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どこまでやれるかな

現在、老健に認知症(レビー)の母がいます。

老健での母の様子や働くスタッフの方々を見ていたら、色々と思うこと感じることが出てきてしまい、思い切ってデスクワークの仕事を辞め、介護職に就くこととなりました。

働く日々を綴ります。

火曜日はホーム長との面談がありました。

「どうですか?仕事は?」という様子を聞いてくれる面談ですけど(笑)

周りからの私の仕事ぶりは「よく頑張っている」と。

でもね、頑張って当たり前ですよね。
ここで頑張らずにどこで頑張るんだ?ってことです。

不器用なら不器用なりに頑張らないと周りに迷惑を掛けるだけですし。



ホーム長は私の話をよく聞いてくれて、同調同感してくれました。

「介護の仕事をよく理解していらっしゃいますよ」とも言ってもらったり。

なんか気を遣ってもらってるなぁって感じです(笑)


そんな感じで和やかに面談は終了。


大丈夫です、まだまだ私は頑張れますよ。


この先、どこかで大きなミスをするとか、何かで大きく自信を失うとか、そんなことがあって、とんでもない挫折感を味わった時に、仕事を続けられるかどうか悩むんだろうなぁと思います。


9月いっぱいで急遽辞められた男性スタッフがいますと、面談の時に聞かされました。
まさに急な話、一身上の都合のようで、詳しいことは聞いていません。

この辞められた男性スタッフには、ついこないだ入浴介助のOJTを受けたばかりでした。

仕事が丁寧で優しい男性でした。
まだ生後2ヶ月のお子さんがいっらしゃるそうです。
いずれはマイホームを持ちたいと言ってました。


このホームのお給料では厳しいのでしょうか・・・私にはわかりませんが。


その男性が辞められて、すぐにもう新しいスタッフが他のホームから異動してきました。

まだ20代ですがホームでは三年目という女性です。

急な話でも対応は早いですよね。

異動してきた女性も、新しいホームでの仕事となれば、一からご入居者の名前、部屋番号、その他諸々のご入居者の事情、様子、介助方法、そしてこのホームのやり方を覚えなければならないわけですから、これはやはり大変なことです。

仕事では大先輩のこの女性に、私から教えてあげられることなんて、ご入居者の名前と部屋番号くらいでしょうか(笑)

それでも介護技術は三年分あるわけですから、仕事を覚えるのは早いでしょう。


このホームには50人ほどのご入居者がいるけれど、私の母と同じ80歳の人は3人程度しかいません。

後は84、5歳以上で最高齢者は102歳です。
ご病気のせいで70代の人も2名ほどいらっしゃいますが。

皆さんほとんどが母より高齢なのだと思うと、母は随分と早くから認知症になり施設に入ることになってしまったんだなぁと悲しくなります。

ご入居者の皆さんは、若々しい方ばかりです。


ご夫婦で入居されている方がいます。
旦那様が認知症です。

奥様が気の強い方で、旦那様の認知症を理解できてないというか、受け入れられていないようです。

家族だからこそですよね。

なので、旦那様の様子を見ては、奥様は声を張り上げて叱り飛ばします。

「何でそんなことができないの!」
「何やってるの!早くしなさい!」
毎日、声を荒げています。

旦那様は、混乱と苛立ち怒りをどこにぶつけていいのかわからないのでしょう、スタッフに杖を振り回すこともあれば、怒り出して手がつけられないこともあります。

正直、怒り出した旦那様は、私も恐いです。


明らかに、奥様の言動が旦那様の暴言、暴力、介護拒否に拍車をかけているのだと思います。
増長させるというか、火に油なのですよね。

だからと言って、スタッフが奥様に旦那様への対応を云々するわけにもいきません。

上手く助言できるような形が取れればいいのですが・・・気が強く、プライドも高いと思われる奥様ですから、それも難しいと思われます。

そもそも助言だなんて差し出がましいですよね。


スタッフとしてどこまで介入できるのか、逆に介入すべきではないのか、これはスタッフとご入居者間で育まれる信頼関係次第なのかもしれませんね。


最近、ホームで立て続けに嘔吐されるご入居者がいました。

嘔吐→感染症の初期対応をしなければなりません。


今年はノロが流行るとホームのナースさんが言ってました。
恐いですね。


感染症の初期対応の研修は受けましたが、実際はその研修でやった通りにはできないそうです。

初期対応で使う物品もたくさんあり、使い方や感染を広げないための方法手順がありますが、ハッキリ言って、今私一人でやれと言われたらパニックになること間違いなしです。

基本、ご入居者の嘔吐を発見したら、その発見者一人がその初期対応をします。

ピッチを使って初期対応に必要な物品をスタッフに持ってきてもらい、そこから一人でマスクに手袋、ビニールエプロンを装着して初期対応に取り掛かります。

どうしていいかわからなくなった場合は、ピッチでナースなりスタッフなりに指示を仰ぎながら進めます。


やっぱりこれも経験しておかないとダメですよね。


もう10月。
働き始めて2ヶ月ほど経つけれど、未だに、あんな時は?こんな時は?あの人は?この人は?どうしたらいいのかわからないことがまだまだたくさんあります。


来月、11月19日には3ヶ月研修があります。

そこまで私は頑張っていられるでしょうか(笑)?

もちろん、頑張っていなければいけません。

いい歳して、簡単に諦めたり辞めたりしてはダメですよね。

それでも、3ヶ月研修では、全員が揃うことはないそうです。

やっぱり、この3ヶ月の間に辞めてしまう人は必ずいます。


介護云々より、配属されたホームのやり方に着いていけないとか、そこの人間関係に悩んでとか、そういった理由で辞めていくみたいです。


幸い、私はホームのやり方をどうこう思うレベルでもないし、今は疑問や不満もありません。
それに人間関係で悩まされることもありません。


ホーム長との面談で言いましたが、この介護の仕事ってホントに凄い仕事だと思いますって。


その介護を必要とする人の生活全てに関わっていくわけですから。

食事、入浴、排泄、移動、口腔等に付随した、ありとあらゆることが50人、個々で違うわけです。

1年365日24時間、生活が営まれていく限り、介護職はそれをずっと支えていきます。

ありとあらゆることが介護の仕事です。

人が生きていく上で放っておくことができない部分は、介護職が全て介助します。

むしろ放っておいていいことなんてないはずです。


介護職の仕事は多岐に渡り深いです。

この仕事に携わっている人は、この仕事を誇りに思ってほしいのです。

私はまだまだ半人前、いや三分の一人前で、介護の仕事をやってます!とは自信持って言えませんが。


私は、今、この介護の仕事に真摯に向き合っている人達にエールを送りたいし、胸を張って、自分に自信を持ってほしいと思うのです。

そういう人達がいるからこそ、救われている家族がいます。

私がそうですから。
ホームや施設があって、そこで働く人がいるからこそ、今の私の生活が成り立っているのです。


私の母に思うことと、ホームのご入居者に思うことは同じです。

それは、安心して笑顔で生活してほしいということです。
それに尽きます。