今回の東北ツーリングは、昨年の青森、秋田、岩手、宮城の一部のツーリングの後を受けて、
主に南東北を周ろうという目論みでしたので、鳥海山を走ることによって、
秋田県に入ってしまうのは少々抵抗があった(笑)、
ということもあり、鳥海山のあとは国道108号を南下し、国道13号に合流してすぐに山形県に戻ってきました。
国道13号はさすが主要幹線道路なので、車の量も多く、
ただ淡々と走ります。
でも、初めて走る道、初めて走る街なので、それでも充分に楽しい。
新庄市街地に入ると、お店の数も増えてきて、ちょっと早めの昼食を。

なんか、とってもカレーが食べたかったので。
再び国道13号を南下して目指したのは、舟形町の猿羽根峠。
ここから最上川の蛇行が見えるらしい!
国道のトンネル手前を左に入っていくとあるらしい、ということで行きつく所まで行ってみると。。。

こんな建物があって、特に展望台らしい場所はない。
でも、確かに景色は良さそう。
で、写真を撮っていたら、建物からおばさんの呼ぶ声が。
写真を撮るなら、こちらにいらっしゃい~!
おぉ、それはありがたい!
ということで、おばさんに導かれて、建物の二階から写真を撮らせてもらいました。


写真のフレームには納まりきれませんが、月山をバックに、田園地帯を流れる最上川は素晴らしい!
この建物は、舟形町の農林漁業体験実習館という施設で、
宿泊も可能です。いろんな団体さんが利用しているそうです。
おばさんにお礼を言って建物を出たあとは、
おばさんお薦めの「若あゆ温泉」へ行ってみました。

ほら、若あゆのモニュメントが!

温泉は、350円にもかかわらず、眺望抜群の露天風呂もある美人の湯!
冷えた体を温め、また体の垢を落とさせてもらいました~。
それから向ったのは、最上川下り。
国道13号を離れ、最上川を渡ります。

味のある鉄橋ですね~。

ここからは、県道30号で最上川沿いを下っていきます。

この辺りからは、国道47号になって、最上川の周囲も平地から谷へ変わっていきます。

ここがいわゆる最上峡。雄大な最上川を感じさせます。

しかし、国道47号は交通量も多いのですが、最上川が展望できるような場所がない。

やむなく、このように路肩に停車しての撮影となりました。
こういうところは、バイクならではですね。

さて、引き上げようと思ったら船がやってくるではありませんか!
船があったほうが絵になるので、再びパチリ。

こちらから手を振ってみると、みなさん手を振り返して下さいました!

川面に船の波が刻まれて、なかなかいいですねー。
さて、最上川が庄内平野に出てきた所で、進路変更。
県道45号を南下します。

目指したのは月山8合目。田園地帯を快走します。
が、県道211号に変わってから暫くして、道は狭く、深い森の中に・・・

くねくねを際限なく繰り返していくと、

グングン標高を上げていきます。それにしても道が狭い!
車同士の離合も大変なほど。

そして、7合目を過ぎるとかなりの高度に。

到着した終点の駐車場です。
あんな狭い道だったのに、かなりの車の量。
しかも、大型バスまで何台もいるじゃないですか!

あの細い道を、大型バスが走って来たなんて信じられん・・・。

上空の雲がイマイチですが、月山八合目からの眺めは素晴らしい。

周囲は深い緑で覆われていて、さすが霊山で有名な月山です。

いちおう、これが証拠写真。

写真を十分撮り終えたら、そそくさとまた下山。
大型バスが走り出しそうでしたので。。。
そのまま羽黒山方面に下山し、庄内平野へ。

ここから広域農道の県道44号を南へ走り、こんどは国道112号へ。

大きなダムが見えてきました。月山ダムです。
このルートは月山の南側を走る、「月山道路」で、途中は高規格道路として高速道路のような道です。

が、思いのほか交通量が多く、ペースもゆっくりめ。
また、展望台や駐車場もないので、淡々と走るだけでした。

さて、もう夕方近くとなり、この日の宿はと言いますと、
この月山道路が終わって、西川町に入った所にある大沼キャンプ場です。
このキャンプ場は無料キャンプ場なのですが、到着してみると無料とは思えないほどの良い環境~。

感じのよい林の中に、炊事場、トイレなど必要な施設があります。
この日は、私の他には誰もおらず、貸し切り状態~。

この日の晩御飯は、サバ味噌。

途中で仕入れた月山ワインを堪能。
地図を見ながら飲むワインは最高ですね!
(つづく)