笑顔で挨拶 | どこまでやれるかな

どこまでやれるかな

現在、老健に認知症(レビー)の母がいます。

老健での母の様子や働くスタッフの方々を見ていたら、色々と思うこと感じることが出てきてしまい、思い切ってデスクワークの仕事を辞め、介護職に就くこととなりました。

働く日々を綴ります。

木曜日は遅番2シフトの二回目。

サービスリーダーは、一番最初に着いてくれた穏やかな男性。

穏やかだけど、細かくしっかりと教えてくれます。


木曜日は何回か二人介助のご入居者の移乗やベッド上での排泄介助に当たりました。


私に「やってみますか?」と。

私もやってみるのだけれど、「これでいいですか?」「この場合はどうすれば…」と戸惑い始めると、サービスリーダーが「じゃ見ててくださいね」とやって見せてくれます。

もちろん細かく、手の添え方、支え方を説明しながらです。

よくわかります。


二人介助のご入居者の車椅子からベッドへの移乗は、色々とやることがあるように思います。

慣れてないのでそう思ってしまうのでしょう。

ベーシックな車椅子ではないので、取り扱いというか、ブレーキや倒す時のレバーの場所が車椅子によって違います。


おやつや、食事の前にベッドから車椅子に移乗する時、食後、部屋に戻り車椅子からベッドに移乗する時、排泄のチェックをします。


大体、便が出ていることが多いです。

その度に迅速に対応します。

用意する物品を手早く準備。

サービスリーダーを見ていると、汚れたパッドの交換、体位変換、更衣が、実に無駄なくスムーズに行われているのがわかります。


ご入居者の身体を右と左に側臥位を取らせる回数は、できる限り少なくしなくてはなりません。


要はご入居者を何回もゴロンゴロンさせないということです。


手順と手際の良さがモノを言います。



支えれば、自分で歩けるご入居者の歩行の介助は、無駄にベタベタ触らない。

そして、身体の色んな所を掴まない。

あくまでも、大きな骨で支えます。

肩甲骨と骨盤です。


これは研修でもよく言われたことです。 


トイレ介助など、ついついご入居者の身体をしっかり支えようとしてしまいます。

安全さえ守れれば、タッチは必要最低限でいいのですね。


それがなかなかできないです。


私に不安があるからです。


今一度、ご入居者それぞれのADLを認識しなければなりません。


それこそが
「それぞれの身体の状況に合わせた介護」です。


昔の、三大介護と言われた「食事、入浴、排泄」を介助することが介護ではないのです。


個別ケア。
そして尊厳の保持。

この尊厳の保持が、なされていないケースが多いのではないでしょうか。


早くやろうとしてどこかで丁寧さは欠け、気持ちを込めている余裕がなくなり、スピード勝負になっていく。

とにかく時間内に終わらせることが目標になってしまうのでしょう。


きっとほとんどの介護職の人が、もっと時間をかけて丁寧に介助したいと思っているはずです。

でもそれをやっていたのでは、どう逆立ちしたって時間内にやるべきことを終わらせられないのでしょう。




今は、私はまだ、ご入居者のことや仕事を覚え切れていません。


なので、常に笑顔でご入居者には挨拶するように心掛けています。


笑顔で挨拶すると笑顔が返ってきます。


ご入居者を誘導していたある女性スタッフさんが通り過ぎていきました。

ごくごく当たり前の風景です。

が、私の横にいらした女性のご入居者が「なにあれ?挨拶もしないで(怒)」とおっしゃいます。


女性スタッフさんはもちろん無視したわけではなく、誘導していたご入居者と一緒にエレベーターに乗り込む前だっただけです。

また、その女性スタッフさんは、笑わないと表情が若干キツめに見える方でした。


ただ通り過ぎただけでしたが、この入居者にとっては不愉快だったようです。


私は、ちょうどその怒ってしまったご入居者と一緒にダイニングに行くところでした。


その女性は認知症も入っています。


ダイニングでそのご入居者と、挨拶をしなかったという女性スタッフがすれ違いました。


またそのご入居者が怒りを口にします。

「ヤダわあの人。何なのよ。辞めさせればいいのよ(怒)」とまでおっしゃいます。

「あーもー大きい声出したい!」とまで。

私が気を逸らそうと「大きい声が出るのはいいですねぇ。お元気な証拠ですよ」と。

するとそのご入居者は「いいの?大きい声であの人に言っていい?」と。

私「いやいやいやぁ(笑) 大きい声で歌を歌うのはどうですか?」

女「イヤよぉ歌は(笑)」

そんな会話をしながら、その女性を食事の席に誘導しました。


ご入居者の言葉に耳を傾けつつも、穏やかではない発言には上手く対応しなければならないのですね。


私なりに思ったことは、やはり顔を合わせたご入居者にはもちろんのこと、行き交うご入居者にも、ちゃんと笑顔で挨拶するのが基本なのかもしれないと。

例え自分が他のご入居者と一緒にいたとしても、その場に居合わせたご入居者には笑顔で挨拶!


笑顔で挨拶されて不愉快な人ってあまりいないと思うのです。

まぁ中には意味のない笑顔を向けられて不快な方もいるかもしれませんが。



ご入居者に限らず、スタッフ同士でも、笑顔で挨拶できると気持ちいいはずです。
どんな職場、どんな世界でも同じですよね。



木曜日も、終業時間後にOJTの振り返りをしました。


スタッフはアクセサリー類や腕時計などはしてはいけません。

なので、私、時間が把握しづらかったのです。


サービスリーダーは連絡用のピッチを持っていて、しょっちゅう鳴っては見ているので、時間はわかるんですよと言ってました。

それ以前に、サービスリーダーはもう時間を身体で把握して動いているんですけどね。


業務の流れに慣れていない私は、自分のその時の時間の立ち位置がわからなくなります。

もちろん、ポケットに時計を入れておけば見られますが、いちいち出して見てるヒマがありません。

みんな分単位で動いているので。


時間の感覚は大切です。

一人のご入居者にあまり偏って時間を掛けるわけにもいかないのでしょう。

迅速に介助を行い、次に動くためにも、時間を把握しなければいけませんね。


当たり前のことだけど、業務に流されていると、時間ってわからなくなるんです。


サービスリーダーが、今後の限られたOJT研修の時間のことを心配してくれました。


果たして、これだけのOJTで私が独り立ちできるかどうかということです(笑)


私としては、OJTの規定時間数では、なかなか独り立ちは不安です。


でも甘えてばかりもいられませんし。


私次第ですね。

頑張らねば。


木曜日も、とてもタメになるOJT研修でした。


復習とイメトレは必須ですね。