'10信州耐寒ツーリング(4) | タケシのありのまま日記

タケシのありのまま日記

旧名から変更しました。

夜中、ふと目が覚めました。
 
今何時だろう・・・?シラー
 
時計を見ると、
 
午後10時。
 
え~、まだ寝てから1時間しか経ってない~。
 

こんな調子で、ウトウトしては目が覚めて、の繰り返し。
 
理由は、体が痛いのもあるけど、やっぱり・・・
 
寒い!
 
6枚も重ね着して、3シーズン用だけどシュラフを2枚重ねて、
 
そして背中と腰に3つのカイロを貼っていても、寒い!
 
シュラフから出るのが嫌で、暫く寒さと格闘していましたが、
 
寝ぼけた頭をリセットして、対策を考えました。
 
ん~、なんで寒いんだろう・・・
 
冷静になって考えてみると、
 
胸からお腹にかけて寒いのに気が付きました。
 
そういえば、背中にはカイロを入れてるけど、胸やお腹にはカイロがありません。
 
それだ・・・
 
意を決してシュラフから這い出し、
 
予備のカイロを取り出し、モミモミすること数分。
 
あ~・・・暖かい・・・ラブラブ!
 
胸やお腹にも貼って、再びシュラフに入ると、明らかに先ほどとは違います。
 
しまった・・・最初からこうすればよかった。
 
今度こそ、寝るぞ~!
 
再び眠りに落ちました。ぐぅぐぅ
(この時点で12:30頃)
 
 
再び目が覚めた時、まだ真っ暗。
 
恐る恐る時計を確認すると、
 
4:30 
 
う~ん、ちょっと早いけど、もう起きるか!
 
明かりをつけ、シュラフを畳み、着替えます。
 
そして朝ごはん。
 
お湯を沸かし、コーンスープを作ってすすります。
 
それと前の晩の余りの焼きジャガイモ。
 
ん~、冷えた焼きジャガイモはいまいち・・・。
 

そうこうしているうちに外が明るくなり始めます。
 
外は、霜で一面真っ白・・・。
 
テントも、
 
イメージ 1
 
バイクも、
 
イメージ 2
 
分厚い霜で覆われてました。
 
 
ほんとは、霜で濡れたテントを御日様で乾かしたいところですが、
 
でも両側を山に囲まれた谷合なので、なかなか御日様は出てこない。
 
霜を払いのけ、強引に畳んで収納。
 
 
イメージ 3

出発の頃、ようやく向かいの山肌に日が差し込むようになりました。
 
紅葉の色が鮮やかです。
 
一晩明かしたこの地にお礼を言って、出発したのが7:30。
 

さて、これだけの冷え込み。
 
怖いのは路面の凍結です。
 
前日、路面の濡れ具合を確認しておいたので、濡れている個所は分かっていました。
 
1か所、道路を湧水が横断している個所があり、そこは用心のためバイクを停止。
 
歩いて凍結状態を確認しました。
 
案の定、部分的に凍っていて、歩くだけで滑ります。
 
凍っていないところを選びながら、慎重に通過しました。
 

再び走り始めて、2~3分で、最初の目的地に到着。
 
昨日は通過した「分杭峠」です。
 
朝の早い時間、しかも平日ならば、来ている人もいないだろうってことで、
 
峠にバイクを止め、峠からの景色を楽しみました。
 
イメージ 4
 
そして、この峠から歩いて5分ぐらいのところにある湧水。
 
波動水と言われる奇跡の水?です。
 
前回は小さい500mlペットボトルしかなかったですが、
 
今回は3リットルの水タンクを持って行ってみると・・・
 
既に人がいました。
 
しかも、でっかいポリタンクや2リットルペットボトルを何十本も持った人たちが。
 
がーん!
 
これ、自分の順番が来るまで、いったい何分、いや、何時間かかるんだろう~。
 
と思っていると、
 
「お兄ちゃん、それだけかい?」シラー
 
と、水を汲んでいるおじさんが、私に話しかけました。
 
「えぇ、この水タンクだけです」
 
と言うと、
 
「じゃ、先に汲みなよ。待ってたら日が暮れるよ!」
 
と、有難いお言葉。
 
有難く、先に汲みさせて頂きました。
 
一瞬、諦めかけたので感謝感激です。
 
しかし、そのあとも人が来る来る。
 
恐るべし!分杭峠!
 
 
峠を後にし、R152から県道49に入ります。
 
ここから駒ヶ根市街地へ走り、伊那谷の真ん中に出てきました。
 
目の前には中央アルプスが、でん!とそびえます。
 
ここの人たちは、こんな素晴らしい景色を毎日見てるんだな~って羨ましく思いました。
 
R153ではなく平行する広域農道を北上し、伊那市方面に向かいます。
 
途中、農産物市場でリンゴを購入。リンゴ
 
そしてR361を西に曲がりました。
 
この先は、権兵衛トンネルです。
 
伊那谷と木曽谷を結ぶトンネルで、このお陰で木曽方面へのツーリングも楽になりました~。
 
イメージ 5
 
権兵衛トンネルまでの道は、ほとんど直線で、まるで北海道みたいな快適路でした。
 
長いトンネルも、あっというまに通過して、あっという間に木曽谷のR19へ。
 
木曽谷は、やっぱり谷が深いせいか、伊那谷より冷えます。
 
道端の温度計も、「現在、2度」という表示ばかりでした。
 
 
木曽福島でR19からR361に入ります。
 
目指すは開田高原方面です。
 
以前、2回ほど来たことがありましたが、開田高原って日本じゃないような雰囲気ですよね。
 
なんだかとても高原らしさを感じさせます。
 
イメージ 6
 
そして徐々に、御嶽山がチラチラと見え始めました。
 
さすが御嶽山。もう見事な冠雪です。
 
(つづく)