出生率低下に思う | タケシのありのまま日記

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旧名から変更しました。

出生率が1.25になっちゃいましたね。
ここまでくるとは。。。

急激な少子化は、やっぱり問題だと思います。
いびつな世代構成になってしまうと、バランスが悪くなりますし。

でも、年金や医療など社会保障費の将来の心配が騒がれていますが、それよりも、子供を育てにくい環境になってしまっていることが問題だと思います。子供を育てやすい環境ならば、こんなに出生率は下がらないでしょう。

そもそも子供を育てにくい社会って、とても人間にとって不健全だと思います。

例えば、子供を育てにくい理由の一つに、育児に関われる時間が取り難いことが挙げられます。
私も含めて子育て世代である30歳代は、仕事の上でも「働き盛り」として扱われます。
毎晩深夜まで残業や休日出勤している30歳代はたくさんいるでしょう。

私も数年前までは同じような感じでした。
朝早く家を出て、夜遅く帰る。
その間、カミさんはたった一人で子供と向き合っているわけです。
周りに両親や親戚がいるわけでもなく、また母乳しか飲まないので、他の人に預けるわけにもいきません。
そんな状況なので、カミさんは精神的に参ってしまい、いわゆる「育児うつ」のような状態になりました。

もちろん、私も出来る限り早く家に帰って、家にいる間は子供の世話をするか、家事をやっていました。
疲れて家に帰っても、今度は少しでもカミさんを楽にさせようと頑張りました。
そうするうち、睡眠時間はどんどん削られ、疲れは溜まる一方。
そして、ハルが産まれ、家を建てる事になり、仕事は相変わらず忙しい・・・という状況で、限界を感じました。
このままでは駄目だ。体も頭もおかしくなりそう。

今から思えば、結局なんだかんだと言って仕事を優先させていたと思います。
この仕事を終わらせてから帰ろう。。。ついついそうなってしまい、結局家庭のことは次になっていた気がします。
「一番大切なものは家族です。」
口で言うのは簡単ですが、それを実践している人はどれくらいいるでしょうか。

ある日読んだ本にこう書いてありました。
「会社では、あなたの代わりになる人はいくらでもいます。でも、自分の子供の父親はあなたしかいません。」

それまでは、「会社では、誰にも出来ないことをやろう。あなたが居ないと困るんです、と言われよう。」と考えていました。
確かに会社から必要とされることはいいことだと思います。やり甲斐もあります。
でも、もっと必要としている人がいるんですよね。家族が。

だんだん話が横道に反れて来ましたが、もう少し家族を大切にする心、「家族っていいな!」と思う心があれば、子供を持ちたいという気持ちに結びつくのではないでしょうか。
そして社会全体がそのような風潮になれば、少しは風向きが変わるような気がします。
勿論そのためには、国や企業がサービス残業や長時間労働を厳しく制限したり、色々な対策が必要です。

こんな偉そうなことを言ってますが、私自身もまだまだです。
家庭と仕事のバランスをどの辺にとるか、悩んでいます。仕事はお金を稼ぐためだけと割り切ることもできません。やり甲斐のない仕事ほど辛いものは無いので。

最後に・・・

最近、ヒナとハルと平日に晩御飯一緒に食べられないよ!
みんな早く帰ろうよ!
そこの某一流企業の××さん!そんなに毎日毎日朝から晩まで電話&メールしてこないでください!
うちは24時間営業じゃありません!