お釜を後にしたあとは、蔵王エコーラインで山形県に入ります。
途中、県道53号の分岐に入り、目指したのは蔵王温泉。
ここは22歳の時にスキーで来たことがありましたが、それ以来。
蔵王温泉街を走りながら、日帰り温泉の看板をあちこちに見ます。
さすが蔵王温泉。温泉街のあちこちから湯けむりと、硫黄の香り。

そして行きついたのがこちら。
右を向いても左を向いても、雰囲気のある温泉宿ですが、
狙ったのは公衆浴場「上湯」。

箱に200円のお代を入れて入る温泉です!でも、建物は立派!

運よく、誰もおらず、お風呂の中で記念撮影~。
硫黄の香りが漂う、温泉らしい温泉でした。
私、田舎でしょっちゅう入っていた温泉が硫黄の香りの温泉だったので、
温泉と言えば硫黄の香り、というのが染み付いているのです。
ですが、この温泉、飲んでみてビックリ!
なんと、酸っぱいのです。
炭酸と言うよりもレモン系?の酸っぱさと言うべきか。
この味は初めてでした。
ちなみに、ここは当然、源泉かけ流しです。
冷えた体が温泉で充分に暖まった後、県道21号で山形盆地へ下ります。

田んぼが広がる景色はなかなかの絶景でしたが、進行方向に黒い雲と、雨が!
このあと、月山方面もしくは最上川沿いに北上しようと思っていたのですが、
ちょうどそちらの方から雨雲がやって来る。
雨雲レーダーで確認すると、まさにこちらに向かっているようでした。
急遽作戦変更!ということで、国道13号を南下する事にしました。
さすが幹線道路の国道13号、道は立派。
ビックリしたのが、途中、超高層マンションが、でーんとそびえていたこと。
周囲に高い建物など無く、どちらかというと田園風景なのですが、
そこに、たぶん八王子でもないぐらいの超高層マンションがありまして、驚きでした。

さて、国道13号を南下し、南陽市まで来たところで、作戦検討と昼飯のためにスーパーに立ち寄りました。
そしてスーパーの休憩コーナーで昼飯を食べていると、
あれよあれよと言う間に大雨が降ってきまして、
雨宿りに立ち寄るライダー続出。(笑)
しかし、その雨も暫くすると止んで、再び出発。

走りだした直後は、御覧の通りびしょびしょ。

でも、すぐにカラッと晴天になりました。
さて、ルートは南陽市から国道113号に入り、西へ向います。
そのまま国道113号越後街道で新潟へ!

新潟に入ってすぐの関川の道の駅にて。
そして、ツーリングマップルお薦めの国道290号に入ると北上します。
村上を経由して、今度は国道345号でシーサイドツーリング。
新潟県でもこの辺りは、全くの未踏地なので、新鮮~。
日本海沿岸のシーサイドルートをクルージング。

ただ、若干車が多くてペースも遅かったのが残念。

海岸沿いとトンネルを繰り返すルートですが、こういうのって好きですね~。

途中、笹川流れという景勝地もあって、景色もヨシ!

遠くの粟島もはっきり見えました。
シーサイドラインは、国道345号から国道7号にかわります。
そろそろこの辺りから野営地探し。
この日は天気も良いし、日本海に沈む夕日を是非とも見たい!という思惑。
今まで、日本海沿岸でのツーリングって晴れたことがなくて、夕陽を拝めたことがないのですよ。
しかし、なかなか良さそうな場所がなく、そのまま庄内平野に出てしまいました。
でも諦めきれずに、国道112号に入っても野営地を探し、
ようやく庄内海岸のとある場所で、野営できそうな場所を見つけました。

このとき、もうだいぶ陽が落ちていたので、急いで幕営。

さっそくカンパーイ!といきながら、
ショーをたっぷり堪能しました。。。








水平線に太陽が沈むところって、なかなか撮れないので、感動でした~。
この日は、夜も満天の星空が堪能できました。

でも、それでも夜中に通り雨に遭いましたが。(笑)
ということで、2日目は、太平洋沿岸から東北を横断し、日本海沿岸というコースでした。

(つづく)