紀伊半島ツーリング(8) | タケシのありのまま日記

タケシのありのまま日記

旧名から変更しました。

国道169を暫く走ると、国道311との分岐点に差し掛かりました。
 
ここだ!
 
そう。この場所に来たかったのです。
 
紀伊半島に来る前から楽しみにしていた景色。
 
そのため、国道から脇道に逸れ、分岐点近くの高台に上ってみました。
 
その景色はこれ。
 
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熊野川の支流、北山川の流れです。
 
北山川は、この地点でぐるっとUターンしていて、
 
深い谷を刻む川の美しさが際立つ場所です。
 
このU字の景色が見たかったのです。
 
さすがにフレームに納まりきらないですね!
 
前日までの雨で、川の水は濁っていましたが、新緑の緑と青空の青とのコントラストが素晴らしい~
 
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暫く景色を楽しんだ後、ちょっと早めでしたが、お昼ご飯にしました。
 
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お昼ごはんは、途中のコンビニで売っていた、
 
地元ならではのお寿司。
 
サンマのお寿司と、ゴボウなどが入った
 
海苔巻きです。
 
紀伊半島の山奥でサンマってのも凄いです
 
よね。
 
そういえば、吉野のほうでも柿の葉寿司など
 
ありますね。
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やっぱりお酢が利いてました。でも美味しか
 
った~。
 
こんな崖の上でしたが、やっぱり良い景色
 
を眺めながらのメシは最高ですね!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

この高台から降りて、国道311に入ってすぐのところに、簡単な展望台?もありましたので、
 
そちらにも立ち寄りました。
 
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この景色は他のブログ等でも紹介されていた景色です。
 
高台からの景色も良かったですが、この川の近くからの景色もなかなかです。
 
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この展望台は、この看板が無ければ気が付かずに通り過ぎてしまうような場所でしたが、
 
この景色の素晴らしさからすると、ちょっと意外です。
 
もっと大きな展望台でも不思議じゃないですね。
 
ただ、この素朴な状態の方が、味があって良いですけどね。
 
国道311そのものが、この辺りは非常に狭い道路なので、道路が改良されたら変わるのかもしれません。
 
でも、道路が改良されたら、たぶん道路はトンネルを通るだろうから、国道からはこの景色が見られないかもね。
 
 

この場所を後にして、国道311を引き続き走ります。
 
国道は、北山川に別れを告げ、海のほうへ向かいます。
 
途中、2日前に通った部分も再びトレースしつつ、2日前は新宮方面に折れましたが、
 
今回はそのまま真っ直ぐ熊野市方面へ。
 
国道42号線に出ると海が見えます。
 
でも、ついさっきまで雨が降っていたようで、道路も濡れているし、
 
東の空は雲が多め。
 
でも、徐々に青空が広がってきているようでした。
 
最高~。
 
 
国道42を東に走っていると、花の窟神社という看板と駐車場のマークが見えました。
 
ちょうど休憩ポイントを探していたので、そこに滑り込みました。
 
この日は休日だったので、人や車もたくさん。
 
この駐車場の隣には、観光客向けの茶屋?があり、賑わっていました。
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それにしても、なんと立派な!
 
熊野古道の世界遺産登録で、
 
この場所も一気に観光地になったのでしょうね。
 
 
 
 
 
 
 
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この神社については全く知りませんで
 
したが(笑)
 
大きな岩が祭られているそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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参拝すると、ほんとだ!
 
フレームに納まらないほど
 
巨大な岩。
 
花崗岩でしょうか。
 
波に浸食されて、
 
滑らかな岩です。
 
 
 
 
 
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これも熊野信仰の一つみたいですが、
 
そういえば、熊野信仰って、
 
全く何も知らないことに気が付きました。
 
(笑)
 
少しは勉強してくれば良かった。
 
 
 
 
 
 
だいぶ走って疲れも溜まっていたので、休憩所のベンチを探し、そこで横になって暫く昼寝タイム。
 
気が付けば、ちょっと離れたベンチでも、同じようにライダーが昼寝中。ぐぅぐぅ
 
皆同じですね~。
 

さて、また元気を取り戻したところで、再び国道42を東に向かいます。
 
いよいよ明日が最終日。
 
明日、一気に東京まで帰ることを考えると、今日のうちにある程度、東に移動しておいたほうが良い、
 
ということで、この日の宿泊地は尾鷲近辺に狙いを定めました。
 
海沿いから内陸に入ってしまう国道42は止めて、
 
海沿いの国道311を走ります。
 
昔、ここを走ったときは、たしか国道42を走ったはずですねー。
 
国道311は、改良された広い道と昔ながらの狭い道が交互に現れる道路でした。
 
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右手に熊野灘の青い海を見
 
ながらの走行は気持ちいい!
 
 
この辺りに来ると、
 
それまでの砂浜の単調な
 
海岸から、典型的なリアス
 
式海岸になります。
 
 
 
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砂浜も良いですが、景色に変化の
 
あるリアス式海岸も好きです。
 
走る上でも適度なコーナーが連なっ
 
ていて、ちょうどよいワインディング
 
ロードでした。
 
 
 
 
 
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ここは朝日の絶景ポイントらしいです。
 
うーん、ここで野宿して、朝日を待つか!?
 
と一瞬思いましたが、
 
先に行きます。
 
 
 
 
 

尾鷲市街地に入ると、それまでののどかな風景が一変して、道も片側2車線になり、街中になりました。
 
大きなスーパーがありましたので、そこで今日の買出し。
 
そして宿泊地の作戦会議です。
 
この日は順調に来ていましたので、まだこの時点で午後3時ぐらい。
 
宿泊地を遠くにすることも出来ます。
 
しかし、この日のテーマは「ゆっくり温泉+野営」に決定!
 
なので早めに野営地を決め、ゆっくり温泉に入り、ゆっくり晩御飯を食べよう!ということで、
 
比較的近場を探しました。
 
温泉と野営地のセットはなかなか難易度が高いのですが、
 
紀伊半島は温泉が多いので助かります。
 
温泉さえ決まれば、海岸沿いですので野営地はなんとかなります。
 
そこで地図を探したところ、紀北町にある「きいながしま古里温泉」に決定!
 
地図に載っていた「美人の湯」というフレーズに惹かれました。(笑)
 

紀北町は尾鷲市のすぐ隣で、国道42を走ってすぐです。
 
看板に従い、まず温泉に到着。
 
その場所を確認したあと、今度は野営地を探します。
 
この近くに2箇所海水浴場があるので、そこが候補。
 
1箇所は、開けていて割りと大きな海水浴場でした。
 
そして何組か車のキャンパーもいましたので、ちょっとパス。
 
もう一箇所に行ってみると、こじんまりとした海水浴場で、少し寂しい感じ。イメージ 15
 
いい感じです。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ただ、テントを張るのに丁度良い芝生
 
がなく、テント設営が可能なのは駐車場
 
の脇ぐらい。
 
また、そこは海が全く見えないので
 
ロケーションも良くありません。
 
でも、他を探すのも面倒だったので、
 
決めちゃいました。
 
そうと決めたら、もう安心です。
 
今日の寝る場所が決まったわけですから。
 
ということで、温泉へGO。
 
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この温泉は、噂どおりヌルヌルして
 
お肌に良さそう。かすかに硫黄の香りもして、
 
温泉の雰囲気バッチリでした。
 
この辺りでは夏みかんが名産みたいで、
 
温泉の隣の売店で売ってました。
 
そこで1個だけ買いました。
 
 
 
 
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さっぱりした後、再び野営地の海水浴場へ。
 
まだ明るいので、海で遊んでいる子供たち
 
もたくさんいました。
 
駐車場の隅っこにバイクを停め、
 
荷物を降ろし、ふぅ~っと一息。
 
 
 
 
 
 
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お風呂に入った直後ですので、
 
まずはビールで乾杯!
 
まだ夕方の5時半ぐらいでしたが、
 
明るいうちから風呂に入ってビールを飲む
 
のは最高ですね!
 
 
 
 
 
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こちら、駐車場。
 
端っこに停めて、バイクとベンチの間の狭い
 
緑地が予定地です。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
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海水浴場と駐車場の間の休憩所です。
 
晩御飯はここで♪
 
 
一通り食べるものを食べ終わったので、
 
そこでテントの設営。
 
さきほどの、駐車場脇の狭い草地にテント
 
を張りました。
 
このコンパクトなテントが、ギリギリの幅でしたので、かなり狭い場所です。(笑)
 
でも寝心地のよい草地なので、満足。
 
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ところで、そうこうしているとき、
 
一台の1ボックス車が駐車場
 
にやってきました。
 
なんだろう?と思っていると、
 
少し離れたところに車が停まり、
 
そこから子供二人を連れた夫
 
婦が降りてきました。
 
こんな誰もいない海水浴場に、
 
こんな時間になんだろう?と思っていると、
 
少し離れたところに車が停まり、そこから子供二人を連れた夫婦が降りてきました。
 
車からテーブルや椅子を下ろしています。
 
どうやら、あちらもここで野営するらしい。
 
へぇ~、こんな家族もいるんだね~。
 
うちの家族だったら、絶対に無いな。(笑)
 
 
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晩御飯も食べ終わったので、
 
暗くなるまで暫く砂浜の散歩。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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靴を脱いで、海水に足をつけます。
 
海にきたら、これをやらねば!
 
足だけでも、海水浴は、最高の癒しですね。
 
 

ところで、この海水浴場の近くに、
 
立派なオートキャンプ場があったのですが、
 
そこからバーベキューの香りが凄い凄い!
 
良い匂いと言えば良い匂いなのですが、ここまで強烈だと、ちょっと嫌かも。

この日は、夜8時には寝ました。
 
なんて健康的な。
つづく