仕事での話です。
今日、部下のK君と話をしました。
彼は最近体調を崩しがちで、休む頻度が増えてきていました。そこで体調について話を聞くためです。
話を聞いたところ、思ったとおり精神的に参っているようでした。朝、起きれない、会社にいく気力が無い、という状態のようです。
彼は非常に真面目な性格で、勉強熱心です。それが災いして仕事を適当に済ますことができず、自分で自分を追い込んでしまっているようでした。
聞いたところ、やっぱり夜も良く眠れないようです。夜中に何度も目が覚めてしまうと。
特に気になったのは、「こうしなければ」「こうあらねば」という台詞が多かったこと。
先輩たちの期待にこたえるよう努力しなければ・・・という思いが伝わってきて、なんだか痛々しいほどでした。
私も彼と似たような思いをしてきたので、彼の受けているプレッシャーはよく分かります。(彼のほうがもっと真面目ですけどね)
しかも彼はまだ20台半ば。そんな若いのに、こんなに追い詰められて・・・と思うと、彼の助けになりたいと強く思いました。
しかしいきなりあれこれ言うと逆効果だと思ったので、まずはじっくり話を聞いて、そして彼の緊張を解くために、私の経験を少し伝えました。
そして、まだ専門医の診察を受けていなかったので、診察を受けるよう薦めました。
睡眠障害の場合は、薬の力を借りないと難しいと思ったからです。
しかし、彼を含めて身近で体調を崩している人が5~6人います。
全て精神的または神経症です。
心の病は深刻ですが、逆に言うと心の大切さを時代が訴えているようにも思います。