いい天気の中、ビオトープを見ていたら、
やっぱり気になる・・・気になる・・・。

こちらのガマ。
池の真ん中辺りに生えているのですが、
昨日は、ここまで刈り取れませんでした。
しかし、これが邪魔で、気になる!!
ということで、ちゃちゃっと40分ほどで刈っちゃいました。

刈り終えた場所。

池の北からの眺めも変わりました!!
よく分からない方は、変更前の写真をご覧ください。

・・・違いが分かる人もスゴイかも。(笑)
ところで、ビオトープに生えている、ヨシやガマなどの湿生植物ですが、
これらは、池の水質の浄化には、無くてはならない植物です。
このヨシやガマのお陰で、水中や池の底の有機分が吸い上げられ、
水質が良くなっているのです。
が、肝心なのは、その、吸い取った有機分をたっぷり含んだヨシやガマを、
そのまま放置しないこと。
冬になって、ヨシやガマは枯れてしまうと、そのまま水の中に沈殿します。
そして、それらが池の底で腐敗して、ヘドロになってしまうのです。
せっかく、ヨシやガマが吸い取った有機分が、
また池の中に戻ってしまう訳です。
それでは、全然意味がない。
だから、ヨシやガマは、枯れて沈む前に刈り取るのが良いのです。
昔だったら、ヨシなどはヨシズ等で利用するため、積極的に刈り取られてました。
しかし、今では、そんな利用方法もないので、
適宜、刈り取るしかありません。
昨年は、手が回らずにガマの刈り取りはできませんでしたが、
ほんとは、毎年やった方がいいのです。
かといって、全てを一度に刈り取ると、
環境の変化が大きすぎて、そこに住む生き物への影響が心配されます。
その辺りのバランスが難しいところです。
ヘドロの対策は色々ありますが、
よくあるのは、空気に触れさせて、
良質な微生物に処理してもらう方法です。
池の底の水や泥を噴水で吹き上げる方法などが、あちこちで行われてますよね。
だから、噴水は無理でも、
人間が池の底に立ち入って、ヘドロをかき回すことによって、
攪拌され、酸素が入り込みやすくなる・・・という効果はあります。
よく、田んぼの泥のなかで、泥イベント?みたいな催しがありますが、
あれは、土地の土壌改善にはもってこいなのですよね。
だから、ビオトープでも泥んこ祭りでもやれば、
水質は、一気に改善するかも。(笑)