。

少しずつ慣れ始めているとは思うけれど、まだまだ慣れていないことが圧倒的に多いですね。

当たり前かな。

遅番が2種類、早番が3種類あると、どうしても私の中で仕事分担が曖昧になってしまいます。

その日のスタッフによって、業務の進捗状況は変わってきます。


OJT研修ではやりきれなかった細かいことが、次から次へと出てきて、その度にアタフタ。



そして、だんだんスタッフさんや厨房の人のタイプ?が見えてきました。


聞きにくい人、聞きやすい人、なんか苦手な人、いますよね。


やはり…私と同年代の人には聞きやすいです。

なぜでしょう。

親身になって教えてくれたり、笑顔があるんです。


若い方々は…と言い切るのはおかしいけど、どこかクールだったりします。


またご入居者も様々です。

50人分のADLや、タブーや、介助方法を、ちゃんと理解できるようになるのだろうかと不安になります。


入浴介助は個浴はいいのだけれど、機械浴って、やっぱり大変。

個浴と機械浴が混ざってる場合は、2階あるいは3階の個浴で介助をして、タイムスケジュールに則って、1階の機械浴の介助に入ります。

要は、二人介助の機械浴が大変なんですね。

まずは居室に行って、洗濯物と着替えを用意してバイタル図って、誰かスタッフを呼んで、ベッドから車椅子に移乗して、ようやく1階の機械浴へ向かいます。

そこでも入浴介助のスタッフと二人がかりで脱衣、機械浴の椅子に移乗。

一人は入浴介助、もう一人は洗濯物をチェックしてランドリーへ。

複数の洗濯機と乾燥機があって動いています。

自分が持ってきた洗濯物を洗濯機に入れて回します。

既に洗濯が終わってる他のご入居者の物を乾燥機へ入れます。
乾燥機がダメな衣服は外干しします。
誰の衣服かわかるように付箋に部屋番号を書いてハンガーに貼って吊します。

乾燥が済んだ他のご入居者の洗濯物は乾燥機から取り出してカゴに入れておきます。

そこまでしてから再び機械浴に戻ると、そろそろ出浴する頃です。

身体を拭いて、ベッドに二人で移乗。

薬がある場合は塗布して、着衣介助。

着替えが済んだら車椅子に移乗。

ここで初めて、一人がフリーになるので、次の機械浴のご入居者をお迎えに。


ここには上手く書ききれないけど、個浴と機械浴が混ざっている日で、なおかつ男性介助限定とか女性介助限定の方が個浴にも機械浴にもいると、正直、面倒くさいです…言ってはダメですが(笑)


昨日は個浴の女性で認知症がある方の入浴介助がありました。

ダイニングルームにお迎えに行き「○○さん、お風呂行きましょうか。ちょっと血圧と体温、計らせて下さいね」と言ってしまったんです。

血圧を図りながら、その女性は「いいわよ、こんなことしなくて(苛)」と言います。


私が「サッと汗流してきましょうか」と言うと、益々嫌がり「行かないわよ(怒)」「いいの(怒)」と怒り出しました。

私が宥めながら「すぐ終わりますから」と言ってもダメでした。

腕に巻いていた血圧計のカフを乱暴に外そうとします。

なので、カフを外すと、彼女はテーブルに突っ伏してしまいました。

ダメです。
これ以上は無理です。

ひとまず引き上げて、近くにいたスタッフに話すと、この女性には「お風呂」と言ってはダメだと教えてくれました。
「体重測定しましょう」と声を掛けるのだそうです。


あーそうでした…入浴介助のOJTの時にそれを一度だけ聞いたことを思い出しました。

その時は問題なくその女性の入浴介助ができたので、すっかり忘れていました。

私のミスですね。

その後、他のスタッフが代わる代わる、その女性に声を掛けたけれど、その女性の拒否は頑なでした。


入浴介助のパートナーにその旨を伝えると、他の入浴できる方を先に入れてしまいましょうということに。


こうなると、入浴介助のタイムスケジュールがズレていくんですね。


入浴の時間を変えたくないご入居者は避けて、時間変更を承諾してくれるご入居者を先に入れます。


その後、最後の最後にもう一度、入浴拒否の女性に声を掛けます。

が、拒否は頑なまま怒り出すので、この女性の入浴は中止となりました。


なので、急遽、翌日の入浴予定の方を誰か代わりに入れることになりました。

急遽、入浴してもらうことになった女性は、立位保持はやっとだけれど、指示が入りにくい人です。

わかりやすく言葉を簡潔に、的確に導いてあげないと、動いてはくれません。

その女性の入浴介助、私はまだ見たこともやったこともありません。


いざ、一人でその女性を2階の個浴に車椅子でお連れします。

脱衣も大変なら、車椅子からお風呂場の椅子に移ってもらうのも、ハンパなく大変でした。

とにかく立ってくれず、移乗もヘタしたら事故を起こしそうで怖かったです。


なんとか洗髪、洗身してから浴槽に入ってもらうのも、更に大変でした。

立位の姿勢を取ってもらっても、膝折れ状態で支えるのも困難を極めます。

浴槽を跨いでもらうのも、まるで指示が入りません。

私が足を持ち上げましたが、とにかく危ないです。

私のこの入浴介助はきっと危険でNGなはずです。

それでもなんとか手すりにつかまったまま湯船に浸かってもらいます。

もちろん一時も目は離せません。


最後はお風呂から上がってもらいます。


今度はバスボードを使ってみることにしました。

浴槽の横にバスボードをつけて、そこに座ってもらうようにしました。
が、それもまた難しく、かなり力ずくで浴槽から引き上げてバスボードに座ってもらいました。


そのまま上がり湯をシャワーで掛けて、今度は車椅子を引っ張り込んで、バスボードから移乗してもらいます。


手すりに掴まって立ち上がってほしいけれど、なかなか立ち上がってくれません。

掴まる手すりに手を持っていっても、なかなか掴まってくれません。

その代わりにシャワーのホースに掴まってしまって離しません。

シャワーホースに手すりかのように力いっぱい掴まってしまって、いっこうに離してくれず、私も声を荒げてしまいました。

「○○さん、○○さん、ここじゃないです。離してください!危ないですから離して下さい!この手すりに掴まってください!○○さん!」

しばらく大声を出し続けました。


なんとか手すりに掴まってもらっても、今度は立ってくれません。

「○○さん、立って下さい!○○さん、立って下さい!」

大声で繰り返します。


もう少しで「誰か助けて下さい!」ってSOSを出すところでした。

しかし、SOSを出す手段もない逼迫した状況で泣きたくなりました。


が、そのご入居者もかなり不安で不快だったと思います。


私は汗ビッショリです。


最終的にはなんとか車椅子に浅く移乗できたので、そこから絶対ずり落ちてしまわないように、なんとか支えて引き上げます。


車椅子に移乗さえできれば、あとは何とかなりそうでした。


もちろん着衣も大変でしたけど。

立位保持がかなり困難だと、リハパンやズボンを上げるのも大変ですから。


全てやり終わって、そのご入居者に謝りました。

「怖い思いさせましたね。ごめんなさい」

そのご入居者は、言葉は発しません。

表情だけで読み取るしかありません。

私の言葉がどこまで入っているかわかりません。


ホントにこの入浴介助はとても危険だったと思います。

事故は起こさなかったにせよ、ご入居者は不快、不安を味わったのではないでしょうか。


このホームに入って初めて感じた恐怖でした。


このご入居者で、この日の入浴介助は終了でした。


疲労困憊です。
言い知れぬ不安も感じました。


後で聞いた話では、最後に入浴介助したこの女性は、その日は、いつもよりかなり立位保持が難しく、体も傾いていたそうです。


なるほど、そういうことだったのですね。


だからいつもよりかなり立位保持が難しかったというわけです。


そもそも入浴するのは危険な日だったのかもしれません。


そんなこんなの入浴介助。
怖いです(ToT)