ミッチェル・メイ・モデル | タケシのありのまま日記

タケシのありのまま日記

旧名から変更しました。

本の紹介です。

「ミッチェル・メイ・モデル」
著者:ミッチェル・メイ
発行:VOICE

この本、ミッチェルさんについて、ちょこさんが以前紹介されていたの覚えていて、暫く前に本屋で見つけて購入したものです。

なぜ惹かれたのかというと、このミッチェルさんが、ビジネスの世界とスピリチュアリティの世界の価値観を融合し大成功した新しいタイプの経営者、だったからです。

普段仕事をしていると、スピリチュアリティと相反するような出来事が多いように感じ、その溝を埋めるヒントが何かあるのではないかと思ったのです。

この本は、ミッチェルさんにインタビューした形で書かれており、彼の半生から現在のビジネスの内容まで広く述べられていました。

経営者の視点なので、私のような普通の平社員の立場での「ビジネス」とは、ちょっと内容が異なるところはありましたが、でも新しい視点がいくつか得られて、とても参考になりました。

一部を紹介すると・・・


◇信じるだけで人を助けられる時がある
人間が誰かを信じるということは、不可能性を打ち破る「力」があります。<中略>
私たちの日常でも仕事でもことは同じです。子供を信じる、伴侶を、友人を信じるとき、私たちの人生は驚くべき変貌を遂げるに違いありません。また仕事の現場で、同僚を、ビジネスパートナーを信じる、お客様を信じることが出来た時、その会社に良好な変化が現れないことなどありません。

◇人間は、いつも世界と繋がっている
彼はあるところで、ヒーリングワークは個人と繋がる方法であり、ビジネスは世界と繋がる方法だと言っています。どちらも、とても重要な世界との関わり方です。また、個人的に他者に触れるときも、企業や社会的な団体を通じて世界に向けて活動する時も、人間はみな本質的な意味で「ヒーラー」になることを望まれている、というのが彼の信念です。

◇人間の交わりとは「エネルギー」を交換することである
<中略>多くの企業は目的がないまま成長し続けることが絶対的な義務だと信じています。何のための成長なのかを問うことなく、ただ膨張する未来を望むのは未成熟なだけでなく危険ですらあります。
ビジネスですら、その本質はお金という「見えるもの」と製品・サービスを交換することではなく、スピリチュアリティの「見えない」エネルギーを交換することです。

◇ビジネスとは、お客様と一緒に世界に貢献することである
貢献したい、人の役に立ちたいというのは、人間の本能なんだという考えがミッチェルのスピリチュアリティの底を流れています。<中略>
だからビジネスは、この根源的なテーマに率直に応えるべきではないか、これこそが、彼が世界に向けて問いかけている大きなテーマです。

◇よき「ヒーラー」の条件
<中略>
ビジネスは、自分にとってヒーリングの一形態なのだと言っています。<中略>すべてのビジネスに携わる者は「ヒーラー」になる可能性を秘めている、これは彼の動かない信念です。
まず、相手を受け入れ、持ち得るものすべての経験、知識、知恵を総動員して、その人に最適なヒーリングを選択できる者。また謙虚に自分の限界を認識し、他者の協力を仰げる者。それがよき「ヒーラー」なのです。


これらの言葉が印象に残りました。

ビジネスであっても、人と人との関係ということでは全く変らないのですよね。

よきビジネスマンは、よきヒーラーである、というのは凄く納得できました。