今朝の新聞で、トヨタがカイゼン活動の残業代を支払うことになったと出てました。
あのトヨタのカイゼン活動って、業務外での活動だったのですね!知らなかった。
トヨタのカイゼン活動といえば、トヨタの強さの秘密とも言われる「業務の無駄取り」に対する社員の取り組みで、世界中の会社に広まってますよね。「カイゼン」って世界の共通語らしいです。私の会社の業界でも倣っているところもあります。
新聞によれば、あくまでもカイゼン活動は社員の自主的な活動で、会社としては関与しないという姿勢だったようなのですが、昨今のサービス残業に対する注目度(先日もマックが槍玉に上がってましたね)もあってか、業務として認めて、残業代を支払うことになったそうです。
自主的な活動で始まったにせよ、これだけの規模でやっている以上もはやそれは建前に過ぎず、ほぼ強制的に実施されていたとか。その活動の負担が徐々に大きくなっていたようです。
うちの会社や業界でも、勤務時間後に「自主的に」勉強会を行うといったことがありましたけれども、それが半ば強制になったりすると、なんだかな~と思ってしまいます。
昔から、仕事の能力を高めるために勤務時間後や休日に自己啓発と称して勉学に励む姿は美しいとされています。私も昔はそう思っていました。
でも、今はちょっと。。。
自分が本当にやりたくてやっているなら良いのですが、自己啓発してないと会社での評価が下がるとか、そういったことでやるのは、やっぱり何か違うのではと思うのです。
それから遠慮している人も多すぎる気がします。
例えば、会社に夜9時まで残っている人がいて、でもその彼は会社には7時までしかいなかったと申告しています。なぜかというと、7時から9時は仕事上の勉強をしていたので、勤務時間に含めなかったのです。
この業界は時代の流れが速いため、日々学んでいかないとついていけない所があります。
なので、個人的には勉強だろうがなんだろうが仕事に関係していれば勤務時間として考えていいと思うのですが、どうも遠慮しているのですよね。
個々のケースで色々判断は分かれるところだと思いますが、とにかく働く側が納得できないようなサービス残業がなくなることを願います。