ツーリング4日目。
この日も朝から良い天気。
今年のシルバーウィーク、なんか天気に恵まれてますな。

右手はコテージで、床暖房付きなんだそうです。
でも、誰も泊まってなかった。(笑)

コテージの向こう側に、矢立温泉の建物と、隣接するゴルフ打ちっぱなし。
この日も、5時前に起床し、6時過ぎには準備完了。
出発です。今日は、恐山へ!
矢立温泉からだと、県道174号を経由して、恐山へ向かう県道4号に。
快調に走っていると、「釜臥山展望台」の看板が見え、
急きょ、左折。
展望台、という字を見ると、ついつい惹かれてしまうんです・・・。

ぐんぐん標高をあげていきます。

ツーリングマップルでは、特にお薦めになってなかったので気にしてなかったのですが、
意外と良い道でした。

で、途中にあった恐山が見える展望台です。

誰もいない展望台駐車場。

このあたりは尾根伝いのルートで、気持ちイイ!
そしてさらに先に進むと・・・

ありゃ!?

途中で通行止め・・・。

目的地の本当の展望台は、あちらのよう・・・。
残念。でも、

このポイントから見える、むつ市街地も素晴らしい!

右がむつ市で、左が尻屋崎!奥には太平洋もチラッと見えます。
下北半島の鎌の根元の部分が丸ごと見える!

こんな駐車場になってます。ここはイイところです!
さて、元の道に戻って、いよいよ恐山。
硫黄のにおいがしてきたな~と思ったら、
樹海の景色が開けて、どーんと湖が見えてきました。



恐山なんて名前なんで、どんな恐ろしいところかと思いきや、
素晴らしく美しい湖が目に飛び込んできたので、びっくり!

そして、なんと!「三途の川」ですよ!

この橋を恐る恐る渡ってみると…

真下に見える川が、これまた物凄く綺麗!!
川底の白い砂のために、川全体が、まるで南の島の海のように、コバルトブルーなんです。
さすが、三途の川・・・、恐るべし。

全景はこんな感じ。

結局、この説明書きを読んでないので、よく分かりませんが、
地獄に行くか、天国に行くかの審判を、ここでするんでしょうねぇ~。怖っ~!

さて、先に進みまして、恐山の本丸?が見えてきました。

さすが、バイク専用駐車場があります。

これが、日本三大霊山の一つ、恐山にある、曹洞宗のお寺、菩提寺です。
これが見られれば、恐山に来たぞ!
ってことで、このまま立ち去ろうかな・・・と思ったのですが、
やっぱり思い直し、珍しく拝観料500円を払って中に入りました。(笑)

おぉ・・・。

出た!お地蔵さんと、まわる風車・・・。雰囲気出ます。

これまた立派な門です。

さらに先に進むと、左に見えてきたのは・・・、なんと、温泉。
誰でも入れるという温泉です。
境内に4つあるうちの3つが、この左にありまして、この時は3つとも女性用でした。

そして右にも1つ温泉。こちらは男性用。
どの温泉も、少しずつ泉質が違うそうです。

こちらが本殿です。お参りさせていただきました。
で、このお寺は、これで終わりではありません!

左を見れば、「順路」と書いてあり、それに従って進むと・・・

硫黄臭と煙が漂うなかを、散策するコースがあるのです。
まさに、地獄めぐり。

周囲の緑と、手前の白い荒地のコントラストが、不思議な感覚になります。

至る所から湯気が立ち上ってます。

湧き出した温泉は、川になって流れます。
純粋に、ジオパークとしても、一見の価値ありです。

石積みと、お地蔵さんと、風車。

湖の前の浜には、ひときわ立派なお地蔵さま。

だって、ここは「極楽浜」ですから。
いや、ほんとに、ここの美しさは絶品です。



まさに、極楽のような美しさでした。

砂が、また白くて綺麗なんです。
サラサラとして、お塩みたい。
極楽浜を後にして、散策路の後半へ。

この辺りは、いろんな地獄がありまして、重罪地獄なんてのも。
人は、いろんな地獄が好きなんですよね・・・。

コースの途中には小高い丘があって、そこかの眺望も見事。

紅葉の頃は、また見事なんでしょうね~。

道を歩いていると、このように道の真ん中から温泉が湧いてるのです!
温泉好きには、たまらんですな!

さて、先ほどの温泉にやってきました。
せっかくここまで来たからには、入らないわけにはいかないでしょう!

お風呂は、見事な乳白色の硫黄泉!
最高のお湯でした~!!

ちなみに飲んでみたら、なんと酸っぱかったです。
(ところが、上がってから気が付いたのですが「飲用禁止」とのこと。良い子は真似しないでね。)
それにしても、恐山は、良いところでした!

再び走り出したあとも、湖から流れ出す川(先ほどの三途の川ですね)
が綺麗すぎる!

写真だと、いまいち伝わらないですが・・・。
コバルトブルーの川なんですよ~。
そして、県道4号線を、こんどは薬研温泉方面へ向かいました。

(つづく)