鳥羽を起点とした今回のルート図です。
さて、鳥羽に到着したところから続きます。
鳥羽港に降り立ったのは14:00。
ここに来たのは21年ぶり、通算3回目です。
前回は大学生の頃、北海道から東京を経由して実家の鹿児島までツーリングした時。
あの時も渥美半島から伊勢湾を渡って鳥羽に来て、
そしてそこから志摩半島をぐるっと回って、紀伊半島を海岸沿いに走りました。
もう、ほとんど記憶も残っていませんでしたが、
港を出たところの国道の雰囲気は、なんとなく覚えてたなぁ。
国道から伊勢市方面に向かう県道に入り、向かったのは伊勢神宮。
伊勢神宮は、外宮と内宮の二つがあって、外宮からお参りするのが慣わしなので、まず外宮へ。

この外宮、実は22年前に一度来たことがあります。
あの時は、鳥羽の港から鈴鹿サーキットに向かう途中で立ち寄りました。

もう全然覚えてないと思ったら、
外宮の駐車場を見て、記憶が蘇りまし
たね~。
まだ、あの頃は20歳そこそこの、
ピチピチのギャル・・・
じゃなくて若造でした。
あの頃とは全く違う心境で、
外宮をお参りすることが出来ました。

癒されます。

やっぱり、
若造にはわからんだろうなぁ~。
外宮でのお参りが終わった頃、
ついに雨が降り出しました。
最初ポツポツだったのが、
徐々に本降りに。
覚悟を決めてレインウェアで固めます。
再びバイクに跨り、次は内宮へ。
外宮と内宮は、距離も僅かで、10分ぐらいです。
が、走り出してすぐに、雨は土砂降りになりました。

おぉ~、伊勢神宮が歓迎してくれているのか!?
内宮に到着すると、駐車場は長蛇の列。
そこに並ぼうとすると、係りの人が来て、「バイクは、もっと先まで行けるよ!」と。
それに従って進入禁止の看板を見てみると「二輪を除く」とある。ラッキー!
そのまま先に進み、内宮の鳥居の前の駐輪場に停めることが出来ました。

しかも、ここは無料。
さっきの駐車場は有料でした。
バイクでよかった!!
と思う瞬間ですね。
まっ、ほとんどいつもバイクで
よかった!って思ってますけどね。(笑)

外宮とは全く違いますね。
鳥居の先にある、五十鈴川が、
また素晴らしい。
川と言えば、自然の雄大さを感じることが

多いですが、
この五十鈴川は、それとは全く違う神聖さ
を感じさせます。
そして川の向こうに、また厳かな雰囲気の杜が広がっています。

やっぱり、こういう神聖な場所は、
一人で静かに訪ねるのがいいですね。
大勢で来ると、
そこまでの感動は得られないような気が
します。

伊勢神宮の参拝を全て済ませると、今度は一路、西に向かいます。
紀伊半島の山奥に入っていくわけです。
が、既に時間は16:00過ぎ。
寝床探しも兼ねながらの移動です。
宮川沿いに、県道22号線、38号線を走り、
国道42号線を少しだけ走って、
国道368号線に入り、再び西へ。
今日の寝床は、川原かなぁ~。
でも、シトシト降り続ける雨の中、できれば川原は避けたい。
増水の危険性もありますが、
雨を凌ぐ場所があまり無いですし。
それに川原は、石ころが多くて寝心地が悪いという欠点もあり、いつも最後の手段となっています。
こんな時の候補は、道の駅です。
観光バスがたくさん止まるようなデカイ道の駅ではなく、
田舎の、こじんまりとした道の駅が狙い目。
人が少なく、隅っこを借りれる可能性が高い場所です。
そんな中で見つけたのが、茶倉駅。
立ち寄ってみると、国道から坂を上った高い位置にあり、

駐車場もコンパクトで、
車もほとんど停まっていない。
売店も営業しているけど、
もう帰り支度をしている雰囲気。


せんが、丘の上には屋根のある休憩所
もあります。

眼下には川(櫛田川)が流れ、
轟々と水の流れる音が。
対岸には公園らしきものがあり、
そこにはつり橋がかかっていました。

こちらの道の駅と、対岸の公園を結ぶ
つり橋です。
渡ってみると、けっこう立派な橋!

渡った先から見たところ。
つまり対岸側が道の駅になります。
よく、こんな断崖に作ったな~。
ちなみに、こちら側の公園らしきところですが、
キャンプ場でした。
まだ営業しておらず、誰もいませんでした。
いい感じのキャンプ場でした。

暗くなってきたので、
おもむろにテントを張りました。。。
ずっと雨が降り続いていましたので、
屋根があると大助かりです。
テントは1/3ほどしか屋根の下に入りません
でしたが、それでもこれだけの前室があれば、
言うことないです。

なんだか散らかってますが・・・
晩御飯タイムです。
雨も降っていましたし、私がここに到着して
から、この場所に来た人はゼロ。
駐車場には、何台か車が入ってきましたが、
トイレだけ借りて、さっさと出て行ってしま
いました。
なので心おきなく、この場所を使わせて
いただきました~。
いやはや、まったくありがたいことです。これだから、ローカル道の駅は捨てがたいですね!
ということで、この日は21時前には就寝。旅の夜は早いです。
つづく